育児・介護休業法が施行されたのが1992年。2022年に厚生労働省が発表した育休取得率は、女性が85.1％に対し、男性は13.97％。制度が違うので単純な比較はできませんが、ノルウェーの男性育休取得率は90%、スウェーデンは88.3%（10年前の時点）だそうです。

ドラマに育休の男性が登場するのはいつ頃か。こういう所はやはりＮＨＫが先進的で、「テレビドラマデータベース」によると、2002年に『中学生日記　パパの育児休暇』が放送されています。2021年にはWOWOWで『男コピーライター、育休をとる。』が放送。まだ少数派として描かれていたようです。

そんな育休ドラマ『育休刑事』が、4月18日からＮＨＫ火曜ドラマ枠でスタート。主演は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼家役を熱演した金子大地さん。共演に北乃きい・前田敦子・鶴見辰吾・武田玲奈・きづき・ソニン（敬称略）。似鳥鶏さんの小説原作で、脚本は『チャンネルはそのまま！』の森ハヤシさんの他、三浦希紗さんと久保裕章さん。

育児休業中の刑事・秋月春風（金子さん）が、ある日、法医学者の姉・涼子（前田さん）と生後４か月の息子・蓮くんの３人でお出かけ中に、強盗事件の人質になってしまう。“赤ちゃんの育児中”だからこそ気付いたヒントをもとに、事件を解決していくコメディテイストのホームドラマ＆ミステリー。

今期の不倫ドラマ『わたしの夫はーあの娘の恋人ー』では、毎回最後に不倫関連の具体的なデーターが示されます。「セックスレス夫婦の割合51.9％」「パートナー以外にセックスをする相手がいる割合20.5％」「不倫が配偶者にバレる確率21.5％」…これらの数字を多いと感じるか少ないと感じるか。

近年、「セックスレス」夫婦設定のドラマをよく見ますが、古くはいつ頃からか。これまた「テレビドラマデータベース」で調べますと、2002年に『婚外恋愛』という作品がありました。主演は『舞いあがれ！』の永作博美さんで、その夫役はブレイク前の堺雅人さん。脚本は『ラブジェネレーション』や『神様、もう少しだけ』など、絶好調な頃の浅野妙子さん。

そんなセックスレス設定のドラマ『あなたがしてくれなくても』が、4月13日から放送されます。主演は『ファーストペンギン！』の奈緒さん。共演に永山瑛太さん、岩田剛典さん、田中みな実さん。

ハルノ晴さんの漫画原作で、脚本は『SUITS/スーツ2』の市川貴幸さんと、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のおかざきさとこさんと、黒田狭さん。演出は『昼顔～平日午後3時の恋人たち～』の西谷弘監督。

吉野みち（奈緒さん）と陽一（永山さん）、新名誠（岩田さん）と楓（田中さん）という、傍から見たら幸せそうな2組の夫婦の、押さえ込んでいた本音があふれた時、夫婦の均衡は瞬く間に崩れ、彼らの関係は複雑にもつれていくことになる、30代男女の危ういラブアフェア。

最後は続編情報。朝ドラ『舞いあがれ！』の熱演も記憶に新しい横山裕さん主演の『帰ってきたぞよ！コタローは1人暮らし』が、4月期に放送されます。コタロー役の川原瑛都さんも続投。津村マミさんの漫画原作で、脚本は前作に引き続き『のだめカンタービレ』の衛藤凛さん。

自堕落な日々を送っていた売れない漫画家・狩野（横山さん）。ある日突然、隣の部屋に引っ越してきた訳アリな1人暮らしの5歳児・さとうコタロー（川原さん）との衝撃的な出会い。そんなコタローが、続編では小学校に入学。コタローが抱える問題にも、1つの答えが出されることになる。

余談：まだ記事にしていない新ドラマ情報が現時点でも8作品。なかなか追いつけない…。