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ドラマ日記『いいね!光源氏くん2』(最終回)


平安時代から現代にタイムスリップした光源氏(千葉雄大さん)とOL・沙織(伊藤沙莉さん)のラブコメディ続編『いいね!光源氏くん し~ずん2』最終回。あるか、ないかと思わせての不意打ちキスのハッピーエンド。

沙織たちの予想は外れ、紫先生(壇蜜さん)は紫の上(紺野彩夏さん)ではなかった。唖然とする光と沙織だったが、紫先生は、光の行く末に明るい情報をもたらしてくれる。その内容に安堵する光だったが、沙織は浮かない表情に。

紫先生は、2年前に現代にやってきた紫式部で、手慰みに書いた今様「源氏物語」が現実化して、光たちが今の時代に現れたということが判明。しかも、現代と物語の世界に光が2人いるらしいとわかるのですが、沙織は素直になれなくて…という序盤。壇蜜さんが、なかなか好演していました。

沙織の妹・詩織(入山杏奈さん)が一芝居打って、沙織と一条(一ノ瀬颯さん)の結婚式に光を乱入させるも、それは会社の撮影用で…という映画『卒業』的展開からの、初めての手つなぎ。

現代に生きることにした光でしたが、「立派な現代人になるための8か条」はなかなか守れそうにもなく。ラストシーンは、キス待ち顔を一瞬笑った光に、「今笑ったでしょう!?」と突っ込む沙織への不意打ちキス。そして、「いと、をかし」。

中将(桐山漣)の断髪式や、夢か物語なのか、平安の世で幸せそうな光源氏と紫の上を見守る、もう一人の光のシーンもしみじみとよかったなあ。このシリーズ、連ドラはもう難しいのでしょうが、SPドラマのワンチャンスを期待。

余談。ラジオ番組『らじるラボ』の6月28日放送に、朝ドラ『おかえりモネ』でヒロインの父親役を演じた内野聖陽さんがゲスト出演。朝ドラ秘話はもちろん、出世作『ふたりっこ』や大河ドラマ『真田丸』、『きのう何食べた?』についてもたっぷり語ってくれています。聞き逃し聴取可能です。





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