見出し画像

市バスで北野天満宮

京都市交通局の磁気カード式の回数券「トラフィカ京カード」。最近デスクを整理した時に、5年くらい前に買ったものが使いかけの状態で発掘されました。
発見時まだ残高が2000円近く残っていたのですが、このカードは既に販売終了し、利用期間も3月末で終わることになっています。そのため最近時間を見つけては市バスに乗ってあちこち出掛けていました。北大路バスターミナル何回通ったか。

北野天満宮の鳥居。17時を過ぎていたがちらほら出入りする人も

今日は夕方から、府庁前で西行きの10系統に乗り北野天満宮へ。
昨日2月25日は菅原道真公の命日で「梅花祭」が行われており、近くの取引先から話を聞いていたので、ふと思い出して行ってみました。(梅花祭は終わってるけど…)

狛犬の台座にも梅の彫刻が
白梅に牛さん。天神さんと言えばやはりこの取り合わせ

日も暮れかけて屋台や周囲の店も閉まる時間でしたが、梅苑のライトアップが行われていました。観覧券は茶菓子付きで1200円。

東の方はまだ明るく、西側はオレンジ色になってきている微妙な時間帯。中古スマホのヘボカメラではここらが限界のようです。
肉眼で近くで見ると、固い蕾から満開までのいろんな段階の花があるのが分かって楽しかったです。花の見頃というのは、植物の一生の中のほんのわずかな一部にすぎないのだと実感できました。

梅の枝に吊るされている照明は、LEDなどではなく本物の火がついたろうそくでした。さらに日が傾いて視界全体が薄暗くなってくると、薄墨のような空をバックに、ろうそくの灯りと木のシルエットが浮かび上がって幻想的な雰囲気に。
水墨画のようなぼんやりしたモノクロの中に、ぽつぽつと紅白の花が咲いているのが綺麗でした。控えめなライトアップのおかげで、昔の貴族が見ていた梅もこんな雰囲気だったのかなと想像できる空間になっていました。

でもお茶とお菓子がついてるとはいえ、あまり広くない梅苑を歩き回るだけで1200円はちょっと高かった…。昼間にもみじ苑を見に行ったときは広くて見どころもたくさんあったので高いとは感じなかったのですが。
何度も来ている場所でライトアップは初めて入ったので、期待値を上げてしまってたところもあるかも。

帰ってから調べたところ、妙満寺・清水寺と合わせて「雪月花の三庭苑」として公開中らしいので、他の2か所も時間が取れれば行ってみたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?