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日野ひな祭り紀行

2年前に行った【日野ひなまつり紀行】がまぁまぁ楽しくて、この季節のお出かけ先にピッタリと思っていたけど去年は忙しかった(介護のお手伝い)こともあって行きそびれてしまった。今年はタイミング合えば行きたいなーって思っていたら、ちょうど田村神社の厄除大祭に出かけるついでに立ち寄れることになった。

3/10まで開催

日野ひなまつり紀行の特徴は、各家庭が雛飾りを外へ向けて飾っていること。

日野のメインストリートには【桟敷窓】があり、お祭りのときにはその窓を開けて家の中から通りを練り歩く曳山を見学するんだとか。その桟敷窓ごしに各家庭のお雛様を見ることができるのが日野のお雛様の特徴で、昔ながらの桟敷窓から見えるお宅もあれば桟敷窓はないけどふつうの縁側に飾って見せておられるお宅もあった。

桟敷窓からのお雛様

日野商人たちが発展させた日野の町。
町中で飾られている古いお雛様たち(元禄雛、享保雛)はその昔、日本各地で商いを成功させた日野商人たちが故郷への土産として雛人形を持ち帰ったものらしい。だから関西なのに関東方面の雛人形も多く存在するんだとか。関西と関東の雛人形の違いは詳しくないけども。

今回一目惚れしたお雛様がコチラ。(右側の方)

かなり小さめなお二人

たいていのお雛様がまっすぐ前を見つめている中で、このお方はなぜかコチラに話しかけているような様子。

「お、そなた。よく来たな。」

主人と夫婦揃って『この人、めっちゃ良い』と見入ってしまった。目線と口元がほかのお雛様と全く違うように感じる。

300年以上の時を超え、人形に宿るパワーを感じるなんて。いい出会いだった。
このお方に会いにまた来年も来たい。

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