博論出しました。

博士論文を提出しました。以前出したのは下読み用で、書き上がったのものをちゃんと出したのは今日です。

600枚近い紙を出力するだけで大変でしたが、まだもらえるかどうかわかりません。

卒論とか、修士論文の時にはドキドキするような、やりきったような気持ちがありましたが、いまはただとても空しい気持ちです。

何について書いたかって? なんと実は「和歌」です。百人一首とか、そういうのですね。その中でももっとマニアックな「歌学」というジャンルがあります。いまでいうサブカル学みたいなもんです。

そういう「歌学」について書きました。七年がかりで書いても20万字しか書けませんでした。

博士論文を延々かかって出して、ああ、僕は勉強が好きなわけでも知識欲があるわけでもないんだろうなって思いました。ただただ、憎かった。何がなのかわからないけれど、憎しみや苦しみだけで突き進んできたのがこのむなしさなのだと思って悲しくなりました。

ただ、「憎しみで書く」っていうことの感覚を得るまでに30年ぐらいかかっちゃうんですよ。人は。楽しさとか、欲動とか、何もかも尽き果てた後に、本当の原動力だけがわかるんですよ。

人文系の大学院なんていくもんじゃないです。才能がないって知るまでながんです。仕事ないですし。

あ。愚痴っぽくなりそう(^o^)

ということで、仕事くださ~い。高給がほしいでーす。なのでした。

おしまい。



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