オリジナル戦隊『超天聖ドラゴンゼル』
Twitterでフォロワーの方々と「#オリジナル戦隊を企画してみよう」ということで考え出したのがこの記事。
企画が始まった切っ掛けはTwitterスペースで、ヒュウガ・クロサキさんが「実際に脚本家を目指してみたら?」と仲間内から誘われたことを明かしていたので、「ならば作品を評論するだけじゃなくて、実際に自分で書いてみたら?」と僕が誘って、皆さん、物凄い作品の構想を考えていたので、僕も自分でオリジナルのスーパー戦隊の企画を考えることになりました。
実際のスーパー戦隊は放送コードや予算、バンダイさんからの玩具販促の圧力など、さまざまな制約が課されている中で製作されています。
よって、ファンがそのような制約に囚われずに妄想を爆発させたら自由で責任も無い分、違った発想が生まれて来るんじゃないかと思ったからです。
また、自分でも考えていたような発想が実際のスーパー戦隊シリーズでも採用されたら面白いし嬉しいですよね? これはスーパー戦隊シリーズに限らず、アニメや漫画、ゲームなどでもよくあることです。
実際に自分で企画を考えてみることでプロの苦労や努力も理解出来るし、プロデューサーや脚本家など、東映のスタッフやキャストをリスペクトする気持ちも育まれるんじゃないかと考えています。
この企画に参加してくれた有志の記事のリンクを貼らせて頂きます。
一応、締め切りは2月末までと言いましたが、具体的に期限を決めた方が良いと思っただけで、その後も全然修正して構わないと考えています。
<企画参加オリジナルスーパー戦隊一覧>
ヒュウガ・クロサキさんの『覇界戦隊オメガレンジャー』
日本神話をモチーフに採用した、かなり本格的な力作です。
正直敵わない(笑)
クロサキさんは、スーパー戦隊シリーズの全作品を視聴してレビューした「スーパー戦隊博士」と言っても過言ではない貴重な存在です。
『星獣戦隊ギンガマン』の熱狂的なファンなので『ギンガマン』のコピーにならないか心配しましたが、現実のスーパー戦隊でもまだ採用されていないオリジナルの要素もふんだんに取り入れた意欲作になりそうです。
クロサキさんはキリスト教圏のモチーフを外敵として設定したので、僕は反対に正義の味方として設定しました。
オリジナル戦隊タイトル
『超天聖ドラゴンゼル』
(SUPER Solemn Dragon-Angels)
(ロゴはセンタイメーカー http://sentaimaker.com/ で簡易的に作成)
『超天聖ドラゴンゼル』あらすじ
天界でも上級の智天使の地位に居たリベルエルは、自分を支持する天使の仲間と『反天堕デビルゴン』を組織すると、ルールに支配された天界での生活から逃れるために地球へ降下した。
彼らを逮捕して天界に連れ戻すため、最上級の熾天使レッドエルは部下の天使達と共に『超天聖ドラゴンゼル』を組織し、デビルゴンの後を追う。
天使達はこの宇宙の科学法則に縛られない代わりに実体を持たないため、写真や映像の人物に擬態して自らの実体を創り出して実世界で活動する。
熾天使レッドエルは、死んだ父親に会いたがっていた小学生・蘇我大翔の父・蘇我彰の遺影を擬態して人間の姿を手に入れる。
レッドエルはデビルゴンの追跡を開始するが、大翔は死んだ父親が蘇ったと勘違いして彼の後を追う……
企画意図
数多くの玩具販促に縛られている一方、玩具も買ってもらえない数多くの子供達を忘れているのではないかという危惧があったので、貧困に苦しんでいる子供達にも支持してもらえるような作品を創り、彼らが将来大人になった時に、親御さんやファンとしてスーパー戦隊シリーズを応援して頂けるような良心的な作品を目指す。
登場人物紹介『超天聖ドラゴンゼル』
・超天聖ドラゴンゼル(こども食堂・天龍)
宇宙の科学法則に縛られない代わりに、実体の無いエネルギー体の天使。
地球人達の知らないところで隠れて活動していたが、デビルゴンの出現によって人々に知られる形で出撃することになった。
動植物に擬態して、宇宙法則に縛られた世界で活動することが出来る。
擬態する動植物は、擬態された側の動植物が混乱することを避けるため、写真や動画から姿だけを拝借することが多い。
天使は本来性別を持たないが、擬態した生物の雌雄によって、男っぽくなったり、女っぽくなったりする。
当初は大事件と思われていなかったため、大天使ブルーエルが率いる下位天使三隊計4名だけだったが、『デビルゴン』首謀者が上位三隊序列2位の智天使リベルエルだったことが判明し、急遽最上級天使であるレッドエルが参加して、計5名の天使達によって戦隊が結成される。
