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甘い泥

甘い泥

夢はもう見たくないのに
自分で制御できない
オートマチックな世界であるから
また目覚めて途方に暮れる

だとすれば
暫くは
その甘い泥に埋もれているしかない

思考を囚われ
赤い車を走らせながら
泥の甘さを愉しんでいることに気がつき
おのれに苦笑いをする雨の宵。
#詩 #散文

no title

no title

だからなんだって言うんだ?
それが、そのことが、そのひとを語るのに欠かせないことなの?

だれもが、あまり人には知られなくないことや
聞かれなければわざわざ話さないことってあると思う。

だけども、世の中には誰かのそういう部分をわざわざ話題にしたがる人がいる。勿論本人不在が前提で、有名無名に関わらず。

それは例えば、朝の登校見守り時。
登校して行った近所の子どもについて
『○○ちゃんは△キロにも

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腰が重たいがん検診。

6/4にエイヤッと予約したものの
その日は予定があった筈……
時間まで記憶しているのに
手帳、学校の便り、LINEにも、手掛かりなし。

いざ思い出してみたら
オンラインゲーム内の
共闘の約束だったという顛末。

道理で。
#約束 #大切

ハズキルーペの向こう側

ハズキルーペの向こう側

長男に苦手なCM・好きなCMを尋ねられた。

苦手なほうは『アレクサ、キッチンペーパー頼んで』が胸を掻き乱して仕方がないamazon echoのケーキバージョン。

好きなほうはハズキルーペと答えた。

なんてたって、ハズキルーペのCMは進化が止まらない。ポケモンで例えようと思ったけれど、出世魚のほうがnoteには何となく相応しいので……

石坂浩二ver.がワカシ
舘ひろしver.がイナダ
そし

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はじまりは今。

はじまりは今。

4月1日、日曜日。夕刻。
京都駅の新幹線のホームで、そのひとはさめざめと涙を流していた。



東京行きの新幹線が、新大阪から京都へあっという間に滑り込む。

旅の狂騒の名残りを抱えつつ、見るとはなしにぼんやりとホームを眺めていたら、携帯電話を握り締め、泣き腫らして少し先の窓のなかを見つめる女性がいた。私より少し歳上だろうか。

ある種の確信を持ちつつ視線を車内に戻すと、やはり、何列か前の座席脇

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last train home

last train home

気絶するほど、遠くまで来た気がする。
だけど今、振り返ってみると
瞬きのようにあっという間だった。

次男が卒園して
我が家の幼稚園生活が終わった。

息子たちは同じ幼稚園に通って、通算6年。
次男が生まれてからずっと同じ日常を繰り返してきたけれど、ふっつりと、もう幼稚園に行くことはない。

特にこの2年間は、クラス役員と謝恩会役員を務めた為、日々は光の矢のように飛んで行ってしまった。

子育ての

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とても素敵なnoteに出逢うと
宝物を見つけたようで
そこでは他にどんなことが紡がれているのかを
知りたくて、貪り読んでしまう。
#note

両極端な医者について、考える。

両極端な医者について、考える。

子どもたちが相次いでインフルエンザB型に罹ってしまった。

語弊はあるけど薬さえ貰えればオッケーな次男と、持病がある長男で、それぞれ診てもらうクリニックが違う。

次男は自宅至近のいつでも空いてるクリニック。風邪をひいても軽めで、症状に適した薬がちゃんと出るからそこで充分。
このインフルエンザの流行期に於いても、空いている。

長男は毎日内服している薬との兼ね合いがあるので、車で20分のところにあ

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WAVEは、かつて確かにあったのだ。

WAVEは、かつて確かにあったのだ。

かの林伸次さんが以前に池袋WAVEでアルバイトしていた、というnoteを拝見し、居ても立っても居られなくなってしまった!

私はWAVEの末期の華々しき頃、大宮WAVEでアルバイトしていたから。

その頃には、林さんの仰っていたようなエッジィなWAVEではなく、マジョリティに迎合しながらもかつてのWAVEの幻影を背負いこんだ過剰な自意識を捨てきれずに、隆盛を極めていたミュージックストアの末席にちん

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君はシュープリーム。

君はシュープリーム。

夢は、しみじみと驚くようなことを連れてくる。眠る私を時間旅行に誘うように。

夢の中。デート中。
私は峯田和伸と池袋にいた。ご飯を食べ、お酒を飲み、西口側の駅構内を愉しい心地で彷徨していた。このあいだ、彼が住んでいる高円寺で飲んだ時は、アパートにお邪魔してもちゃんと終電で帰宅できたのに、今日は帰りたくないし、帰らせたくなかった。

人生初の『このまま流れでお泊まり』っていうのを敢行する為に、箱入り

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心の栄養補給のような、一日。

心の栄養補給のような、一日。

昨日は、何とみずのさちこさんにお招き頂き
ご自宅にお邪魔してきました。

みずのさちこさんといえば、野菜もりもり・ボリューム満点、そして美しい朝食!
毎度毎度、眼福でお裾分け頂いておりましたが
まさか、みずのさんのお食事を頂ける日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。

みずのさんのようには素敵に撮れませんでしたが、オープンサンド・サラダ・ラザニア……どれをとってもみずのさんの食のセンスが凝ら

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追体験とか大笑いなど。

追体験とか大笑いなど。

昨日は母から頂戴した自由時間満喫の一日。

西荻にてutopianoさんの布花ワークショップに参加。ヤドリギのブローチを作成。

左の一番上が私が作ったもの。
先生が仰るには、お花を作るよりは個体差が出にくいとのことで、確かにこうしてみると、どれも大体同じように見える。

先生が用意してくださったキットに
ボンドで貼り合わせたり、ワイヤーを付けたり、束ねてテープで巻いたり。

布花づくりを

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宮代町のlaboへ。

宮代町のlaboへ。

新しい車が未だ馴染んでいないので、ドライブがてら、久しぶりにお気に入りのパン屋さんを訪れた。

昼食にガッツリめのパンをチョイス!
手前 ゴルゴンゾーラ、奥 厚切りベーコンとトマトのタルティーヌ。

ゴルゴンゾーラは、ベーコンと胡桃のパンにスライスされたゴルゴンゾーラチーズが挟まっていて、このお店に来たら間違いなく買いのお気に入りの逸品。ベーコンの塩気に大きめの胡桃の歯応えがアクセントになり、ゴル

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forgood.

forgood.

車を買い替えることになり、納車を来週に控えた今、何とも言い難い寂寥感に見舞われている。

彼女(もうあえてそう呼んでしまおう!)は11年目を迎え、走行距離は10万キロを超えている。半年ごとにディーラーで定期点検してもらってメンテナンスしている為、まだまだ健在。

たまに私以外の人が運転すると『運転席のシートがwackeychicksのお尻の型になっているみたいで、座りにくい』と言われる。HDDナビ

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