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BL第18節 FCバイエルン・ミュンヘンvsヴェルダー・ブレーメン  



まずはこれを観てほしい。


これが櫻坂46です。




スタメン

バイエルンのスタメン
前節との変更点はMullerに代わってコンディションが完全に戻ったComanがスタメン。
ひとつ鍵になるのがリーグ後半戦開始と共にGoretzkaからポジションを奪ったRaphael Guerreiro

ブレーメンのスタメン
申し訳ないけどブレーメンを見たことがないのでなにもわからない。
Bittencourt、そしてドイツ代表かつチームの絶対的エースのDuckschがイエローカードの累積で不在。

試合前からバイエルンが押し込み、ブレーメンが守りながら一発カウンターを狙うような展開が予想された。そして実際にそうなってしっかり負けたので、そこにフォーカスを当てる。

前半

バイエルンの保持

相手の5-3-2のブロックに対し、2-1-2-5のような形で押し込んでいくバイエルン。効果的な攻撃があったとすれば右サイドになるだろう。
ComanがAguと対面しているLaimerにボールを預ける。その後Comanが大外を走りAguに対して2v1の状況で作る。同時にムシアラもポケットに入ることでライマーに2つの選択肢を与えることができ右サイドからチャンスを作った。

一方で左サイドの攻撃とネガティブトランジションの稚拙さはかなり目立った。IHとして攻撃に参加するRaphael Guerreiroは近くの選手に寄ってコンビネーションをする選択が非常に多く、本来IHにやってほしいハーフスペースでボールを受ける、ポケットに走りこむ等の体をゴール方向に向けたプレーが極めて少ない。そのため相手の視野内でボールを3人で回している/回されているだけの状況が多く、攻撃の停滞を生んだ。
そしてIHが配置されてしまったことで一番被害を被ったのはDaviesである。Alfonso Davies、海外サッカーをある程度見てる人なら彼の圧倒的なスピードは周知の事実であるだろうが、それを活かすスペースがなくなってしまった。そしてDaviesは今世界レベルのSBがデフォルトで装備しているようなWG、IHの補助の振る舞いができない。これは事実として書くが、本当にできない。時間を作るというプレーではなく、常にゴール方向に、数字を獲るプレーを選び続けるSaneと一緒にプレーをすることでDaviesの短所はより強く浮き出てしまう。常に相手に突っかかっていくSaneと、前を向かないGuerreiro、スペースを失い判断の悪さだけを露わにされたDaviesで形成された左サイドは何をやらせてもダメになった。

ブレーメンの非保持と狙い


さっきおとりのランニングを点線で書いたせいでドリブルを表せなくなりました。

人数はいるがスペースをうまく作り出せない/使えないバイエルンに対して、ブレーメンは丁寧な5-3-2ブロックで守備を固めていく。バイエルンは中盤ににネガトラ待機の選手が不在のためCBの前、De Ligtが配給時に再度のある程度まで出ていったときにできる両サイドとカウンターを成立させて下さいと言わんばかりの莫大なスペースがあった。Njinmahは両サイドに外抜けをしてUpamecanoをつり出しカウンターの起点に。サイドでボールを奪取したWeiserはDe Ligtを相手に40m以上ドリブルで前進をして効率的にチャンスを作っていく。そうして7:50~、9:10~、11:00~とブレーメンは右サイドから立て続けに3回も決定機を演出した。

休憩

かわいい

藤吉夏鈴(櫻坂46)

Goretzkaの話

ここで唐突だがGoretzkaの話をしたい。海外バイエルンサポーターからのヘイトを一身に集めているGoretzkaの話。
僕は今シーズンのGoretzkaがDMFとして目覚ましい活躍をしていることが注目されていなさすぎると感じているので、いい機会だから一例を持って大きい声でアピールしようと思う。
CL グループA 第6節 マンチェスターユナイテッド vs バイエルンミュンヘン

スタメン

Goretzkaのタスク


Goretzkaの役割はDaviesの裏のスペースのカバーと中央でのボール回収。
トゥヘルがシーズン開始前に熱望していた"Holding Midfielder"としての役割を完璧にこなして見せた。また非保持の局面でブロック守備を形成している時もCB間に入るクロス対応やMin-Jae、Davies間のスペースを埋めに走ったりと、ユナイテッドの攻撃を停滞させ食い止め、チームに安定感をもたらしていた。

後半(選手交代後)

選手交代がないまま始まった後半戦、バイエルンは58:42秒に失点を許す。

Weiserに対し、Daviesが後手を踏みそのままスーパーゴールを決めた。

Weiserにボールが渡ってしまった原因を見てみれば、NjinmahとSchmid2人に対し5人で囲っていながら奪取できなかったことが始まりだった。
前半通して緩かったネガトラの部分が相手に猶予を与えることになってしまった。

64分
バイエルンは
Guerreiro→Goretzka、Kimmich→Muller、Davies→Tel 
フランクフルトは
Woltemade→Borre
という交代策を講じた。

バイエルンの保持

失点してから思い出したかのように強度をあげて試合に挑みだしたバイエルンは3-1-4-2のような形で攻めていく

80分ぐらいからSaneとComanの左右が入れ替わり、Sane得意のカットインシュートや横断絡めた連携、Anthony Bary効果もあって圧倒的なスタッツを誇るセットプレーから定期的に決定機を作り出すがZettererのセーブやブレーメンの選手たちが集中力を切らさずに守り続け結果0-1でバイエルンが負けとなった。

まとめ

トゥヘルらしからぬネガティブトランジションを軽視した配置と人選ともともとある程度選手任せのところが強かった最終局面の崩しの設計の甘さ、前日にライプツィヒと今季ベストゲームを行い、今シーズン無敗を継続しているレヴァークーゼンという存在がいながら失点してから動きが変わりだす選手たちのゆるみ。それらが合わさったチーム全体の敗北だったように思う。

水曜日に延期分のウニオンベルリン戦があるので、そこでなにか目に見える変化があることを期待したい。







あとがき

初めてある程度の長さのレビュー書いて毎説書いてたorくん(@kitto_My_turn)の凄さを猛烈に痛感してた。前半の内容についてあれこれ言いたいなで書き始めちゃったから後半の内容めちゃくちゃ薄いし、本当はブレーメンのNjinmahが定期的に外抜けで陣地回復してて🌸とかそういうことも書きたかったけど無理だった。というか図のNjinmahがNjimahになってる。人の名前間違えてるので終わりにします。

あとkeita(@🟡)がライプツィヒvsレヴァークーゼンのレビュー書くらしい

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