[1/4]▶鈴木慎一郎 (BLOOD) ✖ NATCHIN (21g) =インタヴュー [前編 part-1]

 2018年3月25日=高田馬場club PHASEでの“21g presents「21st Century JOY」chapter4”で競演をはたす21gBLOOD。熱いロックをまきちらす両バンドの激突ライヴに先がけて、NATCHIN (B.)と鈴木慎一郎 (Vo.)によるトーク・セッションが実現。思考も含めた共通項が多い両者が、さらなる“魂ノ邂逅”を見せた。(1/4) text:yoshinobu matoba [almighty wings]

慎一郎くんとは近いところでかすっていたのに、
共通項はあって接点だけがなかった。(NATCHIN)

——まず、“21g presents「21st Century JOY」chapter4”で、21gとBLOODがいっしょにライヴをやることになったわけだけど……。
NATCHIN それはM夫のおかげで(笑)。
——M夫って、それ、私(=筆者)のこと? (苦笑)
鈴木慎一郎(以下、慎一郎) M夫って新しいね(笑)。初めて聞いた(笑)。マトバっちのおかげだよ。
NATCHIN SIAM SHADEの方面では、まっとんなんだけどね(笑)。ここではまっとんに統一しようか(笑)。。
——もう、何でもいいよ(笑)。
NATCHIN (笑)。まずはBLOODとは、今まで共演したことがないっていうことがあって。
慎一郎 そう。初めて共演するから、素敵っていうことだよね。活動しているフィールドって違うのかな? そのへんはよくわからないんだけど、NATCHINさんとは今までご縁がなくてさ。俺、こういう業界にあまり友だちいないから(笑)。
NATCHIN 俺はまだ共演したことがない人も含めて、いっしょに演れそうなバンドを探していて、まっとんさんに聞いたら、BLOOD、鈴木慎一郎っていう名前が出てきた。
慎一郎 俺も対バン・ライヴをやりたくて、いっしょにできそうなバンドをまっとんさんに聞いたら、21g、NATCHINさんの名前が出てきた(笑)。
——それぞれ、別々の機会に聞かれたから、仕組んだわけではないけれど(笑)。お互いにサウンドの個性はそれぞれ立っているけれどハモれるし、お互いのファンも含めて相乗効果みたいなウネリが出るとは思った。SIAM SHADEで言うなら、栄喜には慎一郎を紹介していて、2009年にDETROXといっしょのステージには立っているんだよね(2009年4月25日=渋谷BOXXでの DETROX PRESENTS “Damnation vol.6”)。
NATCHIN マジで? そうなの? 俺もBIG BITESの頃に、DETROXとはいっしょにやったなぁ(2010年2月25日=恵比寿LIQUID ROOMでの“遠藤一馬 BIRTHDAY EVE EVENT”)。
慎一郎 DETROXの対バン・ライヴに出演したのは、もう9年前かぁ。ちょうど、マーティ・フリードマンとやっていたLOVEFIXERが終わったあたりだったから……。
NATCHIN えっ? マーティ? 俺、マーティとは相川七瀬のサポートをいっしょにやっていたよ。2003年から……、けっこう4年ぐらいやっていたんだけど。
慎一郎 そうだっだんですか?
NATCHIN そうそう。栄喜やマーティとやったりしていたなんて、慎一郎くんとはけっこう近いところでかすっていたのに(笑)。共通項はあって接点だけがなかったんだね。
——じつは2人はメジャー・デビューも同じ年、1995年なんだよね。
NATCHIN えっ、そうなの? 俺は1995年10月デビュー。
慎一郎 俺はソロだったんですけど、1995年11月デビュー。
NATCHIN 同期じゃん(笑)。デビュー時の歳は、俺は24歳だったけど。
慎一郎 俺は20歳でした。学年だとNATCHINさんは3つ上になるのかな。↙

NATCHIN (Bass / 21g)

