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エリオット波動理論への様々な意見に対して思うこと

こんにちは、アルバマンです。

今回はエリオット波動理論についてちょっと話してみようと思う。

といってもエリオット波動理論が何たるかを説明するのではなく、この理論についての様々な意見に対して僕が思ったことを語っていくというものになるよ。

僕の個人的な考えによるものなので、それに対して
「へ~なるほど」
「何言ってんだこいつ」
「言ってること浅いなお前」
など色々な意見もあるだろうけど、それぞれの考えで読んで頂ければと思います。よろしくね。

まず大前提として、僕はエリオット波動理論をトレードの中で意識したことは正直言って無い。
ただ、無意識にそれに近い感覚でトレードしたことはあるかもしれない。

そんな程度の第三者目線だということをご理解頂きたい。

というわけで手始めに言いたいことが、数値化できないトレード手法や理論はどうしても「数字に強い人達」から嘲笑されがちだよねってこと。

だけど僕はそういった曖昧な理論や手法を否定したくないっていう考えなんだ。

世の中には数値化することが困難で理解が及ばないこともたくさんあるわけで、例えば人間の感覚というものは脳内では緻密な情報処理がされていて、それは言語化、数値化できるものではないよね。

当然その脳内で生まれた手法や理論も複雑すぎて数値化できないものだってあると思う。
そういう手法が裁量トレードだったり、そういう理論をできるだけ簡略化したものがエリオット波動だったり、三尊や逆三尊だったりすると僕は思っている。

だから僕は「統計」や「指標」などの情報と同じように「勘」や「何となく」という曖昧な感覚というものも大事にしたいんだ。
むしろそこにこそ他者が真似することのできない相場で勝つヒントが眠っていると考えているよ。

別にエリオット波動を擁護したいわけではないんだ。

エリオットが後付け理論になりやすく「結果的にあれは第3波だった」みたいになりやすいということも理解できる。
ただしその理論を自分なりに正しく上手に解釈できた人はしっかりと結果を出しているんだよね。

だから世の中にはまだまだ言葉や数字では到底説明しきれないことは多々あり、全てのものが数値化や言語化によってのみ市民権を得るような考え方は、少なくともトレードの世界では危険な考え方なんじゃないかなと思っているんだ。

相場を公式に当てはめることができれば、誰だってその公式を理解すれば勝てるよね。
でも相場に正解なんてないからそうはならない。
勝つ人がいれば必ず負ける人がいるのが相場。トレードは公式には当てはめられないんだ。全員が勝てる世界じゃないからこそ、永久に通用する解は存在しない。
だからこそ人間の「勘」や「何となく」という思考は尊重されるものだと思うし、エリオットなどの数値化できない理論というものは、それらの感覚を整理するために必要な理論だと考えてるんだ。

そして僕がこのような曖昧な理論や手法で大事だと思っていることは「自分の都合に合わせて解釈しない」ことだと思っている。

例えば、ロングを打ちたいと思っている自分を正当化するために都合よく「ここは今第3波だろう」という理由付けにエリオットを使うことは愚の骨頂。

だけど負けている人の大半は無意識にこういうトレードをしていることが多い。

逆に言えばエリオットや三尊、逆三尊はその定義が曖昧だからこそ、このようなトレードになりやすいとも言える。

この部分がエリオットや三尊、逆三尊を否定する人達の最もツッコミたいところなんだよね。
「どうにでも解釈できるじゃん」ってこと。

確かにその通りなんだけど、むしろそこが相場で勝つための大事な部分が詰まっているところだと僕は考えていて、否定する人はそこで成功している人達を理解しようとしていないんじゃないかな。

いやむしろ成功者の使い方もまた数値化できない曖昧なものであるからこそ、理解できないと言った方が正しいかもしれない。

ここが相場のおもしろいところで、数字を妄信している人には到底理解できない領域でエリオット波動理論や三尊、逆三尊で成功しているトレーダーは生きているということ。

別にそういう人達を神格化したいわけではなく、互いに理解できない領域なんだ。だってそういう人達は脳内でのみ理解していて、否定する人達を納得させられる説明(言語化)が不可能だから。

説明しようと思っても結局それは簡略化された説明だからどうしても「曖昧な説明」になってしまう。
故にそういう手法や理論は否定されがちで、数値化、言語化に優れている人達の説得力に押されてしまっているんだと僕は感じている。

ここまで言っちゃうと「エリオットや三尊、逆三尊を否定している人」を批判しているみたいな感じだけど、そうではないよ。

結局投資で成功している人で多く見られるのは論理的な部分と曖昧な部分をバランス良く持ち合わせている人だと思う。
数値化できる部分、言語化できる部分はトレードルールとして当てはめ、それ以外の説明しきれない部分を裁量領域として脳内で理解している。
そんなトレードをしている人が最も結果を残しているんじゃないかなと僕は思ってるんだ。

相場はとても複雑。それは人間の複雑な脳内で繰り広げられる心理や思惑がチャートに表れているから。
大事なことはそれらを理解し、聖杯は無いということを理解すること。

自分が信じているものに妄信せず、自分が否定しているものは嘲笑せず、多様な考えのもとに相場が形成されていることを理解し、それら全てを考察することが投資で成功するカギになっているんじゃないかなと僕は考えているよ。

まあこの文章も結構曖昧な表現が多くなってしまったけど、僕は何となくそんな考えで投資と日々向き合っていると思ってもらえればこのnoteを書いた意味があったなと思えるよ。

今回のnoteに対する様々な考えや意見があれば大歓迎なのでどんどんくださいね。

有料だけど下記の僕の代表作もよろしくね。

今回はこの辺で。
最後まで読んでくれてありがとう!

アルバマン


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