見出し画像

超ロングセラーの『口コミ伝染病』の内容を深掘りするとマーケティングの神髄が見えた!【現役ライターが読んでみた】

こんにちは!アルマ・クリエイション若手マーケッターの水落です。

今回紹介させていただく『口コミ伝染病』ですが、この本が出版されたのは実に20年も前の2001年のこと。

よくよく考えたら、私が生まれた翌年…。

しかし、いまだに人気が絶えない超ロングセラーなビジネス本の一つです。

神田昌典の著書には、このようなロングセラーの書籍が非常に多いのですが、その要因を考えると『すべてが実体験』をに基に書かれているところにあると思います。

この本の内容も然り。ここに書かれているエピソードには、実際に『口コミ』によって大きな改革を成し遂げた会社名が実名で記されており、この事実という説得力が、読者の共感と行動を生み出す原動力になっているのです。

私が神田昌典に惹かれ「この会社で仕事をしたい!」と思ったのも、結局はこの『伝染病』に罹ったことが始まりでした!(笑)

でも、この伝染病は決して身体に悪い影響を与えるものではありません。

それどころか、逆にあなたの会社や仕事に大きな変革をもたらすきっかけになることでしょう。

ペスト流行の後に欧州でルネサンスが開花したように、きっとあなたの会社にも『新しい変革』が起こります。

ただ、ひとつだけ過去の変革と違う点があります。それは『痛みや犠牲の無い変革』であるということ。

この本を読めばきっと気づくはずです。『非常識』こそが成功の原点であるということを。

それでは、これまでの『常識』を覆すエビデンスの数々を紹介していきましょう!


神田昌典の伝えたいこと

画像1

この本で最初に書かれている『井戸を掘る』という話。

これは読めば分かりますが、世の中の多くの経営者が陥る、間違った『常識』をわかりやすく表現しています。

経営者がやるべきことは『顧客』という目に見えない水脈を『掘り当てる』ことではなく、広大なマーケットの砂漠の中から『オアシス』のある場所、すなわち『緑』を見つけることなのです。

この『緑』を見つけるためには、経営者自身が井戸を掘るために地中に潜っていては見つけることは不可能です。

経営は、経営者の経歴や資本金によって成否が決まるものではありません。ましてや、真面目だから上手くいくとも限らない。

『常識』を『否定』するのではなく、まずは『疑う』ことがスタートなのです。

体験談を伝えます。口コミ伝染病の理論を実践した結果…

画像2

ここに出てくる体験談は、決して資金力の豊富な大企業やブランド力を持った会社の話ではありません。

実際にどこの中小零細企業でも実践できるマーケティング活動ばかりで、宣伝のための広告費や多大な人員や労力を強いる内容はひとつも書かれていません。

それだけに『信憑性』に欠けると思いきや、出てくる会社のHPを見れば分かりますが、20年経った今でもバリバリの表舞台で売上げを伸ばしている会社ばかりです。

この20年の間に起こったことを考えると、これは奇跡と呼べるでしょう。

予期せぬ火災ですべてを失いかけた会社、また神田自らの体験談からも、事業が上手くいかないとき、お金が無いときこそ『何をすべきか』を『よく考え』て『実行する』ことが大切

現実の体験談から『顧客心理を理解して欲求を満たす』ことが、21世紀のビジネスを成功に導くマーケティングだと気づくはずです。


共通点はお金がなくても出来る『実践が理論を作る』という事実

画像3

この本に書かれている『宣伝の方法』は『伝染させる方法』であり、お金を一切必要としません

必要なのは『お金』ではなく『きっかけ』です。

そして、この『きっかけ』を生むには顧客心理を理解するための『学び』が必要。

もっとも大切な『学び』に必要なものが、経営者の『想い』であると神田は考えます。

ただ熱く自分の考えやポリシーを顧客に押し付けるのではなく、顧客の心理に寄添いながらその『想い』をぶつけること。それが強い『感染力』を生むのです。

この『感染力』こそが、21世紀のレッドオーシャンと化したビジネス界で、ほんの一握りのブルーオーシャンでビッグビジネスができる『隠し扉のカギ』となるのです。


理論は机上の空論ではなく実践から導き出された『現実』

この本で書かれている内容は、決してフィクションではありません。

ノンフィクションの実践的な行動から導き出された『現実』なのです。

それ故に、神田は実際の会社名を挙げたのでしょう。

考えてもみて下さい。バブル崩壊以降、どれだけの会社が起業し、ほんの数年のうちに倒産してきたか?

