台風被災地支援しろとうざい

お前ももっと支援してやれよって、すげー来てるけど(笑)

9日〜13日は10tトラックを運転して成田と千葉の倉庫に各1便。
14日は同じ2便と夜にはブルーシートを掛ける研修を受けているスタッフが各地から東京の集合拠点に到着したから、バスを運転して幕張と成田、千葉の宿泊施設に送迎。
その後は明け方まで運転と荷卸しの繰り返し、日中は自分の仕事して、夕方にブルーシート掛けチームを被災地に迎えに行って千葉と幕張にある法人会員用の宿泊施設に送った。
15日も宿泊施設を3時半に出発する1便にスタッフを乗せ、市原、君津まで送った

15日は俺も被害が大きかった2軒の屋根に登って作業したさ。フルハーネス付けて、ポケットに道具を入れてさ。
修復不可能な瓦を除去して、割れてるだけならその場で簡易的な補修してさ。木を当ててなるべく一列になるように叩いてさ。それからダスター刷毛で綺麗にしてさ。
ブルーシート掛ける前に野地板を止める位置を下で別作業してるスタッフとトランシーバーで確認し、野地板を止めるとこに置く資材が抜けないように設置してさ。この作業で手を抜くとせっかくブルーシートをしても保たなくなってしまうからね。そこは急ぎながらも丁寧にやらないとさ

今年から2m以上の高さの足場のない場所での作業するには、7時間の安規特別教育を修了してないといけないからさ。屋根にブルーシートを張るスタッフは全員受けてやってもらってる。
グループ会社の建設会社のスタッフではないけど、こういう災害対応の時の為にね。
この特別教育費用も会社負担で受けてもらってる。
事故防止は考えなくてはいけないし、万が一の事故でケガや亡くなる事があれば、それは会社が一生面倒を見ていかなくてはならないからね。その基金もアメリカ本社で作ってある。

16日は成田と千葉の各1便をやったしさ。近場の倉庫にあった約8千個のガソリン携行缶は殆どなくなった。何個が戻ってくるかなー。
去年の関西豪雨は約12%。北海道が約14%。殆どが小型発電機を貸したとこで、発電機と共に放置されてた。携行缶だけ貸してくれと来たとこは殆ど戻って来ない(笑)

大変なんだよ。物資を倉庫に置くには、そこにある商品を他の倉庫に移転しないといけない。グループ会社の倉庫会社と運送会社の連携が必要だし、社販スーパーとの連携も必要。毎年、2回の訓練をしてるけど、それでも予定は狂うから、それの補正をしながらやってんだよ。

地元のスタッフは被災者でもあるから、短時間勤務で事業所のシャワー浴びて帰宅させたいし、その分のフォローをするスタッフを派遣しないといけないしね。お客さんに迷惑を掛けるわけにはいかないしさ。そのコスト計算もしないといけないし、短時間勤務でも給料を極力減らさないように予算組みもしないといけない。
関東一円から応援スタッフを派遣してるから、その補充を更に遠方からの手配も必要だしさ。台風が来た9日からは公休を取ってた殆どの人は出勤になってるしさ。落ち着いたらその人達に代休を取る計画も合わせてやっておかないといけない。やることいっぱいあるんだよねー。

被災者支援では、千葉県内の事業所の多くにはお風呂も付いてるから、町内会に入る近所の方々には使ってもらい、連日BBQを提供してますよ。大変な状況だから少しでも面白くして楽しまないとさ。みんな高い町内会費を払ってんだから、これくらいの支援はないとね。

ちょっと奥に行くと高齢者世帯の集落も点在してるし、そこにうちのスタッフの実家があったりするから、水や食料、日用品、発電機、ドローン、オフロードバイク等を積んで、行けるとこまで行き、そこから運転研修を受けたライダーがスタッフの実家があるとこまで向かう。
集落の住民さんの車で来れるとこまで来てもらって、物資を積んだ車から人海戦術で積替え。無線で連絡して、日本の安規で決められているチェーンソーで伐木の特別教育を修了し、アメリカで倒木処理社内研修を修了したスタッフが来て勝手に切っていき、一先ず車が通れるようにする。電柱が倒れてたらこちらでは触れないけど。
日頃、タクシーや移動販売等を利用してる人達。この人達が物資を行政が配布してる拠点まで引き取りに来れるわけないから、誰かがモノも情報も届けないとさ。行く度に口頭だと正確に伝わらないから行政が発信してる情報を書いた紙を渡してたしさ。

