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魅力的な酒器とは?-シリーズ①

シリーズその1:陶芸家の目線シリーズ

魅力的な酒器とは・・それは人それぞれ・・・
シリーズとして・・
その道の著名な方が酒器について語ったことを
少しずつ発信していきたいと思います。

今回、そのシリーズ1弾としてご紹介したいのが・・・
現代を生きる、著名な土を使いこなす、
陶芸作家「辻 清明」さん。

辻さんは、ぐいのみの見出し方として・・・
旅先での出会いをあげている。
それも、高価なものとは限らない・・

・・美酒の情趣は酒徒の心に沿う相手としてよい酒器を求めるようになります。

「ぐいのみ」辻 清明

・・珍品、優品にであったら是が非でも自分の掌に握りしめて、酒を味わう人生の極楽をせしめたいと思う。

同上

ぐいのみの個性とは・・

  1. 飲みやすそうで姿がよい

  2. 絵付けが楽しい

  3. 庶民的な肌合いのもの

  4. きりっとしまりのある磁器の上手もの

  5. 土ものはでまかせでなく高台の中心、
    裏側の中心が全体を支配しているような、
    それでいてまろやかな美しいもの

なのだそうです・・。
次へつづく・・


参考文献:
『ぐいのみ』辻 清明著(保育社カラーブックス」・1976年初版)


~~~ Written by TORI


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