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ドラマ日記『だが、情熱はある』&『ガチ恋粘着獣』(初回)

オードリー若林正恭さんと南海キャンディーズ山里亮太さんの面白すぎる人生をドラマ化! 嫉妬、劣等感、自意識過剰に人見知り…。そんな負の感情を燃料にしてきたふたりの笑いと涙、切なくて、そして勇気が出る実話『だが、情熱はある』の初回。

オードリー・若林正恭(髙橋海人さん)と南海キャンディーズ・山里亮太(森本慎太郎さん)によるユニット『たりないふたり』は、人気絶頂の中、解散ライブを始めようとしていた。そのずっと前、プロデューサー・島(薬師丸ひろ子さん)に居酒屋で引き合わされた2人だが、その初対面は最悪。

現代パートと過去回想パートで描かれた初回。若林さんと山里さんの人格形成がどのような家庭環境で生み出されたかの幼少期と、いかにして芸人を目指すことになったかを描く高校時代、若林編と山里編が交互に写しだ出される構成。

森本さんはビジュアル的にも山里さんに寄せていて、今まで見た作品の中ではベストアクト。髙橋さんは外見的には若林さんと真逆ですが、話し方などで工夫しているようでした。

若林さんの父親役の光石研さんや薬師丸さんはさすがで、ドラマのクオリティーが底上げされる印象。山里さんの母親役のヒコロヒーさんや、春日役の戸塚純貴さんもとてもよかった。

脚本家の今井太郎さんという名前に馴染みはなかったのですが、『ZIP!』内ドラマ「泳げ!ニシキゴイ」を手掛けていたようです。なかなか手慣れた感じがしました。作品自体が全体的に丁寧に作られている感。

「コズミック」のメンバー・スバルにガチ恋している雛姫(香音さん)と、ガチ恋勢を軽蔑し、迷惑をかけない本当のファンでいることを誓う琴乃(石井杏奈さん)の、推しへの暴走する恋心を描いた衝撃のラブストーリー『ガチ恋粘着獣』の初回。

女子大生の雛姫には、誰にも言えない秘密があった。それは、スバル(井上想良さん)、コスモ(山下幸輝さん)、ギンガ(松本大輝さん)の3人組動画配信グループ・「コズミック」のメンバー・スバルにガチ恋していること。

冒頭、配信グループ3人が謝罪するシーンからスタート。なぜそんなことになってしまったのか、数カ月前に遡る形で描かれ始めました。

香音さんと石井さんのW主演となっている本作ですが、一部と二部に分かれているようで、初回に石井さんは登場せず。配信グループのメンバーにガチ恋勢の女子大生が、投げ銭合戦でヒートアップする様子を、野々村真さんの娘でもある香音さんが、狂気すら感じる表情で熱演。

最初の謝罪に絡んでくるのでしょうが、雛姫にスバルから直接DMが届き、二人は会うことに。有頂天になった雛姫でしたが、スバルの目的はもちろん体。ホテルに連れて行かれるも、雛姫は躊躇してしまい…。

後悔と他のファンへの嫉妬が入り混じり、もう一度チャンスが欲しいとスバルに連絡する雛姫。スバルはあっさりOKし、再びホテルに向かうのですが、雛姫の独占欲が暴走を始め…。

ホストに入れあげた素人女性が、風俗で働いて男に貢ぐにも似て。「推し活」なんてことが、『あさイチ』なんかでも度々推奨されてますが、なかなか難しいものですね。


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