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誰もが天上の星空を見上げるだけの夜を過ごしたいはずだ。

PS4の新しいテーマが発表された。PlayStation Plusというネットワークを使うための月額サービスでは、毎月、あるいは隔月ぐらいでテーマが配信されている。

テーマというのはPS4を起動したあとのメニュー画面で、このメニュー画面を通ってPS4の各ゲームにアクセスすることになる。このテーマ、たぶん多くのプレイヤーは標準のままだろうけれど、僕は定期的に配信される夜空のテーマが好きだ。

そして、今回新しくこのテーマが配信された。

ほかにも、

など、夜空をモチーフにしたテーマはしばしば配信されるのは、それだけ人気があるからなのだろう。

いま画像は見つからなかったのだけれど、20年ぐらいまえだったか永作博美さんがMCを努める「星に願いを」というトーク番組があった。トークそれじたいはかわいいだけで何も記憶に残っていないけれど、その舞台美術は信じられないほど美しく、天上の円座に腰掛けた二人が、雲とうっすらと夜光をまき散らす小さな街、それと満天の星空を背景にして楽しそうにおしゃべりをするのだった。

永作さんは上品でお茶目で、トークもいまの芸人たちの品のない「笑い」と違って美しく、それが舞台美術のうつくしく安穏とした世界とマッチしていた、と思う。いま見つからないのが残念だし、あれ以降もあれからも、その番組ほお美しい背景を見たことがない。

こういうのを見る度に、人は夜空を見上げて生きていきたい生き物なのだと思う。人は朝に起きて夜に寝るものだと思われているけれど、ずっと昔から夜空を見上げて来たんだろうと思う。

Twitterで見かけたtweetで、コンサルと話したら「100億円もらえたらやりたいことってなんですか? あなたのやりたいことはそれです!」といわれて「猫をなでていちにち暮らしたい」って答えた話をみかけた。すごくよく分かる。猫をなでたり、釣りをしたり・・・・・・。僕は星だ。美しい天界の星を見上げて過ごしていたい。

都会には夜空がない。夜空を見上げなくなってどれほどの時間が過ぎてしまったのかすら思い出せない。だからこそ、憧れと希望を抱いて、PS4のテーマをDLした。

美しい夜空に乾杯。


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