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コーチングの基礎クラスで「美しいコミュニケーション」を取り上げる理由


こんにちは。弁護士で国際プロコーチのありです。企業顧問弁護士をしながら,オンラインのコーチングスクールを運営しています。

先週の土日はコーチングベーシッククラスの第3講座でした。熱い受講生さんとコーチングをがっつり学ぶ,の巻き。
もともとはライブ集合型で行っていたコーチングスクール。完全オンラインに移行してから、ニ期目です。

今回の講座のテーマは「美しいコミュニケーション」
第2講座は「自己理解とリフレクション」というテーマでじっくりと自分と向き合い自己理解を深めます。ほんとにがっつりの自己理解タイムです。そこからの,「美しいコミュニケーション」。これは,自分と他者とのコミュニケーションを磨いて磨いて,コーチングとしてはもちろん,人生そのものをブラッシュアップしようという大きな思いでやっております。

なぜわざわざコミュニケーションの講座があるのか

自分と相手,あるいは,自分と世界との関係は,すべてコミュニケーションを通して構築されていきます。自分と相手との関係を上げれば,自分も相手もhappyになります。自分と世界の関係性を高めればと,世界が変わります。 いうなれば,自分が見ている世界とは,自分の目というフィルターを通して創り上げたものなので,関わり方が変われば,全てが変わるのです。

というわけで,あえて,コミュニケーションの講座を丸二日かけて行い,コミュニケーションとはそもそも何なのか?というところから,めっちゃ習びます。これ大事だと思っていまして,あ,これっていうのは結構理論的なところのことです。理論と実践は両輪です。どちらも大事。どちらが欠けても崩れていくと思います。

で,コミュニケーションとかコーチングって,時には実践が重視され過ぎて,というより,理論が追い付いてなくて,片輪が大き過ぎちゃうことが結構あると思うのです。もちろん,それでうまく走行できればOKでしょう。でも,コーチって馬車っていう意味があるとおり,車輪がふたつとも(4つともか)ちゃんと整っていることが大事,そうでないとクライアントさんをゆがんだ世界に誘ってしまう可能性だってあります。ああ恐ろしや。

コーチングだけでなく,自分が関わる相手,パートナー,友人,家族,仲間,部下。大切な人にゆがんだ車軸で関わると,相手も大変だし,何よりも自分が疲れます。そう,コミュニケーションで人疲れしている人がどれだけ多いことでしょうか。

という思いで,コーチング的なコミュニケーションを学ぶ意義や,チームにおけるコミュニケーションと心理的安全性の関係,X理論とY理論など,いろんな理論もしっかり共有しています。だって,困った時に立ち返るものとして,理論は実践にちゃんと役立ってくれる力強い味方ですもの!

コミュニケーションはマインドとスキル両方大事

そうそう,コミュニケーションというと,スキルが浮かぶ人が多いかもしれません。でも,スキルだけが先行すると,つまり,相手を尊重するマインドと結びついてないと,超絶に浮きます。スキルだけが浮き出ると

・不自然な人
・なんとなく信頼できない人
・うさんくさい人
・いい人ぶっている人
・あざとい人

なんて感じになってしまいます。いや,あざといってすごいことですが笑。

スキルって何のためにあるのか。

コミュニケーションのスキルは,相手と自分を対等に大切にするマインドを表現するために使うものです。相手の思考をコントロールしたり,特定の行動を起こさせるために使うものではありません。

つまり,スキルとは自分と相手の関係性に作用するもの。決して,相手(の内心や行動)を自分の思ったとおりにさせたいとか,相手の気持ちを左右したいとか,自分はこう思われたい!といった,自分の一方的な思いを,相手を通して実現させるための道具ではないのです。

というわけで,理論とマインドとスキルの関係を講座で理解したうえで,実際のやりとりを分析します。日常的に行われている,上司と部下とかお母さんと子供とか,そんなやりとりを例に出して分析するのです。

分析のための観点はこんな感じ。

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そのうえで,具体的なコミュニケーションのスキルを一つづつ丁寧に見ていきます。傾聴,承認,フィードバック,質問,提案,リクエストなど全部。

そう,考えてみると、人生のすべてはコミュニケーションです。
仕事も、遊びも、恋愛も、家族も。これほど大事なものなのに,私たちは,「コミュニケーションをきちんと学ぶ機会」が少なすぎる(いや,皆無?)気がするのです。

美しいコミュニケーションをとれば,世界は美しくなる。

コミュニケーションを分析してひとつひと磨いていくこの講座は,弁護士として、様々な人のコミュニケーションの不一致を仲裁してきた私としても
こだわりの講座です。コミュニケーションがうまくいかなかったためにトラブルから裁判沙汰にまでなってしまった,という人をどれだけたくさん見てきたことでしょう。

それって,そういうプロセス自体が人の学びというものだ,ともいえるかもしれません。確かに人生に無駄や無意味な事象は存在しないのでしょう。しかし,コミュニケーションストレスは,やはりロスといえばロスかもしれないと,疲弊しきった人を見ると思うのです。もっといい形の解決や共創的なやり方もあったかもしれない。

でも,トラブルは必ず解決する,終わります。その後,その人が明るく明日を描くためには,きっといいコミュニケーションが必要なんです。他者との関係性,世界との関係性がその人の人生を形作っていく。関係性のデザインは人生のデザイン。関係の質を高めることは,まさに,幸せな人生を自分でデザインしていくことなのです。だとしたら,関係性を上げていけばよいのです。

というわけで,わたくしこだわりのコーチング的コミュニケーション講座,誰にとっても一生もののマインド&スキルになるようにという思いで続けていきます。

以下受講生さんの声から

・コミュニケーションって何なのか初めて分かった気がしました。
・神回でした。
・いままで自分の関わり方がすごく偏っていたことが分かって驚いたし,いろんなことに納得できて,自分が変われそうな気がします。
・ここでしかできないワークがすごく響いて,何年も経営者として走ってきて泣いたことも無かった自分が,急に泣きそうになって,その時に何かがわかりました。

読んでいただきありがとうございます。すべての人に,自分なりの幸せな生き方がある。みなさまと美しい世界との関係が今日も幸せにつながりますように。

「美しいコミュニケーション」講座 ラッセルコーチングカレッジはこちら 

https://coach-b-russel.webnode.jp/

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