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東大の院試を受けた話

この夏、東大の院試を受けてきました。大学は東大じゃないので他大(地方)からの受験です。
特に需要があるかは分からないし、どこまで有益な情報を書けるかも分かりません。受験を考えていた段階から院試直前まで過去の(特に外部)合格者のブログを参考と支えにしてきたので、来年以降受験する人の助けになれればいいなと思い書いていきます。
今回は全体をざっくり書いて、細かい話は別に書こうと思います。

東大受けてみる?

初めて東大の院試を受けることを考えたのは3年後期です。同じクラスの人が「東大を受けるつもりだからもし東大受けたい人がいれば一緒に勉強しよう」と呼びかけたことがきっかけです。結局その時のグループはほぼ活動しないままに自然消滅してしまったのですが、あれがなければ受験していなかったでしょう。

前述のグループで問題は手に入れたものの、大学受験以来対して勉強してこなかった僕にとって、1年近く先の試験に向けて勉強するモチベーションはありませんでした。普段の授業やバイトなどもあり特に何もしないまま春休みに入っていました。

時間が経つに連れなんとなく「数学も専門も英語もあと半年で完成させるのか…。できるのかそれ?」みたいな焦りは感じていましたが。

勉強(しようと)し始める

春休みに入って研究室配属や院試が近づいていましたが結局勉強はあまりせず。過去問を少し見て「数学は教科書とか見てやっと最初の方が解けるかな?専門は…うーん…」みたいな感じで勉強から逃げてたのはあります。代わりにメルカリで参考書を買って満足してました。

唯一英語に関しては学部1,2年の4月に大学でiTPを受けさせられていて大体のレベル感を把握していた、かつ絶望するような差ではなかったため多少モチベーションはありました。こちらもメルカリで参考書を買い漁ってました。

春休みが終わり研究室に配属されるもまさかの放置プレイで何も言われない状態が6月末くらいまで続きました(その後言われたのも「しっかり院試勉強すること」でしたが)。

勉強を始める

5月も半ばになると自大の過去問の院試を解く人も増えてきて、さすがにそろそろ勉強をしないとまずいという危機感が生まれてきたので本格的な勉強をするようになりました。といっても勉強してなかったので過去問は解けるわけもなく、このやり方でいいんだろうか…と思いつつ参考書や問題集を進めることが多かったです。あとは自大の過去問はとっつきやすかったのもあり比較的早くから手を付けていました。

今だから言えるのですが、このころやっていたいわゆる「院試向けの参考書や問題集」を進めることはあまりプラスにはならなかったように思います。例えば数学であればマセマ(参考書でも演習でも)を図書館で借りて2,3日のうちに一気に読み切る、知らなかった定理や解法だけ丁寧に読んだりノートに書いておいたりする。といった勉強法で基礎は十分固まりますし、そこから先は過去問の量を解いて問題の雰囲気やどのような解法を利用することが多いなど、過去問の研究と自分の知識の整理に時間をかけたほうが良いと思います。

勉強していて一番しんどかったのは孤独感です。どうしても自大の院試対策は早めに終わってしまうので、東大の方の勉強が上手くいかないと「別に内部進学しても誰も何も言わないし全然いいじゃん」みたいな気持ちに何度もなりました。他大の院試を受けたいのであれば、精神面の支えは早めに見つけられると良いです。大学、高校の友人、家族、趣味何でもいいと思います。僕は幸いにも大学に相談できる知り合いがいて、高校の友人に東大を受験する人、去年受験した人がいたので非常に助かりました。

受験本番

受験直前のアドバイスとしては、当たり前ですがとにかく心身の状態を崩さないことです。てか他にないです。

次に受験本番のことです。あくまで航空の話になるのですが、面接の対策はしなくて大丈夫です。最低限自分の卒業研究に関してやってきたことを話せるようにしておけば問題ないです。僕は上述したように4月に研究室配属が決まりその後特に何もすることはなく院試を迎えたので卒論の内容はほとんど決まっていませんでした。面接ではそのまま「特に何も決まっていません」と答えても特に問題ありませんでした。あとは大学院でどんな研究をしたいか、を多少考えておきましょう。普通に受け答えできれば面接でどうこうということはないと思います。

最後に受験本番で一番大事なことですが、どんなに手ごたえが悪くてもしっかり全ての試験を受けましょう!何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、1日目にはほぼ全員いた受験生が、2日目の試験では10人ほど欠席していました。実は僕も1日目の試験が終わった時に「ひどい出来だった…、2日目は欠席しようか…」とも思いましたし、実際得点開示を見ても1日目の試験(特に数学)はひどい点数でした。それでも3日間の試験で合格できる可能性はあるので、どんなにメンタルがボロボロでも試験は受け切りましょう。

おわりに

東大航空の院試を受けた話をダイジェスト的に書いてみました。時系列重視でひたすら書き進めたのでわかりにくいところや読みにくいところはすみません。

院試勉強の話や院試に関わる諸々の話はもう少し細かく書いてみようと思うので、聞きたいことや書いてほしいことがあれば是非教えてください。

最後に、このnoteが(特に他大)院試を受ける人の助けになれば嬉しいです。

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