れいわの重度障害者の2人が本当に国会議員としての仕事が出来ると思うのか?

「noteを読んだんだろうね。重度障害者の2人が本当に国会議員としての仕事が出来ると思うのか?って文句が来たけど、今の仕組みでは無理でしょうね。ハンディがあるからと被選挙権を制限していいわけないし、誰だろうと議員になったら仕事が出来る環境を整えていくのが多様性ですよ。」とツイートしたが、長くなってしまいそうなので、個人的な考えだけど、少し書いておきます。

環境作りもしないで、仕事ができないと決めつけるのはどうかと思うけどな。国会の場がそれに対応できる環境作りが出来たなら、それが各自治体にも、その先の民間にまで波及する可能性がある。それを願って、れいわの勝手連的な動きをした。れいわの政策には賛同するものはほぼないんだけどね。

特に舩後さんらの国会活動で支障がないようにれいわはスタッフを用意しないといけない。それは党が擁立すると選択したわけだからね。それは政党としての責任。でもコストはなるべく国が税金からも出す必要があるってことね。

障がい者が選択をし自己決定できる世の中に日本も一歩近づくのは、個人的に嬉しい。日本も2014年にやっと障害者権利条約を批准したんだしさ

障害者の人達に対応するシステムでないなら、対応するシステムにすればいいだけ。それにはコストが掛かるが、税金で賄えばいい。それは税金の有効活用だよ。
これから足腰が弱る高齢者ばかりになる。この二人の障がい者国会議員が誕生したことにより、障がい者に寄り添う行政から始まり、街づくりに移行できれば、街も良くなる。

この二人が議員になることで、様々な問題も出てくるでしょう。例えば二人の公務中においてのケアとかもね。これを自費で払うのか、税金で払うのか?ってね。
平等の観点なら自費になるんでしょうね。俺は公平の観点だから、税金で払うべきだと思う。それが差別を無くすということ。

だからといって、自費で負担しろという人達に文句を言うつもりもない。それぞれの考えがあるのは当たり前だからね。

多様性を認めるということは、多様性を認めない人も認めることに入るんだけどね。なのに、多様性を叫ぶ人達は、多様性を認めない人に文句を言う(笑)エセやな(笑)多様性って、そんだけ心が広くないと無理なんよねー

で、障がい者の二人の国会で掛かる介助費用はどうするのか?俺の考えは、取り敢えずは30%を二人を所属させ、擁立したれいわが払えばいいと思う。
障がい者雇用促進法があり、70%の補助金が出て、残りは企業が負担する事になっている。議員も報酬が発生する以上は仕事でもあるわけで。

30%でもこんだけの負担がある。これを社会に出て働きたい人が負担できるわけがないってアピればいいのさ。外に出るだけで、費用がかかる。太陽の光を浴びてはダメですか?重度の障がい者が普通に暮らせるようになることは、先々来る大人数の車椅子高齢者にも暮らしやすくなるってね

霞ヶ関が障がい者雇用率を誤魔化していたように、障がい者雇用には多額の費用が掛かる。それも含めて考える必要があるし、障がい者の方々で働きたいと考える人も多くいる。
その方々の希望をどう実現するかを考えていく必要がある。誰もが障がい者になる可能性があるのです。

でも、民間での雇用が増えるかは別問題。補助金が出るとしても30%は企業が負担しなくてはいけない。また、障がい者の方が出来る仕事がある企業とない企業もあるでしょう。無理矢理やれる体制を作ったとしても、そこに何人も仕事の補助する人を付けてなくてはならないのであれば、それは無駄でしかない。

そこまでを民間企業に強制しようとしても無理でしょう。企業は利益の最大化が大前提にあるのですから。そこの兼ね合いをどうするかも考えていかなくてはなりません。
これからはもっとITが発達していきますから、それらの技術を活かしていく方向に進んでいけばと個人的には思います。

で、企業で障がい者雇用が進まない理由の一つが、移動が容易ではないということ。
企業内での働く環境は補助金を使い整備出来ても交通費の上限がある。
助成はあるが超えた分は自己負担になる場合が殆ど。障がい者が介助費用を負担したら、給料だけでは足りない事も考えられる。

企業によっては、交通機関に乗車する費用だけしか支給しないのかも知れない。他社の事はわからんが。
障害者権利条約には移動を容易にするとあったはず。アメリカもオバマの時に批准すると思ってたから、うちも障がい者雇用を退役軍人のみとしてきたが、その枠を広げて送迎付きにしたんだけどオバマはやらんかったなー。オバマもエセリベだからな(笑)

日本は障がい者通勤支援に自治体によりばらつきがあるが助成金が出るからまだいいけど、アメリカも批准するかもって見越してやったから、助成とかないから全て持ち出し(笑)
まぁ、障がい者自身がきちんと仕事してくれてるけど持ち出しのが多い。そこは会社グループ全体でカバーしていくしかない。

そして、日本では生活保護にも共通しているが、働くようになったら、どんどん障がい者の生活支援がカットされていく。自立を阻害してどーすんのよ。その負担しても普通の生活ができるレベルになるまでカットしたらいかんよ。本人の努力を無にしたらあかん。

障がい者の自立によって掛かるコストはあるし、働く事によってコストは増大する。それも事実としてあるが、障がい者が社会に出る事により、接する人の意識が変わり、社内が変わり、街が変わっていく。そのコストはお金としては出て行くが、お金では計り知れない、お金では買えない心の価値を上げていく。
言い方は良くないかもしれないが、障がい者の方々も一つの方法として人の役に立てるということ。障がい者だからおとなしくしてろってのはおかしい。よく、生きている事が価値だよって言うアホがいるけどさ。それでいいなら、その価値だけで飯が食えるなら誰も働かないやろなー。そうではないということは、生きているだけで価値は存在しないのでしょう。

うちも正直、障がい者雇用によるコスト負担は大きいし辛い部分もある。例えば通路を広く取るようになり、圧迫感は無くなり、スタッフ同士がちょっとした立ち話もできるようになり、コミュニケーションは増えてる。
これがすぐに事業の成果として表れないが、社内の雰囲気は明るい。

うちは移民も多く雇用するし、研修で各社本社にも来る。移民の多くは貧しい国で、障がい者にも冷たい国が多い。
彼らも最初はそんなゆとりもないから、障がい者が通路を通ってても介助しようともしないが、徐々にではあるが心に少しゆとりが出ると介助するよにもなる。

てか、ほんと日本おかしいよ(笑)ホテルとかの設計をしている日本人が、法人会員制ホテルの中を見た。廊下や部屋の間口等を広く取ってて無駄な作りですねって言ってたと。
車椅子等を利用する宿泊客の動線を確保する為の幅なだけ。本当ならもう少し広くしたいくらいなんだけどさ。

てかね、このれいわの2人が政権側にいいように利用されるのかねー。その対策がもう出来てないといけないんだけどね。安倍氏ならやり兼ねないからさ(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?