5年後に消える仕事云々。

電話交換手という仕事があった。これは当然いまはなくなってしまったけれど、当時はこれか、タイピストになれればとても多くのお金がもらえたのだという本を読んだことがある。

最近どこをみても5年後に消える仕事に就かないように、といった警告なのかあおりなのかよくわからない記事に出会う。五年後にこの会社は倒産しますから、潰れるのでもういないでください。というのは実にわかりやすい。たとえば「竹籠」を作っていた会社はそういうケースだったと記憶する。今やだれも竹籠など買わないし使わない。藤や竹を加工する技術は、前近代、あるいは近代のある時期まで生存に必須・・・・・・であり、資金を稼ぐ手立てだったというわけだ。

五年前からみて、いま何の仕事が消えたのかわからない。しかし、タイピストはいなくなってもキーボードを打つ能力はまだ多くの人に必要とされ続けている。電話交換手はいなくなったがサポートセンターの電話やさんは必要とされ続けている。竹籠はだれも編まなくなり、機械が無愛想なポリエステルを掃出すようになった。

まあ、未来はよくわかんないねってだけの話だ。

あー、やっぱり何か書くために書くノートはだめだな-。

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