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展覧会開催時にありがちな不安〜果たして見にくる人はいるのか?問題〜

どうも〜

ここから突然読み始めてしまった人はこちらをご覧ください。

ということで今日もいきなりですけど前回書いた通り、展覧会開催時にありがちな不安の中の「見にくる人はいるのだろうか?」について書こうと思います。
先に結論を書いてしまえば“思っているよりも知らない人はくるが、期待しているほどたくさんの人が来る状況は稀”という感じでしょうか。

Alt_Mediumで接客していると、よく「どのくらい人がきますか?」と聞かれます。
平均的にどのくらいの人が来るかについて答えようと思えば答えられるのですが、それは必ずをお約束できるものではないし、私自身はあまり各展覧会の来場者数を気にしていないのでなんと答えればいいのかと困ってしまうのがほとんどです。

とはいえ入場者数は会期終了後の達成感や、今後のモチベーションにつながりやすいですよね。
それに展覧会開催までに、様々な費用や時間、精神、あらゆる部分を削っているので、その見返りではないけれど、目に見えやすい結果や、今後の可能性を探し高めたいと思うのは至って普通の思考だなと思います。

ちなみにギャラリーを運営してもう4年目になりますが、会期中誰もこなかったという展覧会はありませんでした。
なんならある意味実験的にほぼ告知もせずに壁に作品を設置しただけの状態で仕事をしていた時でさえ、知らない人がふらりと入ってきました。
(もちろんそうした場合ふらりと入ってくる人は少ないですが)

もしどうしても入場者数について数追いしている場合には、人の多い街にあるギャラリーや、カフェや本屋などギャラリーとは別の営業形態を持った場所、一つの場所に複数のスペースを持ったギャラリーや、施設で展覧会をすると心が少し落ち着くかと思います。
しかしその場合、当然自分の作品に興味を持ってない人や、そのつもりがない人も会場に多く来るということを一つ留意するべきでしょう。

例えばですが、渋谷駅構内にある東急線へ続く通路の1日の通行者数は言うまでもなくものすごい人数だと思います。
しかし、一体その何%の人間がその通りにある広告や掲示物を見ているのだろうと考えると、それは微妙なところです。
おそらくその通りで足を止めて眺めているのはわざわざそこまで来て写真を撮り、ニコニコしながら眺めているファンか、ピント位置や被写体の目の映り込みを見ている私のどちらかです。

余計なお世話だと思いますがただ作品が視界に入ればいいと言うことではなく、展覧会は作家の見せたいという気持ちと、鑑賞者の見たいという気持ちが合わさったときに成立する場であると考えます。
そしてその中で作家ができることは、作品の制作はもちろん展覧会スタートまでにどのように作品や展覧会をアピールできるかだと思うので、始める前からどのくらい人が来るかについて考えて気病む必要は実はないんじゃないかなって思いますよ。いや、そう思うことにしました!今日から!

んじゃぁ具体的にどうしたら見に来てくれる人を増やせるんだろうかという具体的なことはまたいずれ書きまーす。多分。

ばいばーい

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