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JR東日本山形・秋田新幹線特急料金の矛盾に物申す

 東北各県を旅行する際に利用する交通機関としては不可欠な新幹線。東京駅からは6県すべての県庁所在地に1本の新幹線で行くことができ、非常に便利です。しかし、東北新幹線から在来線に直接乗り入れる山形駅や秋田駅へ向かう新幹線って時間が掛かる割に特急料金は割高な気がしませんか?
 感覚的には分かりますが、実際はどうでしょう。東京駅から通常期の指定席特急料金で比較してみましょう。

 山形駅   VS  仙台駅             目的地          秋田駅   VS        新青森駅
 つばさ       やまびこ     比較列車  こまち       はやぶさ
¥5,400-   >      ¥5,040-         特急料金      ¥8,010-     >       ¥7,330- 
359.9km   ≒       351.8km         営業キロ      662.6km  <        713.7km 
2時間26分     >      1時間49分      最短所要      3時間37分  >       2時間58分

例1) 山形駅と仙台駅で比較してみると、距離はほぼ同じにもかかわらず     
   特急料金は約1.1倍高く、かつ所要時間は約1.3倍掛かっている。
例2) 秋田駅と新青森駅で比較してみると、距離は新青森駅のほうが遠い
   にもかかわらず特急料金は約1.1倍高く、かつ所要時間は約1.2倍掛か   
   っている。

 如何でしょうか。明らかに山形・秋田新幹線利用の場合はタイパおよびコスパともに分が悪いですね。どうしてこのような矛盾が生じているのでしょうか。
 このような特急料金体系は、1992年7月1日に山形新幹線開業時に設定されたものです。当時のA特急料金の3割引きに東京駅~福島駅間の特急料金を加算したものを基準として、1997年3月22日の秋田新幹線開業時に引き継がれ現在までこの体系を踏襲しているのですが…。ましてや秋田新幹線では盛岡駅~大曲駅間は新幹線利用客が多いにも拘らず、未だ地方交通線として割高な運賃まで負担させられている訳で納得できませんよね。
 遅いのに高いのはあんまりです。山形・秋田県民に割高な負担を強い続けるのは止めて戴けませんか。
 JR東日本さん、是非運賃・料金体系の見直しを!


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