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【宿泊情報】要注意!サレルノのホテル

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.52>

アマルフィー海岸(Costiera Amalfitana)が有名なカンパーニャ州。
海岸の東に位置するサレルノ(Salerno)に滞在したのですが、
このホテルが、目に余る「誇大広告」だったので、あえて、書かせて頂きます。

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イタリアでは、とにかく動き回るので、ホテルでゆっくり一日過ごして…という事は、ほぼ、ありません。
なので、宿泊は、B&B、三ツ星ホテルで十分。
旅程や、動きやすい場所等を考え、自分でネット検索・予約をしています。

もちろん、当たり外れもありますが、それはそれで、面白く…。
色々なハプニングも、なるほど…と、楽しんでいるのですが、
ただ、このサレルノのホテルは、ちょっと凄かった…。

「ラ・マデグラ・ホテル・サレルノ(La Madegra Hotel Salerno」

ホームページにもある、四つ星マーク「★★★★」のホテル。

サレルノを滞在地に選んだのは、アマルフィー海岸の各街への遊覧船が出ていたから。
鉄道のサレルノ駅近で、乗り場にも近く、少し予算を超えていたけれど、
四つ星ホテルだし、旅も後半。
ちょこっと贅沢しても良いか…と、予約をしました。
メールでのやり取りも、好印象で、楽しみに訪れたのですが…。

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ホテル入口の看板にも、しっかり四つ星マーク。
そして、なぜか、「横のバールにお声がけください」との表示が。

なんだろう?
とにかく行ってみようっと、バールのカウンターへ。

なぜか、その場で、名前を聞かれて、チェックインの手続き。
そして、即・お支払い。
鍵らしきものを持った女性スタッフが、付いてきてっと…。

あれ?
ここ、四つ星ホテルだったよね??
レセプションは?

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通された部屋。
「オーシャンビューよ」っと、言うので、外を見てみると、

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確かに見えるけど、う~ん…。

そして、エアコン、テレビ、シャワー室の説明後に、鍵を3つ渡されて、
「一階玄関の鍵、2階玄関の鍵、そして最後が、部屋の鍵。
 朝食は、バールに食べに来て。
 鍵は、チェックアウトの時に、バールに返してね」と。

「冷蔵庫はありますか?」と聞いたら、
「…、ないわ」っと、スタッフさん。

あらら??
ここ、四つ星ホテルじゃない……、感じ?

スタッフが出ていってから、部屋を点検。
引き出しや、扉を開けていたら、棚の奥にあった小さな冷蔵庫を発見!
しかも、ちゃんと動いています。

女性スタッフの対応は、なぜ?  と、思いながら、
まあ、良いかっと、手を洗いに行ったら、なんとタオル類が、凄いことになっていた…。
思わず、写真を撮ってしまったタオル類が、こちら!

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まるで、雑巾のようなゴワゴワした硬さのタオル、ほつれまくっています。
でも、タオルにも、しっかり、四つの星が…。

う~ん…。
立地は良いし、ちょっと我慢すれば良いかっと、滞在することに。
ただ、これだけでは、終わらなかったんですよね。

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夜は、隣室のシャワー音が聞こえてくるし、大きなイビキも聞こえてくる。
さらに、1階のバールが、夜には、パブになるようで、夜中2時頃まで、
音楽が鳴り響いて…、寝れない…。💦

うん、四つ星ホテルではない、いや、ホテルでもない、雨風凌ぐ為の、ただの部屋…。
なかなか、しんどい滞在でした。

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そして、翌朝、1階のバールでの朝食。
カンパーニャ菓子・小さな貝のパイ・スフォリアテッレ(Sfogliatelle)と、シチリア菓子のカンノーロ(Cannolo)。

しっかり食べて、しっかり一日動こう!と、チョイスしたのですが、
これが、本当に美味しくなくて…。
ベタベタの甘さ、ベトベトの脂…、どうしたら、こんなに美味しくないものを提供できるのだろう?

結局、残りの2回の朝食は、食べに行きませんでした。

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ほんとうにもう…。
警察(Carabinieri)に、言いつけちゃうぞ!

ただ、ここまでくると、もう、コントです、コント!
この部屋に、3泊。
毎晩、相変わらず、隣室のシャワー音は聞こえ、夜中は、1階のお店から、音楽が鳴り響いていましたが、段々、笑えてきて…。
これは、良いネタになる…と思ってしまいました。

ただ、やはり、誇大広告だと思いますので、お気をつけて下さい。
折角の、イタリアの旅。
地球の裏側から、時間も、お金もかけて行くわけですから、こんな宿だったら、ドッと疲れてしまいますよね。

宿選びも、旅の大事な要素です。

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