ドローンで屋根の損傷確認して、損傷度合いを伝えてる。家の外壁の損傷具合を確認して写真を撮り、翌日に写真を届ける。
罹災証明発行が始まったら伝えるから役場にこの写真を持参してねってやってるよ。そして、必ず保険会社に問い合わせるようにも伝えてる。
色んな人が来ると思うけど、必ず自分で申請しないといけないから火災保険に入った代理店の人が来るまで、書類にサインしたらダメだよと伝えてるし、建物ではダメでも家財保険も入ってれば使えるものがあったりするから、壊れた電化製品もメモしといてと。
雨漏りで保険が出るかも知れないしね。雨漏りは水害ではなく、風害だからね。台風の飛来物で窓ガラスが割れた場合も保険が出る可能性もある。建物家財の保険に入った時の保険屋さんに連絡はしてみようとね。保険会社に申請する為に被害ヶ所の写真を撮りまくったんだから。業者さんの見積りも必要だけどね
瓦が飛んだだけでなく、瓦だけでなく鬼瓦、のし瓦がズレたり破損した。軒桶の歪みや破損した。探せば色々と見つかる。ちょっとした事も探してみる。少しずつ積み上げていく。被害に遭った時の為に保険を掛けてるんだもん。近所の工務店さんに見積りを依頼して、写真添付して申請してみないとわからないからと。
フランチャイズ方式だと20万円がラインになるけど、免責方式なら0〜20万円までの幅があるし、屋根損傷で足場を組む方向に持っていければ、足場と修理ですぐ20万円は超えるしね。足場が不要と言われたら、高所作業には足場を組む事が法律で義務付けられていますと保険屋さんに一応言ってねと。

子ども達はBBQを楽しんでるから良かったと思うよ。消防団と町内会の役員をやってる専業農家さんとは付き合いもあって、今年は農業ダメだと言ってると聞いたので、畑に行って採れるモノは全て採り、買い取れってやったから、野菜がメインのBBQにもなってると報告あったけど(笑)

うちのスタッフで行政への文句を言ってるのもいる。でも、それは今は抑えろと伝えてある。物事には順序がある。先にうちらがやらないといけないと決めた事をやろう。日本の行政を司るのはアホしかいないと思っておいて間違いないからさとは話してある。いる人数でどう動くかをわかってない。
東電が悪い、行政が悪いとかは後で検証すればいいこと。国道事務所や県道、市町村道、山林地主が悪いかもしれないしさ。確かに東電の見通しの甘さとかは問題あるよ。復旧が遅いならそれなりの対応をしていた人達もいただろうからね。机上の計算で発表してるからそうなるんだろうけどさ。

やらないといけないのは、行政から現場に情報が届かないだけでなく、現場の情報が行政に届かない。何がまずいかって、現場の情報が行政に届かないのが一番まずいこと。行政には頭に来てるよ。やることやってないからね。お前ら公務員として給料もらってんだろ?これでは給料泥棒と思うよ

台風来てから1日10時間位はトラックかバスの運転か荷卸しをしてんだけど(笑)16日は雨だったから物資だけを3便やり、夜中にレトルト食品、プラ食器とラップ、発電機をうちの倉庫に運んだ。フォークリフトを全て使われてて、手降ろしだったけど(笑)流石にバレット8枚分はしんどい(笑)

スタッフの実家の周りだからやらないわけにもいかない。近所付き合いもあるしね。ブルーシート掛けは先週の木金土で仕上げ、それで終わりにした。アホな連中から文句来てるから、やる気も無くすからねー。中学時代に波乗りに行き泊めてもらい、飯を食わしてもらってた友達の爺ちゃんや婆ちゃんの家のフォローすらできてないのにさ。でも、その家の屋根にシート掛けした友達には笑った。ぶっ飛んでるねー(笑)

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