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イタリア旅行記(南部)

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カンパーニャ州、アブルッツォ州、モリーゼ州、プーリア州、バジリカータ州、カラブリア州。 現地を歩いて、見て、食べて。 一緒に、旅するように読んで頂けると嬉しいです!
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#プーリア州

イタリア郷土料理のお話・プーリア州(Puglia) ~料理編~

前回の「イタリア郷土料理のお話・プーリア州(Puglia)~地理編~」に引き続き、「プーリア州・料理編」をまとめています。 見ていきましょう。 1)プーリア料理の特徴たっぷりの陽射しを浴び、肥沃で、豊かな土地で育てられた野菜類を中心に、 特産のオリーブオイル、トマトをたっぷりと使った料理、 素材の味を楽しめるシンプルな料理が多いです。 これらの多彩な野菜類は、ヨーロッパ諸国にも輸出されるほど。 エジプト、アラブの影響もあり、豆類を使った料理も豊富です。 アドリア海で獲れる

イタリア郷土料理のお話・プーリア州(Puglia) ~地理編~

今回は、南イタリアへ。 長靴形をしたイタリア半島の、かかとの部分に位置するプーリア州を見ていきます。 かなりボリュームのある内容となったので、2回に分けて、お伝えします。 初回は「地理編」です。 「料理編」は、こちらから、ご覧頂けます。 1)プーリア州(Puglia)について2)州都:バーリについてプーリア州を旅する時の玄関口でもあるバーリ(Bari)の歴史は古く、 元々、ギリシャの植民地でした。 紀元前3世紀にローマの支配下に入り、帝政時代に「自治都市」となりました

【レストラン情報】レッチェでの昼食

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.28> レッチェ滞在最後の昼食は、こちらもB&Bのオーナーさんお勧め店に、行きました。 旅行中 の " あるある " ですが、連日の外食。 少し胃腸を休めたい時が、必ずあるのですよね。 でも、郷土料理、食材を学びに、イタリアに来ているのですから、 出来れば、一食でも、多く地元料理、食材を食べておきたいわけで。 ワンプレート料理等、軽食もあるよと言われ、訪れる事にしました。 お昼のオープン直後に訪れたので、私が一番乗

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たつのおとしご君☆遠く遥々、アドリア海からやってきました

黄金に光り輝くアドリア海 ☆惚れ惚れする夕景

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.45> トレミティ諸島から、テルモリ(Termoli)へ戻る船上からも、 アドリア海の夕景が、本当に美しくて、惚れ惚れ…。 素晴らしい景色を堪能したはずのサン・ニコラ島滞在だったのですが、 また、それを上回る程の美しさが、終着地・テルモリでも待っていました。 青空の、そして、碧い海の色の、移り変わっていく様子を、是非、皆さまもご堪能下さい。 乗船時間は、1時間程。 移り変わる風景を眺め

サン・ドミノ島(トレミティ諸島)へ ☆ ただ、ただ、海を感じています

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.44> アドリア海に浮かぶサン・ニコラ島(トレミティ諸島)での昼食で 海の幸を堪能した後は、もう一度、海を眺めて、ゆったり、のんびり。 トレミティ諸島には、もうひとつ、立ち寄りたかった島があります。 サン・ドミノ島(San Domino)。 帰りの船便は、この、サン・ドミノ島発のチケットを取ったので、 定員15名程のミニボートでサン・ニコラ島から移動しました。 すぐ目の前にあるサン・ド

【レストラン情報】トレニティ諸島・サン・二コラ島での昼食 ☆ 海辺で食べるお料理は、やっぱり、これ! そして、大らかなマンマ

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.43> アドリア海に浮かぶトレミティ諸島内のひとつ、サン・ニコラ島散策は、 時間の流れが、ゆっくりで、本当に、のんびりと、美しい景色を見ながら リラックス。 そろそろ、お昼を食べようと思い、お店を探していたら、地元の方にお勧めレストランを教えてもらいました。 早速、行ってみると、少し時間が早かったのか、開店準備中。 入店できるまで、もう30分程かかるとのことで、それでは、お店の前で、 待

