328
#プレイリストをさらし合おう の企画で音楽について少し書いたことが楽しかったので、音楽に関係する事を書こうと思います。
はじめは自分の音楽ルーツや音楽経験についてまとめようと思いましたが、長すぎてまとまらなかったのてひとまずお蔵入り。
少しずつ切り出すことにします。
さて、タイトルの数字が分かった方、いらっしゃるでしょうか…
都内にあった伝説のクラブです。
大音量で音楽が流れ、踊ったり飲んだりするところです。
私が生まれるよりずっと前からあって、日本のクラブ史に欠かせない存在です。文化人や有名人がたくさん出入りしていたこともあり、全盛期には平日でも入れないくらい並んでいたそうです。
平成になり、若者の遊び方も変わってきて、
クラブへ行くのはナンパとか夜遊び好きな人だけ、というイメージが定着してしまいました。
私もその時代に育ったので、よくクラブへ行く、というと同世代の日本の人からは距離を置かれたのを感じたりしました。
私としては「音楽を浴びに行く」ことが目的だったので、良質な音楽のあるこのお店や渋谷のRoomやオルガンバーのような場所は特別なところでした。
いつも自分にとって新しい出会いがあり、音楽好きが集まるところ。
色々な人種が集まり、刺激が貰えるところでした。
外国から来た人もたくさんいたし、世代の全く違う人ともたくさん出会えた。
今思うと、今の私の糧となっている貴重な時代でした。
時代と人種と文化の交差点でした。
まさに交差点!
(328は交差点にあった)
それから、
特に328は体育会系というかなんというか、
入り口に「本気で遊ばない方はお断り」と書いてあったりして
ちゃんと遊ばないと大人たちから怒られました。
(なので、私もちゃんと遊ばない人を見ると、未だにもやもやしてしまいます。)
寂しいことに、気が付くとそういう文化が徐々に減り、
ジャズの隠れ家だったアムリタ、ダンスミュージックの聖地のYellow、
そして328も数年前に閉店。Roomもクラブではなくなり
音楽や文化の交差点ではあるけれども、時代の交差点ではなくなったような気がします。
もちろん今でも大音量で音楽が流れる気持ちのよい空間はたくさんありますけどね。
私の郷愁がここにありました。
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