Music history of Takehiko Hosaka 【No.008】

「Duran Duran - Hold Back The Rain」

 僕の音楽遍歴の中で絶対に欠かせないバンド。それが、デュラン・デュラン(Duran Duran)です。MTV全盛期。ようやく自分の意志で音楽にリーチし、取捨選択するようになって、初めて自ら好きと言えるアーティストに出会った。それが、彼等です。

 彼等の何が僕の琴線に触れたのか。一般に知られている彼等は。ニューロマンティックなる音楽でデビューし。そのジャンルを極めること無く、どちらかというと、アイドル的なバンドへと成長して行き、絶頂期には、「ザ・リフレックス」なるシングルをリリースして、全米全英シングルチャートで第一位を獲得するという快挙。日本でも、サントリーのCMに出演したりしてて。お茶の間での人気もあり。やはり、どちらかというと、女性ファンの方が多かったんじゃないでしょうか。でも僕は、そんなの関係なしに、好きになりまして。当時、他の友達が、女性アイドルの写真とか雑誌の切り抜きを下敷きに入れていた時、僕は、デュラン・デュランのメンバーの写真やらを入れていたんですよね。

 好きになったきっかけは、楽器のアンサンブルの妙に惹かれたのであります。はい。Vo.のサイモンの唄声が好きとかじゃなく。メロディーも楽曲構成も素晴らしかったけれど。だからこそ好きになったんだけど。ここの楽器の鳴りに耳を傾けることになったきっかけが彼等の音楽。ギター、ベース、キーボード、ドラムという。それらの音が癒合して、こういう音楽になるんだってことで。みんなかっこいいなって。そんな中でも、僕は、ギターとドラムに惹かれていきました。Dr.のロジャー・テイラーの寡黙ながら力強いドラミング。これは、その後、アマチュアバンドでドラムを叩くことになるきっかけにもなることでありまして。かなりの影響を受けました。そして、極めつけは、Gt.アンディー・テイラーです。メンバーの中でも一番背が小さい。にも関わらず、ギターを鳴らす佇まいがかっこよかったんですよ。そのアンディーのギターフレーズ、彼の特徴が顕著に表れている楽曲を紹介しております。ていうか、このYouTube動画。デュラン・デュランのあらゆるPVがごちゃ混ぜになっていて。知っている人は、「これはあのPVだ!」ってなること必至です。

 そう。アンディー・テイラー。ギタリスト。僕は、この人を好きになって、ギターを買ったんです。この人がいなければ楽器を演奏することや、バンドを組んだりしていなかったんです。多分、世界中探しても、彼をリスペクトして、ギターをはじめた人って、ほぼ皆無だと思います(笑)。デュラン・デュラン時代の彼を観て。そうそう。彼は、その後、様々なプロジェクトやソロデビューも果たしているので。そのタイミングで彼に影響を受けた人もいるとは思いますが。。。。

 果たして、何故、ぼくはそこまで彼を好きになったのかといいますと。ギターの鳴りが、出過ぎていないという。バンドのアンサンブル。他の音色がある中を、切り抜くカッティング。ギターソロ。その存在が僕の心を射抜いたんです。例えば、良くある話。ギターヒーローなんて沢山いてですね。それに憧れる人は沢山いるんですよね。でもそういうのはちょっと嫌で。バンドがバンドとして成り得ているなかで、そこで自分のギタリスト然とした自己主張を出すところに非常にシンパシーを感じたのです。それと、彼が小柄だったということ。僕は、中学一年生の時、身長140cmくらいしかなくて。コンプレックスだったんです。そんな僕を勇気づけてくれたという。そんな見た目てきな(笑)ところも、好きになった理由のひとつです。

 いやぁ。

 デュラン・デュラン。

 このバンドだけで、音楽遍歴、50本くらい書けそうな気がする(笑)。

 でも、この辺で、やめておかないとうざくなるので、とりあえず今日は。この辺にしておいてあげます(笑)。ちなみに、僕が初めて観た外国人アーティストのライブはデュラン・デュランです。はい。場所は、かの、後楽園球場です。はい。懐かしい。。。

 というわけで。

 デュラン・デュラン関連のネタは、今後も時折挟み込んで行きますので。

 よろしく哀愁です。

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