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ラヴェッロ発のバスで、ハプニング!!

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.61>

音楽家ワグナーが愛した街・ラヴェッロ(Ravello)をゆっくり散策して、
美味しい昼食をとって、気が付けば、もうすぐ15時になる頃。
そろそろ帰路に着かなくてはです。

本当は、もうひとつの名所・ヴィッラ・チンブローネ(Villa Cimbrone)にも足を延ばしたかったのですが、アマルフィから17時前のサレルノ行き船の時間を考えると、う~ん、ちょっと難しいかなっと、断念。
イタリアでは、どこで、どんなハプニングが起こるか分からないから、
早め早めに行動しなくては、ですからね。

バス停で、アマルフィ行きのバスを待ちます。

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バス停近くの、レモンシャーベットの移動三輪車
(Triciclo mobile di " Sorbetto al limone " vicino alla fermata dell'autobus)

有名なアマルフィ海岸のレモン(Limone d'Amalfi)。
この地域、そしてカプリ島(Capri)でも、レモンのデザートや特産品が沢山売られています。
可愛らしい移動三輪車の「レモンシャーベット屋」さんが、バス停に横付けされていました。

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アマルフィーのレモン(Limone d’Amalfi)

これは、アマルフィの街で見かけたレモン。
片手の大きさ位あるゴツゴツしたアマルフィーレモンは、本当に香りも、味わいも豊か。
シャーベット、私も食べたいな…と思いながら、バスを待っていたのですが…。

予定時刻になっても、来ない。
まあ、まあ、これは、イタリアでは、予定調和。
10分過ぎても、20分過ぎても、来ない…。
う~ん、これも、イタリアなら、まあ、あるかな。
30分過ぎても、来ない……。
これは、なかなかの遅れです。

夏の時期は、30分に1本位のペースで走っているアマルフィ⇔ラヴェッロ間のバス。
もう、2台分のバス待ちの観光客で、バス停も溢れんばかり。
この辺りから、バス待ちをしているグループの中には、諦めて、タクシーに乗って、アマルフィに降りていく方々も、ちらほら出てきて。

私も、相乗りするか迷ったのですが、もう少しだけ待ってみよう。
タクシーに乗った瞬間に、バスが来るかもしれませんからね。

結局、1時間程待って、1時間前のバスが、やっと到着。
なんとか、乗車でき、車内は、ぎゅうぎゅう詰め…。
それでも、後ろの方の席に座れたので、良かったです。
さあ、アマルフィに戻りましょう!

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ラベッロの街(バスの車窓より)

くねくねと、山道(崖路?)を降りていく途中、こちらも遅れていた2台のバスとすれ違い。
さらに、5分待っていたら、次便の、もう少し空いているバスに乗れたかも…。

イタリアの公共交通機関を利用する場合は、遅延も当たり前。
それぐらいの意識で、旅をしていますが、海外旅行中は、1時間でも貴重な時間。
1時間あったら、諦めた観光名所・ヴィッラ・チンブローネ(Villa Cimbrone)にも行けたし、レモンシャーベットも食べれたな…と。
たられば、ですが…。

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アマルフィー海岸(Costiera Amalfitana)

やっと、海が見えてきました。
アマルフィー海岸…。
人口密度の高い、息苦しいバスの中から見ても、やっぱり美しい。

ラヴェッロのバス停での待ち時間も併せて、1時間半以上、
やっと、アマルフィに到着できて、ホッと…。

アマルフィ→サレルノ行きの、17時前の船に、ギリギリ間に合うかと思ったのですが、チケット売り場に行くと、その便は、もうすでに満席…。
次便は、この日の最終便の19時発。
仕方なし…、でも、最終便に乗れるので、良しとしましょうか。

さあ、時間はたっぷりあります。
ゆっくり、アマルフィの街を散策して、お茶でも飲みましょう!

それにしても、アマルフィ海岸のバスは、本当に、要注意。
その事を、再々確認するのは、この翌日。
また、後日、書かせて頂きますね。

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