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絶景! マテーラの洞窟住居地区

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.43>

唯一の、マテーラ(Matera)散策日
ブルーナ祭(Festa di Buruna)当日と、知らずに訪れましたが、
これもラッキー!
早朝から、お祭りのテレビ中継から一日をスタート。
朝食を終えて、さあ、私も、街に繰り出します!

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この日も、雲ひとつないお天気。
気持ち良いです!!

まずは、街の中心・ヴィットリ・ヴェネト広場(Piazza Vittori Veneto)へ。

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広場にある洞窟住居・サッシ(Sassi)への入口

サッシ地区には、色々な場所から入ることが出来ますが、
ここが、新市街からの正面玄関になります。

今回は、ここは修復中という事で、入れませんでしたが、以前、訪れた時は、ここから、サッシに入ったんです。

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サッシを中心としたマテーラの地図

この中央部分、深緑の部分が、洞窟住居・サッシ地区。
下の緑の部分は、険しい岩山・断崖が続く大自然。

もともと、外敵から身を守るために造られた洞窟住居。
確かに、この断崖が続く大自然側からは、攻めるのは難しい地形です。
そんなことを思いながら、さあ、サッシ内散策スタートです。

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ひとつ目の教会。
この階段を上がったところにあります。

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急な階段だ…。
レッチェで滞在した時の、あの階段を思い出します。

階段を上がりきって、教会に入ろうと思ったら…。

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サンタ・マリア・デ・アルメニス教会
(Chiesa di Santa Maria de Aemenis)

閉まっていました…。
あの、階段のしんどさを返して…。

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でも、教会前からの景色は、素晴らしいです。

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階段を降りて、アルメニス教会を見上げます。
う~ん、教会内を見れなかったのは残念ですが、また、次回ということで。
さあ、次の教会に向かいましょう!

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この後、いくつか教会を回ったのですが…
すべて、クローズ…、閉まっていて。

これは、もしや…と思い、地元の方に、聞いてみたら、

地元の方「だって、今日はフェスタだよ!全部、閉まっているよ!」っと。

やっぱり、そうか…。
ブルーナ祭は、街中の方々が参加されます。
つまり、観光業に関わっている方々も、飲食業に関わっている方々も、
お休みするのが当たり前、だそうです。
う~ん、成程!

ふと、大阪の岸和田だんじり祭りを思い出してしまいました。
そういえば、「明日は、だんじりだから」っと、有休を取っていた先輩がいたなっと。

唯一、開いていたのがこちら!

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グロッタの家(Casa Grotta)

昔の洞窟住居を再現しています。

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台所(Cucina)

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ベット(Letto)

ベットは、かなりの高さがあります。
その下の空間には、鶏が飼われていたとか。

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家畜スペース (Spazio di bestiame)

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貯蔵庫(magazzino)

それぞれのスペースには、仕切りはなく、すべて筒抜けている状態です。
1950年代に、衛生的に良くないと、強制撤去された理由も分かります。

その後、世界遺産に登録されて、今、こうして再利用・再開発されているサッシ。
その歴史を感じずにはいられませんでした。

そして、もうひとつ気になったのが、こちら!

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マテーラパン(Pane di Matera)

大きさは、両手で抱えるほど。
でも、モチモチッとしていて美味しい!マテーラパン。
もちろん、今も、食べられています。

洞窟住居内でも、焼かれていたんですね。

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グロッタの家・横にある祈りの場(Luogo di preghiera)

こちらも、見ることが出来ました。
教会までとは、いかないですが、サッシ内には、こういう「祈りの場」がいくつもあるそうです。

冷んやりした空気が流れて、今でも、厳かな雰囲気でした。

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チェックしていた教会は、ほぼ閉まっていて、残念でしたが、
この、スコーン!と抜けるような青い空、絶景を見ながらのサッシ散策。
大満足です。

さあ、最後に、もうひとつ。
この写真、左に写っている岩山の上に造られた洞窟教会を、見に行きましょう!

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