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『時が流れても…』

「生まれ変わるれるとしたなら…○!は何になりたい⁇」
と…遥か昔!に幼なじみと話した記憶がある。

不思議だが迷う事なく
私は…「水!」と答えた覚えがある。


我が実家の用水路に梅花藻が咲く流れがあった。
農業用水で、田畑を潤し…
今は少なくなったメダカ、泥鰌、タニシ、タガメ、
ヤゴ…が私達を楽しませてくれた。

そんな流れを見ながらのたわいもない会話だったかもしれない…


育った町を離れて…○十年!
梅花藻を今まで移り住んで来た街で見た事もない…

と云うより…忙しさで目に入らなかった。

歳を重ね…全身に不調和音が大きく鳴り響くこの頃…

「結びの地」となるであろうこの町。

「自然と共に」が普通で日常。

人工香料が苦手な自身…自然の中に足が進む。

梅花藻には、お目にかかれないが…苔や流れを受ける草が出迎えてくれる。

この流れを五感で感じ…
「やっぱり生まれ変わるんなら水だな…」

と…遠く離れて暮らす親友(幼なじみ)と心の中で会話する「お年頃」になってしまった。

雨、雪、時に霧に姿を変え…地上に落ち…
地球上の「生」を潤し…
地の中に染み込み川から海へ

を繰り返し旅をする「水」に憧れは強くなる。

川の流れに光り
鉄分の多い土壌を水が潜るため
川底が赤くなる


雪が溶け
輝き始める


雪とお日様のお仕事が水滴を作る…

「雨一雫」と

「雪のひとひら」が大河の一滴となる…

穏やかな川

昨今の自然の恐怖を思えば…
「水になりたい!」と云うのは憚れるが…

それでも…「水」に…と思う。

どうか…「穏やかな水」で在って欲しい…

地球の営みに…感謝…

それでもやっぱり…日々是好日也。

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