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散る落ちる零るる萎む花の庭

本日の季語 花 春惜しむ 残花

みなさん、こんばんは。
見出しの拙句、というか句になっていないことは自負しておりますが、なにが言いたかったか、といいますと
日本語って繊細で美しい
ということです。

何気に見ていたリール動画、俳人や詩人が好んで使う花の散り際の表現について、とても興味深いものでした。

桜は散る
椿は落ちる
梅は零れる
朝顔は萎む
牡丹は壊れる
菊は舞う
花によって表現がこんなに違う。

ちるおちるこぼるるしぼむはなのにわ

咲く季節が違うからこのような庭は有りえない。
なんだこの動詞だらけの上五中七。
なので句としても成立していない、と思う。
ただ、日本語っておもしろいと思った、それだけです。
お情けでそのお庭の四季折々に咲く花をご想像いただけたとしたら嬉しいです。笑

春惜しむ窓に羽音の訪れて

はるおしむまどにはおとのおとずれて

これも今日のお話。
小さなうちのリビングには明り取りの細長い窓があります。
その窓に大きな翼の影がわさわさ。
壁をガリガリする音のような異音が続く。
カラスでした。
なにかいたずらをしに来たのでしょうか。
ちょっとびっくりしました。
小鳥さんがやってきたみたいな拙句ですが、ばっさばっさ聞こえました。笑

明日のことなど知る由もなく残花

あすのことなどしるよしもなくざんか

ここのところのたびたびの雨で、八重桜もすっかり落ちてしまいました。
ひとつふたつ残ってないかな、と探してみましたが、ほんとは残ってなかった。笑

今日もへたっぴの句をよんでくださり、ありがとうございます。

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