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ENGEIグランドスラムを見て思ったこと。

「元々ネタで勝ち上がってきたゴールデン芸人」「現役賞レース芸人」「キャラ(一発屋)芸人」「お笑い第七世代」の4本柱。気になった三点。

・なぜだナイツ。野球場でやったネタと、ホリプロライブのネタがYouTubeに挙がってひと騒動あったが(吉本とジャニーズネタだったせいで、消去されたのは圧力か?と話題になったけど、塙が単独にむけた鮮度管理で事務所に指示していた。野球場のネタもミヤネ屋がフル尺で放送してふざけんなと。あと野球場でやったときは客席の反応とのラグがあることを踏まえてやっているんだから、テレビでそれを見て「テンポが、とか間が、とか言ってる奴ふざけんな」と。)
よしもと騒動以降、話題が豊富だったなか、どんなネタをやると思ったらまさかの英語ネタ。なぜこれをやったのか、ビバリーかちゃきちゃきで話してくれるのだろうか。番組側からネタのお願いとかあったのかしら。

・「お笑い第七世代」という言葉がいよいよ目立ってきた。霜降り・せいやがラジオで言ったこの言葉が雑誌で特集され、いろんな世代の声が集まり、さらに広がっている。ラベリングは一気に浮上するために有効な方法のはずなのに、未だに実態がつかめないせいで消費された感じがする。
今までの「お笑い○○世代」という言葉は、特定の番組がホームとして機能した時代を過去形にしたものだから、言葉だけで浸透していてもイメージしづらいのは仕方ない。
ただ、実体を持たない状態で連発し過ぎたこの第七世代というワード、既になんとなくスベってる感じがついてしまったと感じるのは自分だけだろうか。
第7世代を前面に出した番組が今更できても、もう手遅れな気がする。(恐らく今年度中に第七世代という言葉を推したテレビ番組ができるだろうけど、三年以内に終わると予想する)
でも、それでいいと思う。テレビのバラエティ番組は確かに世代の象徴としてわかりやすいけど、今はそれぞれの芸人が個人商店としてYouTubeチャンネルを構えている。第7世代はそういうスタイルを当たり前にした世代であって、逆に共倒れの可能性を持たない独立したホームをそれぞれが持っている状態なら、テレビで無理やり集められて変な感じになったとしてもいいと思う。
その成功例もいるんだし。

・東京03がトリの爆笑問題の一つ前。CM前のあおりは「プレミアム芸人!東京03!!」で、紹介あおりは「単独ライブのチケットはプレミアム!」ひと昔前のバナナマンの感じだ。(いずれ飯塚さんは何かしらの審査員になる。)
「東京03のブランド力」というのは佐久間さんのラジオに登場したオークラさんが持ってきた見出しで、こんなことを話していた。「03はテレビのネタ番組を単独の告知として使っている。音楽のアーティスト的な出方」だと。繰り返しになるが、ホームを他で持っている人が強い状況はテレビにまとまりなないほど目立つ。
ENGEIグランドスラム終わりの飯塚さんのTwitterなんて「今日やったネタのだいぶ長いバージョンも入っている前回の単独公演「不自然体」が今月21日発売ですー。よろしくお願いしますー。」だ。潔い。アプリ課金したい。かが屋とのトーク聞きたい。

最後に。書くほどでもないけど、最後のカジサックの質問「YouTuberはよく年収聞かれるんですが、皆さん(爆笑とナイナイ)はどうなんですか?どっちの方がもらっているんですか?」はつまらない選択だった。。
「田中の方が一人の番組持ってる」「いや、この人は印税がある」
「岡村さんのほうが番組持ってるから」「そうですねえ」
広がらねえ・・ナイナイはもちろん、太田さんも吉本の若手に囲まれちゃあなんだし、せいやの立花のモノマネ最悪だし、ハンバーグ師匠ありがとう。ここまで締まらないモノか。

和牛とアインシュタインとハナコが面白かった。あと全裸監督。

ENGEIグランドスラムのセットはフジテレビの他のお笑い番組同様、セットが芸人さんにとってやりやすいものらしい。「なんでわざわざ上がってから下がんねん」という金属バット・小林の言葉には笑ったけど、このインタビューには少し感動した。







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