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womb なモノたち

使い古されたモノたちの美しさ。その個性はどれも違い、主張するモノ、ひっそりと佇むモノ、存在さえ忘れられたモノ。我が家に、それはそれは一際輝く奴らがいます。どちらもwombという岡山県倉敷市児島にあるお店からやってきました。

親友に初めて連れていってもらったときはずっと興奮状態。シャビーなモノは和洋どちらも大好きな私の心を鷲掴みにし離してくれないのです、饒舌なモノたちが。饒舌って表現おかしいですよね。でも、そうなんです。wombのモノたちは渋い男前なモノが多くカッコいいのです。そして、ついつい目をやってしまうと、声をかけられるんです。いい男に声かけられて無視できますか?カッコいいくせに、意外なお値段でどれも買えそうという危険な奴ら。何なんですか、それって。


初回に購入したのがこのシンガーミシン。上の部分は古木で張り替えてます。そこがwombらしい。そして、何と2万円弱。ミシンとしての機能を失っているというハンディなのか、オブジェとしては大きいものだし、立ち姿もいいですよね。なのにこのお値段、、即決!

ウチに来た頃は何を置くべきか今一ピンと来なくて、そういう時はそっとしておくことにしています。で、当分何も置かずそのままに。そういうモノ達が結構います。私の主観が馴染めないのか、お店とウチのギャップというか、シックリこないのです。


美しいシルビアという女性に頂いたバラを置いてみたり。

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大好きな作家 師岡貴文氏の個展を地方でさせてもらい、その入り口にそっと置いてみたり。

玄関を入ってこの感じ。ミシンでちょっと異空間を楽しみました。壁に貼ってある『感謝』という字は、書道の師が記念式典で、弟子一人一人に彼女の作品集を1冊ずつ和紙で包装し、一筆『感謝』と添えられていたものを、そのままにしておくのが失礼にあたるように思い、裏打ちしました。

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ガー子と呼んでます、この子。ポツンとミシンの上で素っ頓狂な表情をして立ってます。

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そして、次に来たのがコレ!

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オーナーの西原さんは郵便局の仕分け棚と仰ってましたが、捨てられていたのを救助したらしく、上も下もかなり欠けていたり、歪んでいたり、でもそこが何とも言えない魅力だったりしてます。よくぞ我が家へ来てくれたと嬉しい限りです。使っていると郵便局の仕様とは違うのでは?と感じるのですが、どなたか詳しい方がいらしたら教えて頂きたいです。

モノは生き物だと私は思っています。一緒に暮らし大切にしてあげると存在感が増してくるように思うのです。小物大好きな私のちょっとしたお宝からガラクタまで、雑多に飾って眺めるのが楽しいです。どんなガラクタでも寛容に受け入れてくれるこの棚が大好きです。この写真は6年前のもの。

アップだとよく分かると思いますが、上の方は欠けてます。上段にはガンダーラの仏様もいらっしゃるのですが、最下段は小学生だった姪っ子の作った赤いダルマもいます。これが無骨で可愛いのです。

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最近は猫事情で、上や仕分けに避難させているものが多くもう密度が限界です。

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思わず、お前はオブジェか!!って突っ込みました。いない、いない、と心配で探していたら、ここへ!この子には本当に手を焼く。

大好きなモノに囲まれ、可愛い猫との暮らしは毎日飽きることがなく、外に出るのが面倒なほどのんびりしています。

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