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アドリア海の真珠・サン・ニコラ島(トレミティ諸島)を散策 ☆ 碧い海に魅せられて…

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.42> アドリア海に浮かぶサン・ニコラ島(トレミティ諸島)は、30分もあれば 散策できる小さな島。 歩いている途中でも、ふと目を向けると、青い空&碧い海が、すぐ目の前に広がっているので、本当に、気持ちの良い散策となりました。 こちらが、メインストリート。 夏のリゾートシーズンが終わり、少し閑散としていて、ちょっと寂しい感じです。 サン・ニコラ島は、昔、トレミティ諸島の行政と居住の中心地

碧い海に浮かぶサン・ニコラ島(トレニティ諸島)のサンタ・マリア聖堂へ

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.41> アドリア海に浮かぶ美しいトレミティ諸島(Isola Tremiti)。 その中のひとつ、サン・ニコラ島を訪れて、素晴らしい眺望を満喫しながら、島を散策しました。 島の頂上にあるサンタ・マリア教会は、11世紀に建てられたものです。 内部はシンプルですが、静かで、厳かで。 美しい床のモザイク画と天井の絵が印象的でした。 モザイクの床と言えば、北イタリアのアクイレイア(Aquilei

アドリア海の真珠・トレミティ諸島の、本当に、本当に、美しい海

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.40> アドリア海に浮かぶ美しい島々・トレミティ諸島(Isole tremiti)。 アドリア海の真珠とも呼ばれていて、ここに訪れたくて、 モリーゼ州の海辺の街・テルモリに滞在を決めたのです。 テルモリの港から、約1時間ほど船に乗り、念願のトレミティ諸島内の サン・ニコラ島に到着です。 目に飛び込んできたのは、まさに、アドリア海の真珠。 見惚れて、時間を忘れてしまう程の美しい海、そして青

アドリア海の真珠 ☆ いざ、トレミティ諸島へ

<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.39> アドリア海側の小さなモリーゼ州にある、テルモリ(Termoli)。 滞在2日目は、朝から、ソワソワしています。 今回の最大の目的、アドリア海に浮かぶ美しい島々・トレミティ諸島(Isole Tremiti)に足を延ばすのが、この日だったのです。 まずは、朝のルーティン、お天気チェック。 この日も、晴天。 9月末でも、南イタリアは、最高気温30℃前後です。 さあ、港へ行きましょう!

再訪を願い、ナポリを発つ

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.89(最終回)> 12日間の南イタリア横断の旅。 プーリア州のレッチェ(Lecce)からスタートして、4つの街に滞在しながら、様々な街を訪れました。 バロックの街・レッチェでは、その建築の美しさを楽しんで、 イタリア最古のパスタとも言われている「チチェッリ・エ・トゥリエ」、 プーリア州特産の生クリームは入ったモッツァレッラ「ブッラータ(burrata)」を堪能。 ポリニャーノ・ア・マーレ(Polignano a M

南イタリアで、悩まされた石畳

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.50> イタリアの石畳の道は、名物のようなもの。 各地を旅をしていても、必ずと言ってよいほど、「石畳」に出会います。 スーツケースをゴロゴロ引きながら歩いていると、キャスターに響いて壊れない心配になりますが、南イタリアの石畳には、また違う形で悩まされました。 私自身の足に、響いて、痛めてしまったんです。 左足・膝の裏側の痛みが酷く、足を引きずるほどで。 曲げると激痛が走るので、正座はもちろん、椅子に座るときも、痛た

レッチェでの、タクシーハプニング(ちょっと長くなりますが…)

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.34> バジリカータ州・マテーラ(Matera)への移動日。 列車で、レッチェ(Lecce)駅から、バーリ(Bari)駅へ。 ここで、私鉄に乗り換えて、マテーラへ向かいます。 まずは、B&Bから、レッチェ駅へ。 2Km程なので、歩ける距離ですが、大きなスーツケースを引きながら、 この猛暑の中、石畳の道を歩くのは、なかなかハード。 そこで、タクシーを呼んでもらう事にしました。 実は、旅の初日、レッチェのタクシーで、おい