すれ違った中学生が叫んだ「オーマイガー！」が実は「雨かあ！」だったことに気付くころには、すっかり梅雨が明けた。
ついに三回しか出席できなかった授業の試験は受けず。金さえ何とかすればフジロックに行けたかもしれなかった、なんて思いながらまだバイトしかしていない夏休み。オーマイガー。。
夏休み直前はツイッターが4つの話題で持ち切りで、それが一回苗場で撮影された大量の動画で押し流されたと思ったら、また元に戻った。YouTubeの配信は何一つ見れなかったけど、中村佳穂の「４４」が「４７」に更新されたあれだけは見たかったと後悔している。

KAATで『ビビを見た！』を観た帰りに、リキッドワンマンのアーカイブを観ていた時は、「ずっとニヤニヤして気持ち悪いですよ」なんて言われたら「いいからこれ見てください。そうせざるを、ですから」と返すつもりくらいの強気でニヤニヤしていた。大好きなバンドから、小西遼、小田朋美、石若駿の三人がそれぞれ別のチームでフジロックに参加していたことも後悔の一つだけど、中村佳穂の新曲リリースからのクラクラと君島大空の対バンが来週に迫っている。“台無しの誕生日パーティー”でいいから最高の誕生日を過ごしたい。

YouTube配信だと、かが屋の「みんなのかが屋～15分でコント1本つくる生配信～」もすごく良かった。酔っぱらって帰った夜、アーカイブが残ってるうちにと水をガブ飲みしながら見たのだけど、無茶な企画のはずが3本ともちゃんと面白いネタができていて肝臓を冷やした。（自分の中のジーニーはもう（cv.山寺宏一）ではなく（cv.加賀翔）になってしまったから、アラジンを見に行ったら絶対笑ってしまう）面白いワードを考えて落とすドキドキ感というより、演じているキャラがどう転がっていくかを追うエチュード的なワクワクが勝つ面白さなのだ。この企画が取り上げられた『ワイドナショー』（お蔵）ではスベッたらしいけど、この配信は続けてほしい。Aマッソ・霜降り明星・かが屋と、最近の若手芸人YouTubeチャンネルをほぼ網羅する放送作家・白武ときおさんの暗躍もすごい。
というか、最近かが屋をよくテレビで見る。再来週は『ANN０』、来週は『アメトーーク！』というスピード感たるや。そしてその『アメトーーク！』についにアルピー平子が出る（しかもリーダーで！）なんて楽しみ過ぎるじゃないか！
そして最近の『アメトーーク！』も『ロンハー』も、有吉の最強助っ人ぶりに叫び出したくなってしまう。ありがとう有吉。

かが屋が紹介された『ゴッドタン』この若手知ってんのか？企画でお馴染みK-PRO児島さんのインタビューもいい。創る人に対するリスペクトを持った作る人、に対する感謝を持ち続けたい。

いとうせいこうが出演するコントを初めて見た、テニスコートのコントリミックス『大交流会館』に出演していた八木光太郎さんは、テニスコートと『ゴッドタン』のドラマ要員として出会ったらしい。人は繋がっていくのだ。本当に素晴らしいことだ。

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先週の佐久間さんのANN0の最後の言葉を、ずっと誰かの口から聞きたかった。
京アニの事件に、まだまだ動けない。何かの死や災害が起きる度、どうしようもない気持ちを少しでも軽くしてくれたのは、文章やコメントではなく、生の、追悼の言葉だった。ずっと「菊地成孔の粋な夜電波」を聴いてきたからだと思う。バイトしかできていないこの夏休み序盤はとてもきつくて、短い休み時間に何一つ心を動かさないタイムラインを開くしか無い生活に疲れていた。
そんな時こそ、音楽を聴くんだって菊地成孔に教えられし、星野源はその心をANNの7曲の選曲で示していた。受け止めようのない気持ちは、本当のエンターテインメントに頼るしかもう選択肢がない生活になっている。

俺、『ゴッドタン』の収録が先週あってさ。ちょうどその時、そういうニュースを聞いて。リハ中、すげぇ心が折れそうになったんだけど。でも、頑張ってお笑い撮ったんだけど。（略）やっぱ、そういうことあるとさ、「エンターテインメント舐めんな！」って思うよね。不条理な暴力には、面白いモノを作る人は負けねぇぞって気持ちもあるんで。なんか、お笑いを撮っていきたいなと思ってます。

まだバイトは続く。ゆっくり本を読んだり、考える時間は取れそうにない。でも、ゆっくりできる時間なんて実はそんなに無いことにも気付いている。何が起こってもいちいち立ち止まれないのが日常なんでしょう。だから、その時その時をできるだけいい調子にして、記録していく。感動させてくれるエンターテインメントへの最大の愛を、未来の自分に繋いでいく。

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【今日の一曲】
日常系の作品が好きになったきっかけは、このアニメだったかもしれない。経験値を上昇させて、絶対カラフルを宣言する。

（オケタニ）