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NFTart 挑戦 第一弾 生命回帰  NF002 DesolateBeach 〜荒涼とした海岸〜ALAO YOKOGI

BROCKFOTOとは、ALAO YOKOGIの作品から生まれた、デジタル写真の生命回帰です。
「進化は系統発生の結果を生み出す」。
デジタル写真の研究が始まった初期、1ピクセルから始まり、
ごく初期に100x100ピクセル、10000画素の画像があったに違いありません。その画像は今の進化したデジタル画像には程遠く、とても写真とは思われずも、その写真の片鱗は、未来が展望できた興奮もあったことでしょう。

Desolate Beach 2018 KujuKuri Chiba Japan

デジタルカメラが実用化された初期は30万画素ぐらいでした。
そして600万画素、1000万画素、いまや1億画素も普通に存在します。僕の個人的な感想では、600万画素が分岐点だったように思えます。
そんな現代、デジタルの進化を巻き戻してみて、ごく初期に研究室のなかにこんな写真が生まれていたかもしれません。
現在から見ると稚拙でも、それは紛れもなく写真だったと言えます。
なぜなら人間の観念や想念が生みだしたものではなく、
これはあくまで現実世界とつながっていたことのある時間と空間の痕跡だからです。

OpenSea BLOCKFOTO AlaoYokogi

この作品はNFT ARTのマーケット、OpenSeaで販売されています。
NFTアートとは複製可能なデジタルデータに、
一意性(Uniqueness)を与えた新しい価値観です。
通常デジタルデータは、唯一性はありません。
同じように写真もビンテージプリント以外は、どれも複製であり、
サインをするか、凝ったプリントで物質性を強調するか、エディションをつけて、一意性を与えようと試みてます。
写真がなかなかアートとして流通しないのはそこに理由があるのではないでしょうか。「え、写真なのなぜそんな高いの?」と。
NFTアートは、その一意性を保証するのではというのが、僕のアイデアです。

といって、僕はNFTアートの仕組みについては、全くの素人です。UPすることさえ、難儀してます。誰か知識のある人に頼るやり方もありますが、まずは新しいチャレンジとしてできるだけ自力でやってみたいと思いました。
一時のブームは去り、YOUTUBEをみても、最新の情報はほとんどありません。
僕はOVERSEAを選びましたが、それはたまたまでもっと良い、Open参加ではなく、審査があるマーケットに参加したほうがよいとアドバイスももらいました。
OpenSeaが、少し編集内容なども変わり、すっかりふりまされたことと、ガス代が必要になったので、それなら同じテストとしても、ファウンデーションに作り方がでていたいので、急遽ファンデーションでUPすることにしました。

ファンデーションは、昨年まで招待状がなければ売ることができなかったので、敷居がたかかったようですが、昨年からオープンになりました。作り方やシステムがOpenSeaと似ているのと、わかりやすい仕組みなので、まずは作ってみることにしました。オークションと定額があり、説明書など読むとけっこう細かく調整でると書いてありますが、そういうボタンというか、そのへんの細部が不明で、結局定額で作ることにしました。
今回と言うか、今後もポリシーとして、NFT上で、データを販売するだけではなく、それに付帯した、デジタルプリントも2Lサイズ抱き合わせで売ろうと言うのが僕の考えです。0.1イーサは、約2万3千円ぐらい。NFTの下位マーケットでは千円から数千円ぐらいで売買されているので、1万越えは高いと思います。
ただ、オリジナルプリントを買うこと考えれば、高くはないでしょう。しかもデジタル的に価値の保証はされています。そういうことは、これまで画廊が、主観的に価格を決め、エディションを打ってましたが、それが保証されたものではないことはたしかでしょう。
NFTアートが、写真のその辺を価値づけてくれるといいのかなと思ってます。

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