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後悔はなるべく避けたい


後悔。「後に悔やむ」と書く。

基本的には、過去に対して抱く感情だろう。

「後悔するのは時間の無駄」とはよく言うが、生きていれば誰だって後悔することはある。全ての選択を正しく選ぶことには、あまりにも知らなければならないことが多すぎる。

「後悔しないように生きる、そんな風に言ったって悔いは残るさ」

某ONE OK ROCKのTakaでさえ、そう言っている。


ただ、後悔することを最小限に抑えることができる、と私は思う。

もちろん、正しい選択をするための豊富な知識は持っておくに越したことはない。

ただ、それよりも大事だと思うのが、人生における”軌道修正能力”だ。

私が考える軌道修正能力には二種類ある。


①解釈的軌道修正能力

②打開的軌道修正能力


両者とも”今・現在”という地点を軸に展開される考え方だ。


①解釈的軌道修正能力


基本的に、今という地点から後ろ=過去を見た時に軌道修正するための力である。

「あの時は◯◯だったけど、そのおかげで今がある」

上記のような思考回路だ。

私の最も尊敬する上司がこう言っていた。


「過去を変えることはできないが、唯一変えられるものがある。それは過去に対する解釈だ」


そう、そうなのだ。過去の事象や行動に対する解釈を変え、現在も含むそれ以前の自分を肯定するのだ。そうすれば、後悔という念は生まれず、前向きに自分を受け入れることができる。過去自体が、今の自分を形成する糧や要素になっている、という考え方だ。

綺麗事やただの自己肯定に感じるかもしれないが、後悔して時間を過ごすよりもよっぽどましである。そうやって、その時点以前の自分を受け入れて、前を向いて歩き出す。歩いてきた道のちょっと荒れてしまった部分を、舗装しながら進んでいく、そんなイメージだ。


②打開的軌道修正能力


①とは異なり、今という地点から前=未来(現在以降)を見た時に軌道修正するための力である。

「今のままではダメだ、だから◯◯な選択をしないと…」

こんな感じだろうか。

現状やその現状から起こりうる未来の自分を想像し、そこから逆算して軌道修正をかけるのだ。解釈的軌道修正能力と逆で、(今以降の)自分を否定するのに近い。

これの原動力になるのは、比較やそこから生まれる焦りである。比較対象はなんでもいい、後輩でも先輩でも同世代の芸能人でも、本当はもっとデキるはずの自分でもいい。「今からでも遅くない、自分にとってプラスの選択をしなくちゃ」こういう風にそれまで想像していた未来の自分を否定した後、その時点以降の道を軌道修正するのだ。


その時に適切な軌道修正を


後悔しないためには、①と②の軌道修正能力をうまく使いわけることが大切だと私は思う。

①をし続ければ、甘えに甘えて結果何も踏み出せずトータルで見て後悔してしまうかもしれないし、②だけやったとしても辛くて追い込まれて潰れてしまうかもしれない。

後悔しないことは多分ムリ。でもそれを最小限に抑えて、正しい選択をよりたくさんできるようになることならできる。


そうすれば人生はもっと楽しくなる。人生は選択の連続だから。

今の自分と向き合った時に過去でも未来でも軌道修正できたなら、それは大きな一歩である。

死に際を迎えた時「悔いは何もない」そう言って、笑顔で最期を迎えられたら、それ以上の幸せはない。


ちなみに私の後悔は。




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