天使グリエルの発案で「こども食堂・天龍」を作り、貧困でご飯を満足に食べられない子供達のために食事を提供する。
〇熾天使レッドエル(レッドドラゴン) 擬態元:蘇我彰(死亡時31)
聖龍態:熾天使レッドエンゼルドラゴン
最上級の『熾天使』の地位に就く、天界の天使。
『デビルゴン』の逃走によって『ドラゴンゼル』を組織するが、事件当初は天界2位の『智天使』の地位に就いていたリベルエルが首謀者だったことが発覚していなかったため下級天使の部下だけを送っていたが、リベルエルの参画を知ったことで自らも天界から遅れて出撃した。
地球に到着後、蘇我彰の遺影を擬態して人間体を創り出すが、彰の息子である蘇我大翔に父親が蘇ったと勘違いされたことを切っ掛けに、大翔の母で彰の元妻・蘇我泰子と共に一緒に暮らすことになる。
最上級の『熾天使』の名に恥じない戦闘能力を持っており、たった一人で『デビルゴン』の幹部全員を相手に圧倒出来る実力を誇るが、本気を出せば地球を滅ぼせるだけの力を秘めているために、常にパワーをセーブして戦わざるを得ず、その結果、地球の被害を抑える代わりに『デビルゴン』逮捕に苦労することになる。
パワーを開放して、聖龍態『レッドエンゼルドラゴン』に変身出来る。
元々は地球降下を仕事としか考えていなかったため、グリエルが提案した「こども食堂」の計画に反対したが、『デビルゴン』の逮捕が遅れたことや大翔との出会いが重なって、少しずつ地球や地球人を知っていったことで、「星を守る使命」に目覚めていくことになる。
・蘇我大翔(9)小学4年生
彰の一人息子で、亡くなった父に会いたがっていた寂しがり屋の小学生。
遺影から父の姿を借りたレッドエルを父親と勘違いするが、事情を互いに聞いたことから一緒に暮らすことを提案する。
・蘇我泰子(34)テレビ局員
彰の死亡後、シングルマザーとして大翔を育てていたテレビ局員の女性。
大翔と同様にレッドエルが天使であることを理解出来てはいるが、本物の夫と混同して、女性メンバーに嫉妬をぶつけることもある。
〇大天使ブルーエル(ブルードラゴン)擬態元:西条恵良(26)
階級は大天使。下位三隊の末隊を管理しており、元々ドラゴンゼルは彼をリーダーにした小規模部隊に過ぎなかった。レッドエル参加後はナンバー2として参謀役に徹する。
警察のポスターに映っていた現職警察官・西条恵良の姿に擬態した。
警察官を擬態した影響から生真面目な性格に拍車が掛かって、下位天使の三名からは辟易されたり、熾天使でありながら発想が柔軟なレッドエルにも疑問を呈すこともあったり、副リーダーでありながら何かと対立を起こす。
先行隊で唯一大天使の階級であったことから、戦闘力は一日の長があり、レッドエルから戦闘方面では頼りにされている。
〇天使イエローエル(イエロードラゴン)擬態元:石坂美幸(17)
階級は天使。ブルーエルの部下だった先行隊の1名。
ポスターに載っていた女性アイドル・石坂美幸に擬態して、女性化した。
表向き明るく振る舞っているアイドルに擬態したことで、イエローエルも明るく元気に振舞うようになり、同じ女性に擬態したホワイトエルとは地球降下以前よりも仲良くなる。
一方、美少女に擬態してしまったせいで、石坂美幸のファンに本人と誤解されたり、男達に言い寄られたりと云ったトラブルも絶えない。
階級最下位の天使に過ぎないため、戦闘力は通常の人間を凌いでいるとは言え下位に位置し、単体ではデビルゴンとの戦いでは苦戦を強いられるが、女性化した影響で、地球降下以前よりホワイトエルとのコンビネーションが良くなっている。
〇天使グリエル(グリーンドラゴン)擬態元:飯田拳吾(21)
階級は天使。ブルーエルの部下だった先行隊の1名。
ファミレスで働いていた店員に擬態して、男性化した。
大翔の生活が苦しいことや大翔以外の子供達も貧困から腹を空かしていることを知って「こども食堂」を始めようと提案する。この案はデビルゴンの逮捕を優先したいレッドエルとブルーエルからは反対されたが、秘密基地としての機能を兼ねることで了承され、子供達に食事を提供する。
食事を提供するための軍資金を稼ぐため、さまざまな場所でアルバイトをして、人間社会を勉強していくことになる。
また、最上級の熾天使レッドエルと出会ったことで、レッドになりたいと考えるようになり、彼の下で強さとリーダーシップを学んでいく。
階級最下位の天使に過ぎないため、戦闘力は通常の人間を凌いでいるとは言え下位に位置しており、デビルゴンとの戦いで苦戦を強いられていたが、少しずつ成長して、次第にレッドエルを驚かすほどの実力を得ていく。