政府は少しでも起業しやすいように有限会社の設立を廃止し、資本金が実質無くても株式会社を設立できるようにしたのに、現実は売上げをあげられる企業と、そうでない企業の差が開くばかり。

そんな時代の中で、窮地から立ち直った会社が『口コミ』で復活を成し遂げたとは信じられない方も多いことでしょう。

しかし、この本を読めばその理由がわかるはず。

この本のなかで、とりわけ『経営者が注目すべき3つのポイント』があります。

それは、
・商品が良くても口コミは伝染しないという現実
・顧客満足の本当の意味を理解していない現実
・口コミは企業がコントロールするものという現実

という、多くの経営者が知らないか、または気づいていない大事な現実です。

この3つを理解することで、やっと気づくことが出来るのです。

ただ闇雲に、どこの誰かもわからない顧客に1回で何十万円、何百万円という広告費をかけてありきたりな自己満足のキャッチコピーを並べ立てたところで、誰も見向きもしなという理由が。

顧客が求めていることは、その商品が『自分』にどんな満足をもたらしてくれるかであり、顧客の欲求を満たすだけの驚きや感動があるかどうか、なのです。

自分の本当に欲しいモノが見つかり、心の底から満足した商品やサービスが手に入った時、誰かに話したくて居ても立っても居られなくなる心理、わかりますよね?

これこそが『机上の空論』ではない、実践から導き出された『現実』なのです。


 口コミ伝染病を勧めたい人とは?【独断】

今回は『口コミ伝染病』をご紹介しました。

いかがでしたか?

この本を読んでいただきたい方は、業種や会社の規模も関係のないすべての経営者だけでなく、営業に就く方や製造に関わる方など、マーケティング活動に関わるすべての方々にぜひ読んでいただきたい内容です。

この本を読む前に、いちどすべての固定観念を捨ててみることをおすすめします。

その思い込みこそが、あなたのもつ素晴らしい商品をお客様の元に届けることの足かせになっているかも知れないからです。

お客様が欲しいのは、美しい写真の入ったチラシでもなければ、チープなオマケでもありません。本当にユーザーの欲求を満たす中身と情報なのです。

もしもあなたがこの本を読み、内容を理解して、お客様に真の満足を与えられるようになったら、きっとその客様は満面の笑みであなたの商品を家族や友人に自慢するでしょう。

そしてそれがどんどん伝染するのです。しかも、あなたに都合よく変異しながら…。


『ビジネスでもっと成果をだしたい…!』

『自慢の商品が売れない、伸び悩んでいる…』

『もっと効率よく販促したい!』

そんな思いを持つ方は、まずはこの本を読んでみて下さい。

いきなり買わなくていいのです。本屋でパラパラ立ち読みでも、ネット通販の口コミを覗くことでも結構です。

でも、きっとあなたがこの本を手にした瞬間に『伝染』します。この感染力はかなり強力ですから…。


このnoteでアルマ・クリエイションや弊社代表の神田昌典について興味をもっていただいた方は、ぜひアルマ・クリエイション公式ホームページや、神田昌典公式ホームページを覗いてみてください!

ビジネスについて『もっと知りたい』『もっと楽しみたい』というコンテンツがきっとみつかります!

この記事を見て、もしアルマの活動に興味が出た!という方はアルマ・クリエイション公式ホームページを覗いてみてくださいね!


最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?