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限界キャバ嬢の1日(大学生編)

大学に通いながら中洲キャバ出勤ってどんな1日なの?
さてさて、朝目が覚めるところから就寝するまでのスケジュールを公開します。


8:00 起床

二日酔いでも吐き気がしようとも起床。
二度寝防止用にカーテンを開けたまま寝ていたのでイヤでも朝日が眩しくて目が覚めます。
アイメイクがちょっぴり付いたまま寝てしまったため、入念な洗顔からスタート。
とりあえず眉毛だけ描いて前髪をアイロンで整えて準備オッケー👌
毎日ヘアメイクで髪の毛が傷んでいたため、まとめ髪をして大学へ向かいます。

9:00 授業スタート

講義中は「眠たい」なんてことは一度もありませんでした。
おそらく自分の好きな分野を勉強していたのでアドレナリン大量噴出状態だったのでしょう。
キャバ嬢の中には『私、客とのLINEはあんましない!店来る時と同伴の時以外は連絡して来ないで!』という方もいますが、まだまだ指名客がいなかったときは常にお客様とLINEしていました。
講義中もチラチラとスマホで連絡を気にしながら受けていました。

12:00 昼休み

さて、貴重な昼休み。
この60分(日によってはもっと時間あったけど)で課題を済ませておりました。
大学×キャバ嬢だと、自由な時間は
・キャバクラが休みの日(週1)
・講義がない時間
・土曜のお昼
しかありませんでした。
普通の大学生なら学食で友達とゆっくり話しながらご飯〜でしょうが、お昼抜きで課題に励んでいました。
お腹は減りましたが、普通体型よりも細くなくてはいけないので朝昼抜きでないとドレスを着る体型は維持できません。

16:00 講義終了

大学の講義が終わったら即帰宅!
(日によっては17時終了のときも)
帰ったら家の掃除を軽くして、シャワーを浴びたり、近くのスーパーによって日用品調達したり、洗濯物を片付けたり、家のことが済んだら出勤です。
当時中洲へ出勤するとき、西鉄やJRだと乗り換えをしなければならず「面倒だなぁ」と思った私は少しでも体力温存すべくバスで行っていました。
ゆっくりバスで中洲へ向かいながら「通勤手当でも出たらいいのになぁ」などと考えるキャバ嬢でした。

18:00 ヘアメイク

中洲には何店舗もの美容室があります。
500円からヘアメイクができる美容室があり、嬢によってはインスタで予約をしてヘアメイクをしている方もいました。
美容室に行くと、いろんなお店の女の子がズラリと椅子で待機し源氏名で呼ばれるのを待ちました。
何十人といるキャバ嬢相手に美容師は10分~15分でオーダー通りの髪型に仕上げていきます。
ハーフアップ、ポニーテール、巻き髪、ストレートなどなど特別なイベントがない日は結構テキトーにオーダーします。
コロナ禍では、少しでも経費節約のために自分の家でアイロンで巻き髪を作ってくるキャバ嬢が大量発生したため店側では『ヘアサロンの領収書提出』が義務付けられたこともありました。
※お店によってはヘアメ代負担の場合もあるし、確定申告の際は領収書は必須なので持っとくと安心です

18:30~19:00 同伴

さてお客様と中洲でご飯。
18:30スタートだと結構ゆっくり食事できますが、19:00だとバタバタです。
私は「このお客さん、店以外だとお触りヤバいかも」という人のみ19時スタートにして2人きりの時間を少しでも削っていました。

20:00 お店へ

同伴の場合、21時もしくは20時半にはお客様とお店に入らないといけませんでした。
腕時計を見ながら「もう20時じゃん!お店行こ!」とお客様を促すのが毎度のこと。
お会計では、キャバ嬢はお財布を出す必要はありません。
が、そんなルールを知らない中年も存在します。
「じゃあ3,000円でいいよ」と言われたときは目が点になりました。
「うちの店、同伴のときにお財布を預けるルールなの」と言い、1円たりとも出しませんでした。
これからキャバ嬢とご飯に行く人がいましたらこれだけは覚えていてください。
キャバ嬢はお店の商品です。
お店の中でだけ、使用することができます。
『同伴』は、その商品をお外に持ち出す、もしくはお借りするという認識でいてください。
商品を持ち出した上、商品からお金を出すなんてことはおかしな話です。
男性には痛いかもしれませんが、『キャバ嬢と遊ぶときにかかるお金は全て支払わなきゃいけない』という考えでいた方が良いかもしれませんね。

「じゃあ3,000円でいいよ男」とは1度の同伴っきり、
二度と同伴のお誘いを受け入れることはありませんでした。
誘われても「大学忙しくって行けないから」と断り、店の中でだけ会うようにシフトチェンジです。

24:00 盛り上がる時間帯

さて、この時間帯は一番盛り上がる時間帯です。
酔いが回ってくる客、ラストオーダーが近づき会計を値上げさせようとする嬢。
週末になればもっと白熱した戦いになります。
嬢同士の戦いはあまり見られず、客vs嬢!
同じ店で働いていても他の女の子がどこで何しようとあんまり気にならないサッパリしたお店で働いてました。

25:30 営業終了

酔い潰れた客を黒服にまかせて、
私たちは更衣室でヌーブラを剥がしササッとスウェットにお着替え。
夜1本のキャバ嬢だと、行動する時間帯が夕方〜夜明けなので夏でも暑さをあまり感じない生活。
はじめは羨ましく思っていましたが、大体の人は『病みます』
太陽の光、日光って精神状態を維持するために大切なんだなということを目の当たりにしました。

26:00 送迎

やっとお家に帰れます。
同じ方向の嬢を数名乗せて、送迎車で帰宅。
GWやクリスマスイベントのときは出勤する嬢の数を多めにしているので送迎待ちが長くなることもしばしば。
私はぼーっとTwitterを眺めながら待機していました。

27:00 帰宅

どんなに遅くても午前3時には帰宅。
帰ってからはソッコーでシャワー!
頭に温かいお湯をかけるとタバコと頭皮の混ざった匂いが立ち、
この匂いを嗅ぐと「1日頑張った〜」という気持ちに。
湯船に浸かってクレンジングで落ち残したアイメイクを擦り落とのも大事。

28:00 就寝

午前4時に眠りにつきます。
翌日8時には絶対起きなくてはいけないのでカーテンを開けて就寝。
ベットに横になっていると「こんな生活いつまで続くんだろう」と不安になることもありました。
今では22時に寝ることができていますが、当時は夜職をきちんと卒業できるか心配でなかなか寝付けないことも。

アフター行かないの?

と、思ったそこのあなた。
アフターは基本的には週末しか行きませんでした。
もう平日行ってしまうと帰るのは大体6時くらい。
帰ってシャワー浴びて、寝るかどうか迷うくらいしか仮眠できずに大学へ行く羽目になるので「それは絶対NG」とマイルールを決めていました。

今思うと毎日4時間もしくは3時間しか眠れていながったなんて。
大学生やりながら中洲キャバ嬢、これって20代前半だからこそできたんだと思います。

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