——そうやって共通項はあっても、接点がなかったふたりが今回いっしょにライヴをやるっていうこと決めたのには、バンドを率いていくうえで、やっぱり刺激や何かの起点みたいなものを求めていた?
NATCHIN うん。ヘンな話、そこは常づね困っているよ。いろんなバンドとも、もう演り尽くした感もあるしね。自分のツテというか、俺が知っている方とはほとんど演り尽くして、今はもう2周めとかじゃないかな(笑)。演ってみて相性がよかったとか、観に来てくれたお客さんから「あのバンドと演ってくれてありがとう」みたいな声が多いと、2回3回と同じバンドと演ることもあるけれど。基本はやっぱり、なるべく違うバンドと演ったほうが、いろんな人に観てもらえるかなっていうふうに考えるじゃない? でも、もう演り尽くしてるよ、俺個人としては。BIG BITESの時代も入れるとさ、もういいでしょう、みたいな感じはあるかな。
慎一郎 俺は、近年はバンドでのロック・スタイルなライヴ自体が、それほど多くはないんだけど……。俺自身、ツーマン(2バンド)でのライヴが好きっていうのがあって。お客さんもダレないで、2バンドぐらいだったらジックリ観れるし、バンドの持ち時間もそこそこ長いから、やりたいことをやれるし。だからライヴを演る時は、ツーマンがあったり、ワンマンがあったりって感じかな。
NATCHIN 対バンの相手っていうのは、自分でバンドを見つけてくるの?
慎一郎 ほぼほぼ、話がポンッポンッって来ますね。M夫が8割……(笑)。
——いや、私はそんなに話を持っていく頻度は高くない(笑)。
慎一郎 (笑)。だって、そもそもBLOODが始まったのは、まっとんさんのおかげだから。
NATCHIN えーっ、生みの親?(笑)
慎一郎 生みの親(笑)。もう、BLOODで最初にライヴをやるにあたってのメンバー集めから。AIONのリズム隊だったふたり、DEANさん(B.)と愁さん(Dr.)を紹介してくれたのもそうだし。
NATCHIN リズム隊がAIONって聞いて、ビックリしちゃったんだけど。今もリズム隊はそのおふた方で?
慎一郎 3月25日は愁さんだけで。たまにベースはDEANさんが入ったりしますけどね。成り立ちがそんな感じなので、BLOOD for まっとん、みたいな感じで(笑)。
NATCHIN まっとんプロデュース(笑)。
慎一郎 ですね(笑)。
——ですね、じゃないよ(笑)。さっきフィールドっていう話が出たけど、よくBLOODがいっしょに演るバンドって、21gとはあまりカブらないとは思うけれど。
慎一郎 俺は、RODさん(注:藤崎賢一。JUSTY NASTY、CRAZEでの活動で知られるヴォーカリスト)とかTHE SLUT BANKS、あとは横道坊主とか。でも、CRAZEを脱退してソロで始めた時から自分の行き場がなかったわけ。ジャンルがないというか……。V系なのか、ハード・ロックなのか、ヘヴィ・メタルなのか、パンクなのか……、ライヴ・ハウスの人もわかっていないから。自分もべつにジャンルなんて気にせずやっているから、いつも対バンには困ってきたんですよ。
NATCHIN たしかに。ウチ(21g)もしかり。俺の勝手な考えなんだけど、SIAM SHADEはサウンドや曲はV系じゃないんだけど、V系にちょっと力を借りた部分もあるから。最初の頃はいいライヴのブッキングをしてもらえなかったから、メイクをしたりとかね。それで、V系のアーティストを扱う雑誌にも掲載してもらっていたから、そのイメージは最後まで強くて。SIAM SHADEが解散して、俺も自分でバンドを組んでも、結局はそのワクで捉えられてしまうから、女のコのファンが多いバンドと対バンになって、スゴく浮いちゃうとか。だからって、男のファンがガーッと来る……、たとえばTHE SLUT BANKSみたいなバンドのところに飛び込んで行くと、ファン層がちょっと違って浮いちゃうし。そこで、自分たちに近いなぁ、相乗効果でウマくいくなぁっていう対バンには、まだ出会っていないかもしれない。今の21gもメイクもするし、ギタリストは女性でさ。昨年加入したドラマーは髪が青かったりするからV系っぽく見られるけど、彼が歩んできた道はメロコアとかパンクだったりするんだよね。でも写真だけ見たら、V系だって見られちゃうんだろうなぁ……っていう。ムズカしいよね、本当に。

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ライヴ “21g presents「21st Century JOY」Chapter 4”
 2018年03月25日(日) 高田馬場club PHASE

■出演:21gBLOOD
■OPEN 17:30 / START 18:00
■前売3,500 / 当日4,000 / D代別600
■チケット発売日:2018年01月10日(水)
■購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
 http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002248503P0030001
■入場順 プレイガイド→店頭販売→当日

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