〇天使ホワイトエル(ホワイトドラゴン)擬態元:本田翼子(19)
階級は天使。ブルーエルの部下だった先行隊の1名。
グリエルと共にファミレスの近くに降下した際、天界のマニュアル通り、ポスターの写真に映った女性に擬態して、女性化した。
元々は優しくて、丸い性格だったが、グリエルと共にこども食堂で食事を提供するための軍資金を稼ぐため、さまざまな場所でアルバイトをしていく中、女性がセクハラや生理の貧困など女性ならでは多くの悩みを抱えている実態を知って、少しずつフェミニストのような気が強い一面が育っていくことになる。
階級最下位の天使に過ぎないため、戦闘力は通常の人間を凌いでいるとは言え下位に位置し、単体ではデビルゴンとの戦いでは苦戦を強いられるが、 女性化した影響で、地球降下以前よりイエローエルとのコンビネーションが良くなっている。
悪役『反天堕デビルゴン』
・反天堕デビルゴン
天界2位の「智天使」の地位に就いていたリベルエルが扇動して、天界に反逆するために組織した反乱軍。
日常的に人間達と付き合うことをしないため、基本とする擬態元は無く、自分達が出撃する時に限り、擬態元の人間を無作為に探して変身する。
リベルエルは当初は腹心の部下数名だけを連れて天界から逃亡して、好き勝手に遊ぶことだけを考えていたが、天界に不満を持っていた数多くの天使達の支持を集めて、当初の構想より大きな勢力に拡大していた。
そのためリベルエルの思惑に反して、天界や地球侵略に本気で取り組まざるを得なくなり、さらに天界1位の熾天使レッドエルを出撃させることになるなど、想定していたより大規模な戦いを引き超こすことになった。
〇魔天籠アーヴァド(智天使リベルエル、ブラックドラゴン)
魔龍態:魔帝龍ブラックデビルドラゴン
元天界2位の智天使の地位に就いていた上級天使。
腹心の部下数名を連れ出して、退屈な天界から逃亡する計画を立てるが、当初の想定より大勢の天使達が賛同して一大勢力を築く。
熾天使レッドエルとは見習い時代からの長い付き合いで、自分が天界から逃亡しても直接は追って来ないと思っていたが、自身の予想を超える規模の事件に達してしまい、旧友との直接対決を強いられる羽目に陥った。
性格は意外と穏やか。カリスマ性があり、反天堕の支持は厚い。
一方、地球に降り立ち、人間達の醜い面を数多く見て、自身の天界反抗と地球征服に正当性と意義を見出し、事件や戦いを過激化していく。
熾天使レッドエルと互角の力を有しており、レッドエルの聖龍態に当たる魔龍態に変化して巨大化することが可能。
〇座天籠マンガス(座天使ディアエル)
元天界3位の座天使の地位に就いていた上級天使。
熾天使レッドエル、智天使リベルエルとは腐れ縁だが、理想主義のレッドエルと仲は悪く、現実的と思えたリベルエルと仲良くしていた。
カリスマ性のあるリベルエルを担ぎ出して、『反天堕デビルゴン』を組織することを直接進言した人物であり、組織の中でも参謀格を務める。
〇主天籠サブスペア(主天使メインエル)
中級天使で最上位の「主天使」の地位に就いていた、元中級天使。
天界に反抗するリベルエルの思想に共鳴して、デビルゴンに参加する。
作戦を指揮するのが得意と自負し、毎回作戦計画を立てる。
〇力天籠ウィークェ(力天使パワーエル)
中級天使で中位の「力天使」の地位に就いていた、元中級天使。
平和論者の展開に嫌気が差して、戦いが出来そうなデビルゴンに参加。
戦闘が得意と自負しており、現場に直接乗り込んでドラゴンゼルと戦う。
〇能天籠コンペンツ(能天使アビィエル)
中級天使で下位の「能天使」の地位に就いていた、元中級天使。
大天使ブルーエルの元上司で、天使としてさらなる昇進を目指していたが挫折し、自分を認めない天界に反抗してデビルゴンに参加する。
主に、毎回作戦に必要な天使の人選を任されているが、ドラゴンゼルとの戦いで敗北が重なり、徐々にデビルゴンの中でも居場所を失っていく。
〇堕天使
毎回、サブスペア達が立てた計画に則って活動する、元下級天使。
同じ下級天使の大天使や天使で構成されるドラゴンゼルと互角に戦う。
等身大戦で敗北しても「禁断の果実」を食べることで巨大化して暴れる。
〇堕天兵アプレンティス
元見習い天使の戦闘員達。
天使として合格出来ない連中に過ぎないため、ドラゴンゼル達と戦っても基本的には勝てないが、数は多いため脅威と成り得る。
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