見出し画像

緩いフィクサー

ここ最近いろんな人とZoomで話している。忙しくなると交流しにくくなるので、今のうちに普段気になってる人や面白い活動をしてる人などをフォロワーさんからピックアップしたり、Tweetに反応してくれたみなさんと、ご挨拶も兼ねてお近づきになっておこうという趣旨で、楽しく話をさせていただいてます。

話題の中心は、WEB業界やWEB制作の話なんですけど、お互い興味を以て話をしてるので、当然のように深い話になっていきます。
少し意外だったのは、話す人の殆どは、それなりに業界で仕事してたり活動してたりしてるんですけど、みんなの悩みが似通ってる点で、総じて現状の不満と先行きの不安感で行き先迷子になってるところでした。

その一歩がなかなか遠い

日常的な流れで業務や作業をしているものの「このままでは良くない!どうにかしないと」っていう危機感と「やりたかったのはこれじゃない!」っていう焦燥感があるようで結構切実なんです。

特徴的なのは、遣りたいことや進んでいく方向性はなんとなく決まっているところ。将来何がしたいのか?っていう悩みじゃないんですよね。
客観的に聞いてても、自分の中ではいろいろ選択肢がある中で考えられた結論で、それなりに調べたり考えを聞いてもらいながら歩みを進めようとしていることが伺えます。
そういうのって、話を聞いてれば大体わかるんですよね。思い付きやノリ、誰かの影響を受けたりしたものだと、話自体も軽いし浅い。

でも実際に行動に移すフェーズになると「進め方がわからない」「一人でやるのが不安」「だからと言って誰かにお願いする伝手もない」「そもそもその人といい関係でいられるかも不安材料」などなど、二の足を踏んでいて、一歩踏み出さなきゃいけないんだけど、それがわかっていながら進められないことに苛立ったり、不安だったり、落ち込んだり、諦めかけたりしている状態なんです。あと一歩が遠くて踏み出せない。

不思議な巡り合わせ

僕自身、プロジェクトや事業を企画し、推進することが仕事なので、数えきれないくらいの発案と尋常ならざる推進力で乗り切ってきた経験があるので、みんなの抱えるジレンマはよくわかります。
成功させるには通らなきゃいけない道であることは理解しています。だけど、僕は必ずしも助けてもらえる環境ではなかったから、同じような立場の人が居たら傍らで見守りながら背中を押してあげられたらなぁって思いはあります。

「一緒にやろう!」って言ってあげるのは簡単だけど、でもそれじゃぁその人の事業にならないし、捻くれ者の僕としては、誰かが思いついて実行可能なことにあまり興味が湧いてこない。
なので、何とか導いて実現させてあげたいと思うものの、その時は少し時間をもらって棚上げにするようにしてます。

すると不思議なことが起こるんです。別の人とまたZoomで話しているときに似たような話の展開になって、話してる途中でひらめきセンサーが働くんです。そのセンサーがトリガーになって脳がフル回転を始めるんです。その後、神経が繋がっていくような感覚に襲われてついにつながるんです。何と繋がるって、さっき棚上げした他の人の遣りたいこととです。

あくまでその人たちが遣りたいと思ってることに+αを加えて繋げていく。フィクサーというほどの大物感は皆無ですけど、その中で僕やギルドが果たす役割があれば惜しみなく支援に回るし、従来の枠組みや組織にこだわらず、最善と思われる方法で実現させてあげることが、僕に求められる役割だと感じるし、何より繋がっていくことや広がっていくことは楽しいし遣り甲斐がありますよね。

外の人との交流で得たもの

Zoomで話したことをキッカケに、スペースでトークすることになったり、Zoomで対談や座談会、勉強会などのイベントを単発で実施することになったりして、いい刺激や誰かのヒントを与えることができたかなぁと思います。

さらにいくつかのプロジェクトが立ち上がります。事業にもつながることなのでリリースされるまでは詳細を伏せますけど、例えばこんなことを始めます。

・ディレクター育成のために弟子を取る
・事業用コラボサテライトサイトの制作
・WEB運用サービス
・育成/インターン事業
・ギルドコンソーシアム構想
・コーダーズギルド創設
・Nocodeワークショップ

既存ギルドと共助しながらリソースの活用、スキルの共有、多様化する働き方に対応したコラボ事業を進めますが、いずれも1つ1つに事業主が存在し、僕やギルドはそれを支えたり、必要なリソースやスキル、ナレッジを提供する「緩やかなフィクサー」を目指すという新たな目標を外の人から与えられたような気がします。

僕やギルドが気になってるクリエイターのみなさん、マネジメントのみなさん、行先迷子で足踏みをされてるみなさん、話すだけならタダです。
もちろん話した全員と何かを始めているわけでもなく、オチとか結論の無い話でも愚痴や雑談でも構いません。比較的忙しくない今だから、Zoomでお話ししましょう。初対面はもちろんクローズで。

そして、もし何か一緒にやりたいことがある方やアイデアはあるけど踏み出せない方は、期待せずに一度相談してみてください。もしかすると緩いフィクサーが反応するかもしれません。

どんな過去を持ち どんな未来が待っているのかは些細な事
大事なのは自分の中に何があるかだ

ラルフ・ウォルドー・エマーソン(アメリカの思想家・哲学者)

「緩いフィクサー」ってお話しでした。

弊社のクエストは「関わったら最後まで」。クリエイターやフリーランスの目指し方、働き方を提案。育成からマッチングまでを紹介するサポートマガジン || https://note.mu/aljernon