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競技者のディテールとは

皆様、ご機嫌いかがでしょうか?

今年の秋は、独特の柔らかな気候を感じることができず、

すでに冬が到来し、歳末に向けて慌ただしくなりました。

周囲がバタバタしている雰囲気に飲まれることなく、

各々のペースで落ち着いて活動したいものです。

本日は、”競技者のディテール”について綴ります。

昨日、偶々野球界の関係者と話す機会がありました。

その中の話題に、”守備”について議論になりました。

守備の中でも、内野手の巧さとそうでないのは何なのか?

その差は、ディテールまで徹底しているかどうかです。

北海道日本ハムファイターズに中島卓也という選手がいます。

ファイターズの顔の存在で、実力・人気とも一流です。

中島選手は、球界トップクラスの巧みの守備で、チームに貢献しております。

2019年シーズンの守備率は、.993で12球団トップでエラーはわずか3つでした。

中島選手は、遊撃手というハードワークを要求されるポジションで

高いレベルの数値を残しております。

その要因が、ディテールまで徹底なのです。

ディテールの徹底とは、試合・本番前の準備です。

中島選手の試合前の守備に対する準備は、ひとつ一つ丁寧です。

キャッチボールは、体の動きだけでなく、手足の指先まで感覚を研ぎ澄ませ

相手が捕球しやすいボールを投げます。

その準備が正確無比のスローイングを産んでおります。

そのほか、ゴロの捕球体勢の確認を丁寧に時間をかけて行い

グローブの位置や腰の落とし具合、足の爪先まで確認しております。

飛球に関しても、ショート付近でご自身で落下付近をイメージしながら

走っている光景を見ます。

「そんなこと、いつもやっている」という声も聞かれます。

確かに”やって”はいるでしょう。

しかしながら、エラーの多い選手は、ディテールの徹底がなされず

ただ表面上や形だけの準備となっております。

つまり、雑なのです。

野球に限らず、一流と言われる競技者の共通点は、”丁寧”さです。

つまりディテールです。

中島選手は、打撃が今一歩と言われる中、1億円プレイヤーであるのは

”丁寧”つまり、ディテールを徹底している所以です。

何時も変わらぬ姿勢で、ディテールを徹底しているのは、

積小為大─”小さい事を丁寧に積み重ねが、大きな事を成し遂げる原動力”

転じて、「小さい事を疎かにすると、大事を為すことは出来ない」とする

農政家・二宮尊徳の遺訓です。

競技者そして指導者の皆さん、今一度それぞれの競技での

ディテールを見つめなしてみてください。

必ず気づきがあります。

本日もスバラシキ1日でありますように^^







是非ともお力添えいただけましたら幸甚です!