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河野、会社やめるってよ

2018年4月、シャカイジン5年目を迎えた。

それと同時に、3月末をもって4年間お世話になった株式会社オプト(グルーバー)生活に終止符を打った。

節目は大切だ。何か行動を起こすキッカケを与えてくれる。でも別に節目が僕をこうさせたわけではない。

図らずして、このタイミングにこんな報告をすることになったが、お世話になった方への表明も兼ねて、少しでも意図を知ってもらえればと思って綴る。


なぜ辞めるのか


シンプルに言えば”人生をかけてやりたいこと”を見つけられたから辞める。

これはとても幸せなことだと思っている。必ずしも、人類全員が見つけられること、出会えることではない。


正直、シャカイジン生活の中では、頭を抱えた日々もあった。

その時は夢とか希望とかどうでもよくて、働くことの意味すら見いだせなかった。

一度働いたことのある人ならわかると思うが、「天職に出逢う」ということは相当難しい。そもそも今の職が完璧に自分にフィットしているかどうかなんて不明である。それに加えて、働いてみないとわからないことがたくさんあるし、働くことを選択するまでに持っている知識、情報が少なすぎる。

こんな風に悩みながらも自分の選んだ道を正解にするために、日々どうすればいいかを考えたし、沈まず這いつくばってこれたのは紛れもなく周りの人たちのおかげだ。

やりたいことを会社の中で実現すればいいと考える人もいるだろう。自分もそうだった、そう考えていた。

自分自身に素直に向き合って、それをどう会社の目指す方向に結びつけるか、これはファーストステップに過ぎなかった。

やりたいことを着実に会社の中で実現していくと、どうしてもその風船は大きく膨らんでくる。その風船の膨らみ方は人それぞれで、どんどん会社と重なる面積が広がる人もいれば、風船同士が遠ざかってくる人もいるだろう。

会社の中では①をいかに大きくしていくかを考える必要がある。今世の中的には、会社側が②を埋めることに協力的かどうかも重要視されていて、副業や働き方改革などもその一つだと思う。

自分の風船がどんな風にしたら大きくなるかは、人によって違う。趣味である人もいれば、家族や恋人との時間な人もいる。もしくは両方かもしれない。どうしたら自分の風船を大きくできるか、その中をいっぱいにできるかを考えることは、自分の人生を幸せにする方法を考えることなのだ。

そして僕は重なっていない②の部分に、自分なりの方法でもっと息を吹き込むことを選んだ。その手段として選んだのが、起業という選択である。


JapanMadeはどうするのか


知らない人のために補足すると、私は2016年8月に、務めていた会社の中でJapanMadeという動画メディアを立ち上げた。

立ち上げて以来、事業責任者兼編集長として、そのメディアに誰よりも愛を注いできた。今こうして新たに挑戦の機会を与えてくれたのもこのJapanMadeとそれを通じて経験してきた日々、出会った人々でしかない。

結論から言うと、JapanMadeの編集長は続ける。

最初は自分と一緒に外に持っていきたいという思いが強くあったが、JapanMadeという事業を1人の人格として捉えた時に、彼にとってどういう状態が一番幸せかを考え、オプトと共同で愛することを選んだ。

そんな選択肢を与えてくれたオプトには感謝しかない。先程の①の部分を会社員や従業員という働き方ではなく、違う方法、新しい方法で埋めていくことで恩返しができればなと思っている。

少しでも自分のような働き方・関わり方が、誰かにとってポジティブにはたらいて、オプトにメリットが生まれる、そんな循環を作り出せればいいなと思っている。


終わりに


つくづく思うが、人生は一度しかない。死んでしまったら終わりだ。例え生まれ変わるとしても、今の人生の記憶なんて皆無。人間は儚すぎる。

だからこそ後悔のないように生きたいし、自分の人生を幸せでいっぱいにしたい。そうすることが家族、友人、お世話になった人、会社への恩返しであると思っている。

幸いなことに、辛そうだったり悲しそうな自分よりも、楽しそうでアグレッシブな自分を好んでくれる人が周りにたくさんいる。本当にありがたい。

自分の人生を後悔のないように生きるために、会社を辞めるという選択は大きな一歩である。そしてこれは完全に誰にとってもポジティブである。そういう選択であったと思わせることも僕の使命だ。


さて、これから何をやるか、散々言っている”やりたいこと”は何なのかは次回詳しく書くことにする。

まずは自分と関わってくれた全ての人への報告と感謝の意を込めて。



河野、次の一歩を踏み出します。



最後まで読んで頂きありがとうございます。サポート頂いたお金で、サポート頂いた方と乾杯したいです。