父の病気と自分のこれからと

父は鼠径部ヘルニアの手術の再検査で心臓が引っかかった。
「心臓の一部が壊死しているようだ」と医師に告げられたらしい。

そこで鼠径部ヘルニアの手術は急遽中止となった。
そして、心臓の検査入院が決まった。
心臓にカルーテル?を入れて、中を見るらしい。
(想像しただけで痛そうだ…)

私も父ができないことをしたり、少しでも役に立てればとフォローしているつもりだが、自分も病持ちの為、そんなに役には立てていないけれど…。

来週、父が検査入院をする。
父は言う。
「これでお棺に入って帰ってくるんだ」と。
人生初めての入院や、心臓という部位にさすがの父も弱気になってきているのが日に日にわかる。

検査入院といえども、心臓に異常が見つかれば、
まず心臓の手術→次に鼠径部ヘルニアの手術、となるだろう。

考えただけでまだ他人事のようだが、本当は自分も唯一の肉親なので、恐れや不安が潜在的にはあるんだと思う。

手術になってもいい。
だが、命だけは残してほしいと願う。

私が病気になってから散々尽くしてくれた父。
ここでさよならをいうにはまだ早すぎる。

自分が元気になって、社会人として働いているところを見せたいし、親孝行すら全然できていないんだもの。

不安と緊張と恐れの中…
どうかどうか……。

文章を気に入って頂けましたら、宜しくお願い致します。