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多様化とは"「本当の自分」で選択すること"かもしれない


会社にお願いして参加させてもらっているQREATOR CAMP TOKYO、全7回におよぶ講義は、本日いよいよ6回目。講師はHERAT CATCH代表の西村さん。

今回のテーマは、「多様性の未来を考える」。示唆に富んだ内容だった。自分が感じたことをベースに備忘録として記そうと思う。内容はこんな感じ。

1.技術革新はやりたいことをせざる得ない世の中を作り出す
2.人工知能=ダメな会社員?!
3.自分のスキルを多面化する

かなり釣りっぽい見出しだけど(笑)興味があるとこだけでも。


1. 技術革新はやりたいことをせざる得ない世の中を作り出す

技術革新が進むと単純作業などの行為がロボット化・IT化され、既存の仕事がどんどん減っていく。いわゆるシンギュラリティのひとつだ。そんな中で人間はそうではない仕事で自分の価値を見出さなければならず、ゆくゆくは「仕事=やりたいこと、自分にしかできないこと」になっていくというお話。自動運転なんかが特にそれを暗示している。

インターネットやSNSの普及により、個人の発信力が大きくなっていっていることも相まって、”一人一人がメディア”になっていくということにも密接に関係している。それこそ多様化だ。

もちろん、そうなっていくと思った一方で、僕は「やりたいこと=単純作業(自動運転で例えるところの運転)」な人はどうなってしまうのだろうと考えた。

無論、仕事がなくなること、働くことに意義を感じない人は現況でもそんなことは一切心配しないとは思うのだが、なんとなくそんな人達が報われる世の中ではないことに不平を感じたのである。

この問に対し、モデレーターである角田さん、西村さんは「それは趣味として残るのでは」と回答してくれた。「その人達はやはり好きなことを仕事にできることはないのか」と思いつつ、なんとなく飲み込んだ。

ただ、自動運転は免許所有者が付き添う必要がある可能性が高いことから、既存のタクシー会社のような団体は、”免許所有者貸し出し”会社のような形で残るのではないかという見解もあった。

なくなる仕事もあるだろうが、形を変えて生き残る方法を考えていくのも課題になりそうだ。

ひとまず僕は、”自分にしかできないこと”があるし、それが好きなこと、生きることだと考えているので、仕事がなくなることはないかな。たぶん…。


2.人工知能=ダメな会社員?!

上記の話に付随して人工知能のフレーム問題の話が出た。フレーム問題とは、人工知能は与えられた問題(フレーム)の範囲内でしか情報を処理することができず、限界があるという話。

”「人工知能は与えられた問題しか処理できない

 人工知能は与えられた問題から飛び出せない

 人工知能は問題を自ら作り出せない

 これをダメな会社員に当てはめると同じなんですよ。

 ダメな会社員は与えられた問題しか処理できない
 
 ダメな会社員は与えられた問題から飛び出せない
 
 ダメな会社員は問題を自ら作り出せない」”

と、角田さん。

目からウロコだった。耳か。なるほど人間の仕事を奪ってしまう人工知能は、仕事を奪われるであろういわゆるダメな会社員とある意味表裏一体なのである。

人間は思考停止しない。与える問題を作り出すのが人間の仕事になっていくのである。

以前、仕事に忙殺される毎日から開放され、いろんなことを考えたり、普通にご飯を食べたり、洗濯したり、「あぁ、今生活してるなぁ」と思ったことがある。そう、忙しかった毎日にこんなことを思う余裕すらなかったのだ。「生きる」の対義語は「思考停止」なのかもしれない。


3.自分のスキルを多面化する

1、2の内容にある通り、これからの時代をビジネスマンとして生きるには、人間にしかできないことや本当にやりたいこと、好きなことを仕事にしていかざるを得ないようだ。

では、どうやるのか。

その一つが「スキルの多面化」である。

例えば、インターネットが好きで美味しいお店に詳しい人がいるとする。その2つのスキルは点的で、結べば線になる。「人気グルメキュレーター」になれるかもしれない。

ただ、それだけではなく、ここにもう一つ点を加えるのだ。”動画が作れる”、このスキルがあれば3点となり、結べば線ではなく、面になる。

自分の可能性を広げることになるのだ。

この時代を生き抜いていくには、スキルを面的に保持し、それを多面的に持っておくことが肝である、という話だった。

ここまでで僕は、多様化の未来は「”本当の自分”で選択し続けること」なのではないか、と考えた。

スキルの”点”は「得意」や「好き」から生まれることだ。自分が心から得意だと思えることはなんなのか、時間を忘れるほど没頭できる好きなことはなんなのか、それを本気で考えた上で働いているだろうか?

どこかで、世間の目を気にしたり、見栄で選んだり、やらなければいけないことと捉えて、ブレーキを踏んでしまっている人も多いのではないか。これからの時代はそうも言ってられないのだ。

素直な自分と心から向き合って、それに直向に生きる、その道を選ぶ。それこそが、生き残る術であり、人生を豊かにする方法である。


ラッキーなことに僕たちは、そうせざるを得ない時代に生まれたようだ。

一度しかない人生、自分の本当の「好き」や「得意」の道に進むこと、それを選択肢としてたくさん持っておくこと、それを学ぼう増やそうとすることとその姿勢、それが自然と”多様化”した世の中を生み出すのかもしれない。

そんなことを思いながら、インターネットにこの文章をあげてみる。

そうだ、僕はインターネットが大好きなのだ。

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