＜イタリア旅行記（2007年秋・シチリア東部&カラブリア）no.49＞

バニャーラ・カラーブラ（Bagnara Calabra）から、列車で1時間程。
レッジョ・ディ・カラーブリア（Reggio di Calabria）に到着です。

レッジョ・カラブリア駅
（Stazione di Reggio Calabria）

カラブリア州の州都でもあり、イタリアの形・長靴のつま先に位置する、
街です。

「駅を降りてからの、海岸通りが美しいよ」っと聞いていたので、
早速、海沿いの道を歩きます。

海沿いの道（La strada lungomare）

しばらくすると、なにやら、遺跡のようなものが…。

ローマ時代の浴場跡
（Terme Romana）

マッテオッティ海岸通り（Lungomare Matteotti）の横にある遺跡です。
なんか、ここに立っていたら、不思議な感覚になります。

レッジョ・カラブリアの海（Mare di Reggio Calabria）

目の前には、古代ローマ時代の遺跡。
そして、舗装されたきれいな道路には、現代のトラックが走っていて、
その向うにはメッシーナ海峡が、見えます。

古代ローマ時代も、もちろん、あのメッシーナ海峡を、船で行き来をしていたわけで。
あの海峡を渡った人達の中にも、この浴場に浸かった人もいただろうな～っと思うと、2000年以上も前の空気を、吸っているような気分になります。

えっ、こんなところに？っという場所に、
現代の生活にすっと溶け込んで佇んでいるこういう遺跡を見ると、
ジーンと、胸が熱くなる私です。