noteの自分のアイコンのナゾの物体は、
一応スライムです。

今は社会人になり独立している息子の９歳の
誕生日に作ったケーキ（？）の一部です。


その頃は夫とアジア料理のお店を経営し、デザートはほぼ私がレシピを作っていました。
杏仁豆腐は北杏と南杏を使って作り、アイスクリームもマシンで手作りし、ケーキやタルト、
チャイプリンなどのプリンも若いスタッフさんたちと一緒にせっせと毎日焼いていました。


当然子どもの誕生日ケーキは気合いを入れて
作りたかったのですが、息子がスポンジ生地に
生クリームとフルーツという類のケーキが嫌いで、誕生日らしいデコレーションケーキを作るのが難しくて。。。

そこで考えたのが、3段プリン。
その上に、ドラクエ好きの息子のためにマカロン生地でスライムを作って飾ることにしました。
スライムは余裕をもって前日に作っておくことにして、失敗分も考慮してたくさんのスライムを
自宅のオープンで焼きました。


テーブルにスライムたち全員を並べ、目や口をアイシングで付けて乾かしていた時、息子の友達が数人遊びにやってきました。
みんなテーブル上のスライム軍団を見た瞬間、
「うわ！すげー！スライムモリモリや！」
と大興奮。

うまく頭の先がピヨンとならずにてるてる坊主
みたいなスライムや目と口のバランスが変なスライム、いわゆる失敗スライムたちを「食べてもいいよ！」と私が言うと、
「やったー！」と少年たちは喜んでスライムを
手にとりました。

お調子者の1人が『アムッ』と一気にスライムを
口に入れました。
「えー！丸呑みー？！(笑)」
結構シュールな光景でした。
他の子もゲラゲラ笑いながら、『アムッ』とスライムを口に入れていきます。
うまい！おいしい！と次々にスライムを平らげる
少年たち。
あーおいしかった！と満足した後、リビングの
ソファーにみんなでギューギューに座り、ドラクエを始めました。

当時、息子たちはこのシリーズで盛り上がっていたような。。。

写真のヘンテコ誕生日ケーキのスライムは、当時のいかにも小学生！な息子たちの姿と、家の中でよく聞こえたドラクエの音楽🎵の記憶を含み、
見るたびにクスッと笑える私の大事な宝物です。