暖かくなってきて虫の季節がやってきた。
我が家は築100年近いボロ屋なので家は至る所隙間だらけであり、様々な虫が家に入ってくる。
なのでここ数日は部屋に入り込んできた甲虫(名前は知らない)を窓から放り投げるというのが日課になっている。

手で触れるものならまだしも、蛾やゲジゲジ、ゴキブリや蜂なども入ってくるので枕元には殺虫剤を常備して不意の侵入に備えています。

ゴキブリは猫が遊んで退治してくれるので、これからの季節は家に帰ると二、三匹目が床に仰向けになっている事はざらです。
これもまた暖かい季節の習慣です。

習慣ついでに5日前から筋トレを始めました。
腹筋100回と腕立て50回を毎日やっているのですが、5日だけでも案外成果が目に見えて分かります。

連続して行うのでは無く、限界に達したら休憩がてらに本を読み、体力が戻ったらまたやるの繰り返しで、一挙両得、文武両道で願ったり叶ったりです。

シックスパックを作るのが目的だったのですがトレーニング方法が全く別だった事に気付いたので、明日からメニューを切り替えます。
いつまで続くのやら。

最後に最近読んだ本と聴いた音楽を書いて締めます。

ハチ公最後の恋人 / 吉本ばなな

恋愛物を久しぶり読んでみようと思ったのですがこれというものが無く(本当は適度に辛気臭い感じのものが良かった。)、たまたま手近にあり短かったので選びました。

恐らく学生時代に読んだ事はあったのですが、内容は全くと言っていい程覚えていませんでした。
主人公の家は小さな信仰宗教をやっており、自分の両親は過去に小さな信仰宗教の信者をしていた事もあったとの事で、うっすらと自身と重ねる事が出来ました。
今でこそそのような面影は家庭内に無いものの、母方の姉妹は皆分かりやすく言うとスピッており、自分はそのようなものを全く信じていないとは言いつつも、多少不思議な巡り合わせがあったりしてもすんなりと受け入れられる様な所があります。

話としては互いにアウトローな環境で成長してきた男女が運命的に(暗示通り)出会い、決められた時間の中を共に過ごし、そして別れるといった内容。
恋愛+現代的バランス感覚のビートニクっぽさがこの小説の長所の様に感じました。

SATIE 3 Gymnopedies / Pascal Roge

ここ最近久しぶりに聴いています。
ピアノを練習しかけましたが、すぐに挫折(保留中)しました。
綿密に練られている様に聴こえる事が個人的に思うサティの魅力であり、激しく変化をする訳でも無くゆっくり、時に滑らかに展開し、時に予想する進行をばっさりと裏切ってくれたりと、そんな所に痺れる、憧れる。
特にジムノペディを聴いていると将棋というかチェスというか積み木というか、物体を聴いている様に感じさせられます。

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