きっかけを生む「小さな」種

自分が変化していくためには、何かしらの「きっかけ」が必要だ。モヤモヤしている現状を打破したい、憧れのあの人に会いたい、ずっとやりたかった仕事がしたい。そういった「変化」を手に入れるためには何かしらの「きっかけ」が必要で、その「きっかけ」として、人はしばしば「積極的な行動」を重要視する。

会いたい人に会いたいなら、ダメ元でもその人にアプローチしてみよう。得たい仕事があるなら、自分から営業をかけてみよう。「きっかけ」は自分で作るものであり、積極さがすべてだ──。そういった言葉を見かけることも少なくない。

「積極さが大事」、そのこと自体はとてもよく理解できるのだけれど、私は一方で積極的な行動が苦手だ。以前、『「受動的」だけど「積極的」である』というエントリにも書いたように、私は基本的に受け身な人生を送っている。自分から誰かに会いたいと思うこともなければ、仕事で営業をかけることもあまりない。

けれど、私の人生は、ありがたいことに「きっかけ」に溢れていると思っている。決して営業が得意なわけではないけれど、新しい出会いや、ワクワクするような仕事など、毎日が、自分が変化するためのきっかけでいっぱいだ。


これについて、「なんでだろう?」と考えてみたときに、私は「直接的なきっかけ」を作ることは苦手だけれど、「きっかけを生むための小さな種を植えること」はすごく好んでやっているな、ということに気が付いた。

たとえば、最近「SHE Likes」という女性のためのレッスンクラブの講師をしたのだけれど、そのきっかけは、SHEさんのHPの誤字脱字を見つけ、そのことを社長のさあやさんに伝えたことだった。

たとえば、最近「TOKYO VOICE」というフリーマガジンの企画編集を始めたのだけれど、そのきっかけは、編集長の山本由樹さんと松浦弥太郎さんのトークイベントのレポート記事を書く機会があって、そのお礼を山本さんに伝えるときに、「TOKYO VOICEの編集会議などがあれば見学させてください」と一言添えたことだった。

直接的にアプローチをすることは苦手だけれど、そうではなく、自分が気になったこと、思ったこと、感じたことを素直に表現してみる。ちょっとしたことでも、伝えることを惜しまない。そういった、ほんの小さな「きっかけの種」が、日常に変化を与え、人生を豊かにしてくれる要因になるのではないかな、とふと思った。


それは、自分の庭を育てていく感覚にも近いかもしれない。自分の大切にしている庭に、いきなり大きな植木を植え付けるのは、なかなかにハードルが高い。それよりも、いつ芽吹くかわからない「小さな種」をいろんな場所に植えること。その種の成長を、愛おしみながら大切にすること。そういった、「小さな種」を見つけ、植えつけ、育てることが、庭を魅力的にしていくためには何よりも大切なのではないか。

そのためにも、日常にある小さな種を見つけるためのセンサーを敏感にしておくことが、自分をアップデートさせていくためには必要なことなんだ、と思う。


大きなきっかけは、小さなきっかけの種から生まれる。それは時になかなか芽吹かないこともあるし、そのまま枯れてしまうこともある。けれどその種はごくたまに、ジャックと豆の木のようにぐんぐんと芽が育つことがあるのだ。

これからも、決して大きくはない「小さな種」を大事に育てながら、自分の人生を変化させていきたいな、と思う、火曜日の夜なのでした。逗子に帰ります。

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あかしゆか

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