オレオレ詐欺で甥と仲を深めてみた

先週は人生初めてオレオレ詐欺にあいました。

仕事で電車で移動中に電話が来ました。社用ではなく個人所持の携帯に。見慣れない形式の番号ですぐ察しましたが、オレオレ詐欺も一所懸命やってるしせめてその仕事ぶりを拝聴して労ってやろうと思って電話に出ました。

「もしもし」
『もしもしおじさん?おれだよ』

甥キャラか。悪くない。もし私に甥がいたら、もう暗い部屋でひとりでベイブレードを回し続ける必要がなくなるかもしれない。ただいま生えた偽りの甥よ、短い付き合いになるだろうけどけよろしく。

「なんか用ですか」
『おじさん今しゃべって大丈夫か?』
「大丈夫」
『おじさん、おれの名前知ってる?』
「えっと、知りません」

といい終わる途端、電話が切られました。おいおいおい甥!礼節がなっとらんぞ!おじさんは興味ない人に対する関心が一欠片も持たないのでたとえ親戚でも数年間同じオフィスにいた同僚でもフルネームを把握していないことを、本当の甥なら知っているはずだ!

がっかりだよ甥、おじさんに名前を呼ばれないだけで即電話を切るとは、これから業界でやっていけるか?そういうわけでそちらの現場リーダーさん、甥を鍛えてください。スタンガン、野球バット、水責めなんでもいい、彼の根性を叩き直してください。これからも甥のことよろしくお願いします。

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