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【カメラ練習】露出の話(閑話休題)

 「写真は光で絵を描く」って表現がズバリそのものだなぁ、と思っていますが、その「光」っていうのを違う言葉にすると「露出」と言います。(ホワイトバランスやピクチャーコントロールとかあるのでそれだけでは無いですが、それほど間違ってはいない、と思う)
 で、「露出」って言われても何の事やら分からなかったので、調べたり経験からの結果をまとめてみました。(因みに露出っていうズバリそのものの設定はありません)

露出とは

 露出とは
 「F値(絞り)」「ISO」「シャッタースピード」
 の要素の組み合わせで決まります。
 これにストロボが入ってくると
 「発光量(光の強さ)」「ストロボとの距離」
 が入ってきます。
 要は「露出」ってなぁに?と言った場合、上の要素の組み合わせで良い感じに写真撮ろうぜ、と言っています。

モードによっては、カメラが勝手に良い感じにしてくれる、という事も出来ます。(そこは今回はパス。多分将来的にもパス。カメラも大分賢くなったよね、という話なのですが、ネットとか書籍とかに沢山記載があるので、そちらを読んだ方が為になります。)

露出を決める要素

要素としては、以下になります。
カメラ設定
 ①F値(絞り):値が小さいと明るく、大きいと暗くなる(絞るとか開放とか言いますが、数値で表現しているのだから「大きい小さい」って言った方が分かり易い、と常々思う)
 ②ISO:値が大きいと明るく、小さいと暗くなる
 ③シャッタースピード:遅いと明るく、早いと暗くなる
ストロボ設定
 ①発光量:値が大きいと明るく、小さいと暗くなる
 ②モデルからの距離:距離が近いと明るく、遠いと暗くなる

カメラ設定側の要素について

①F値(絞り)
 値が小さいと明るくなります。そしてピントが合う幅が狭くなります(ボケます)
 値が大きいと暗くなります。そしてピントが合う幅が広くなります(ボケにくくなります)

②ISO
 自分、これ実は良く分かってません。
 ISOを小さくすると、暗くなるけど画質が良くなります。
 ISOを大きくすると、明るくなるけど画質が悪くなります。
 それだけしか知りません。そしてそれで今の所困ってはいない。

③シャッタースピード
 シャッターが空いている時間です。
 空いている時間が長い(遅い)と明るくなりますが、その分ブレたりします。(光を取り込む量が多い)
 空いている時間が短い(早い)と暗くなりますが、その分ブレなくなります。(光を取り込む量が少ない)
 因みにシャッタースピードを遅くするなら、三脚があった方が良いです。手ブレしないので。

しょかん。
 自分が撮る時は、各数値は以下の基準で決めてます。
 ①F値はボケさせたいかボケさせたくないか。
 ③シャッタースピードはモデルを止めたいか止めたくないか。
 なので、明るさは大体ISOでコントロールしています。
 ストロボ使わない場合、F値とシャッタースピードは自分で決めて、ISOを自動にして、後は露出補正でやるようにしています。(ストロボ使う時は使えないけど。TTLって何それ?状態なので)

ストロボ設定側の要素について

①発光量
 ストロボの光の強さになります。1/128から1/1で設定可能。
 数値が大きいとその分強く、小さいとその分弱く光ります。
 因みに「閃光時間」というのがありまして、
  ・発光量が少ないとその分短く
  ・発光量が多いとその分長く
 となります。要は強い光を出すためには時間が必要だよ、という話です。
 発光量に寄らず閃光時間が変わらないストロボってあるのかなぁ?あっても高そうだよね。
 因みに。ストロボ2つ使っても発光量2倍にはなりません。懐中電灯を2つ使っても明るさが2倍にならないのと同じ理由ですが、詳しい理由は調べて下さい(実は知らない)

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②モデルからの距離
 当たり前って言えば当たり前ですが、でも上げておかないといけないよね。
 ストロボとモデルまでの距離が短いと明るく、長いと暗くなります。(より正確には「光が当たる場所までの距離」となります)

しょかん。
 結構適当にやっています。
 いつも狭い所で写真撮っているので、モデルからの距離を調整するのはに難しいので、大体発光量でコントロールしています。ハイスピードシンクロとかTTLとか良く知らん。

カメラ設定とストロボ設定の組み合わせで幅を広げる

 ストロボ使わないならカメラ設定だけで良いのですが、ストロボを組み合わせると撮れる写真の幅が(少し)広がります。
 例えばこんな感じです。

ストロボの閃光時間でモデルを止める事が出来る

 実は「モデルを止める為にはシャッタースピード」だけでは無いです。
 「ストロボには止める力がある」という表現をされます。
 つまり、例えばシャッタースピードを1秒にしても、ストロボの閃光時間でモデルを止める事が出来ます。
 因みに「ストロボを使うとシャッタースピードは1/250位が限度」と言われてますが、真っ暗状態を作れるなら閃光時間でもっと短くする事が出来ます。(この真っ暗、というのは環境光があるとその限りではない、という意味です)

ボケさせたくない画質良くしたい手ブレしたくない明るくしたい

 F値を大きくISOを小さくシャッタースピードを速くしたら、それは暗くなりますよね。
 でも、ストロボの発光量を大きくすれば大丈夫です。
 (ストロボ使うからシャッタースピードはどうしても1/160とかになってしまいますが、普通は手ブレしないでしょうし、真っ暗状態であれば、シャッタースピード遅くしても閃光時間で止まるから手ブレしないでしょう) 

お風呂場で水を止めて撮りたい

 ガチならハイスピードシンクロするしか無いですが。
 それはさて置き。お風呂場が十分に明るいならシャッタスピード上げれば良いです。が、そうじゃない場合。
 ①F値を小さくする(出来れば2.0とか。1.8より小さいとピント合わせが凄くきついと思うの)
 ②ストロボ最弱発光(1/128)で、なるべく数を増やす。
  1つよりは2つ。2つよりは3つ。。。
 ③ISOの数値を希望の明るさまで上げる
 因みにストロボ使うので、ISOカメラ任せとか露出補正とか使えないので、頑張れ!

まとめ

 設定とか数値とかの説明は他サイトとか書籍で結構書かれてますが、ケーススタディ的な内容は少ないと思うの。
 写真って
  ・撮りたい何かがあって
  ・その為に何をどう設定すれば良いのか?
 だと思う。
 なので、設定自体の意味とか関係性を知っておけば、撮りたい写真に近づけます。
 その為にも、先ずは思い込みを捨てましょう。「XXという理由で出来ない」では無く「XXという理由で出来ないって、誰が決めたの?」がスタートだと思う。
 自分の例で行くと「カメラのピントがあう位置が1つだって誰が決めたの?」から「ピントが2つ」に辿りついたとか、「上が暗くて下が明るい写真が撮りたい」から「レンズを隠す」とか。他にもストロボは1回のシャッターで1回しか発光出来ないなんて誰も決めていないし、ズーム変えても良いし。
 暗い部屋とストロボあれば、色んな事が出来ますぜ。
 というお話でした。

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