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ロングヘアのひみつ

突然ですが髪を20㎝ほど切りました。いつぶりでしょうか…10年ぶり?くらいの短さになりました。

高校時代からずーっとロング➡ミディアム➡ロング➡ミディアムを繰り返し、大きな変化もなく自分のトレードマークのようにロングを貫いてきたのですが、なにか変化を付けたいと思うようになりバッサリと切ったわけです。

ずっとロングでいたのにはいくつかの理由があって、それはある意味、自分で自分にかけた呪縛のようなものだったかもしれません。
まず1つ目の理由として少しでも分かりやすく女性らしさを出せると思っていたからというのがあります。子供の頃から背が高くて中学卒業するころは170cmに到達していました。背が高く、且つバスケをやっていたこともあってそれだけで「かっこいい」という形容詞を背負って生きていました。
そんなだから、髪が短いともっと男の子っぽく見えてしまうという一種の強迫観念みたいなのがあって、髪を伸ばしていました。
それに、中学でアメリカに引っ越して気付けば周りは皆ロングヘア。海外セレブを見ていても思いませんか?基本ロングでゴージャスな巻き髪の女優が多いなぁって。やっぱりロングヘアの方が分かりやすくゴージャス感が出せるし、定期的にある学校のダンスパーティーで着るドレスにも映えるということでロングをキープし続ける高校生活でした。

大人になってからも、基本的にロング一択で美容院に行って帰ってくると母親にどこが変わったの?って言われるのがお決まりでした。
私がロングでいた理由のもう一つは、個性を出すより無難にロングヘアでいたほうがウケがいいのでは?という気持ちが強かったからです。
婚活をしていると、やっぱりロングヘアのほうが女性らしく見えるし、そういう分かりやすい量産型の女性っぽいほうが男性ウケはいいんだろうなぁと思って短くすることが怖かったし、学生の頃から、結婚願望は割と強かったし結婚式をするならロングヘアでアップスタイルがいいと理想もあって、髪を切ることを拒んでいました。そんなロングの呪縛から自分を解放することがずーっとできず、変化なく過ごしてきたのです。きっとそれは自分が自分に込めた願いというか希望というかそういうものだったな・・・。

でも、そんな呪縛から自分を解放したいという気持ちと、いつまでもウケばかりを考えて過ごす自分を変えたいと思ってバッサリと切ってしまいました。一種の諦めのような、決別のようなそんな気持ちでした。
自分が髪を短くするのは結婚してからとか、子供が出来たらとか思っていたから、少し悲しいというか胸がザワっとしましたが、これでよかったと思います。

髪を切ったくらいで何かが大きく変わるわけではないのだけど、ロングヘアという武器を捨てて不安でもあるけど、少し新しくなった自分で今年は生きてみようと思います。

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