見出し画像

Stand out Fit in. はみだして なじめ

数ある冒険の中でも、たいへん奥深く、しかも日本特有の食べ方であるTKG(卵かけご飯)冒険家の三木芳夫(@Y_tronc)と申します。

卵かけご飯の歴史は浅く、実は江戸後期から近代にかけて普及した食し方で
日本は世界的に見ても非常に珍しい文化を有していることになり…


こちらが今年の私のTwitter上で3万imp越えした卵かけご飯の写真になります。泡立てた卵白を先に白米に混ぜ込んだあと、食べる出汁醤油の上に卵黄を乗せたもの。
あかんあかん。全然人事の話、始まらへん。

気を取り直して、

今回は、ホスピタリティーウインナーユーゾーさん(@NishijimaYuzo)にお声かけ頂き、ノリで即答した人事 Advent Calendar 2018 の出番ということで「忠臣蔵、討ち入りの日」つまり、わたしの両親の結婚記念日の夜にも関わらずPCの前に座っています。

いま巷を席巻しているiCare社の採用TikToker 中野さんの素晴らしい記事

の中でとんでもないキラーパスをいただきましたので

僭越ながら「箸休めご飯論法」で今回は気が付いたら4ヶ月ぶりのnoteを書こうと思います。

人事をやっていると色んな癖が出来るものなのですが、その辺りの話は渇愛します。↓こちらをよろしければご覧下さい。

「箸休めご飯論法」になるかどうかは置いておいて、私はいまも昔もこれからも仕事でずっと大切にしている考え方がありますので、そのお話を書きたいと思います。

私が組織や事業を考える上で最も大切にしていること、それは

一貫性のあるストーリーを創り出すこと

です。

新卒から長らく勤めた会社で最初から最後まで言い続けられたこと。それがこの一貫性のあるストーリーを創り出すことでした。

その中でもとりわけ大切だと思っているポイントは以下の5つです。

①ブランドは1日にしてならず
②腰は低く、敷居は高く
③爪の先まで意識して創りこむ事
④仲間選びを本気ですること
⑤仲間たちが遊べる場を創り続ける事

ここから具体的に説明していきます。

①ブランドは一日して成らず

大変有名なことわざの一つである「ローマは1日して成らず」をもじったものです。

ローマは一日にして成らず:大事業は長年の努力なしに成し遂げることはできないということ

何事も短期間で成し遂げることは難しく、長い時間をかけて大成させるという意味だと解釈しています。
最近の流れで行くとスタートアップのJカーブのような、この話には当てはまらないケースも出てきていますが、

本当の意味で永続的でかつ社会に大きな価値をもたらし、多くの人がその価値を体感し、一言で言い表わせる、もしくは同じ感覚を共有できる状態になるまでには時間がかかると思っています。
そこに至るまでは茨の道が待ち受けているのだという訳です。

②腰は低く、敷居は高く


『大きな会社を作って社会貢献がしたい』、『この世の中に新たな概念を生み出したい』など、大きな志があるのは素晴らしい。

ただ、忘れてはいけない大事な事が一つあります。
全てのヒトモノコトに対して公平公正に接する心掛けを忘れない事。

これは何かというとブランドを創っていこうという人や組織が上からモノを言っても何も刺さらないという事です。

大上段から「これすごくいいから、買った方が良い」と言われてもなかなか買いづらいですよね。傲慢な態度を良しとする人はいないですし、人を選んで態度を豹変させる様な人は信用出来ません。

常にこれができる状態を作るにはどうしたらいいのか。

これも自分たちが絶対だと信じられるプロダクトと組織をつくる以外の特効薬はないのだと知りました。
どんな仕事でも関わる全ての人たちと上下では無いパートナーシップを組むこと。それを徹底出来る仕組みをつくること、これはストーリーを作るのにたいへん重要なポイントになります。

でも敷居は高く?

どういうこと?という感じですが、これは安易な値引きなどには応じないということです。ビジネスをやっているといつか必ず直面する値引き。
これを一回でも呑んでしまったり、それを許してしまう組織はやはりブランドにはなれないのだと。

常に愛されるけれど、自分たちの提供する価値については絶対に安売りしないこと。

そして、それが出来るように組織を作ることが重要なのです。

③爪の先まで意識して創りこむ事

ブランド価値を体現するのは、まぎれもなく提供するプロダクトとそこに関わるスタッフ、顧客接点を持つビジネスであればそこでの接客や雰囲気、香りや服装、果ては持ち物までにも気を配るという事になります。
マーケティングの世界ではタッチポイントとも呼びますが、このすべてに意味を持たせないといけないのです。

その企業が顧客に体感してほしい事を端から端まで設計することが重要になります。

④仲間選びを本気ですること

これはもう言うまでもなく、みなさんお分かりだと思いますので、そんなにダラダラ書きません。

つまり、誰をバスに乗せてどこに向かいたいかです。

いいまとめでしたのでリンクも貼っておきます。

ここでのポイントははじめは社長や創業者が始めた会社を世の中に知って貰うためにはやはり遠心力が必要になるということです。

このはじめのメンバーをしっかり集めて、このフェーズからブランドを意識してビジネスも組織も作っていかないと後からはなかなか修正が効かなくなります。この動きを見てください。

これはカオス理論といって、単純な計算で将来の動きを予測できそうな現象であっても、初期状態が少し違うだけでまったく異なる結果に到達してしまう、動きの予測が事実上不可能な現象を説明する理論を可視化した図です。

気になる方はこちらの記事もどうぞ。

最初できちんと設定をしないとあっという間に制御できなくなるという話なのですが、採用や組織も同じだと思っていて何事も始めが肝心なのです。

はじめがきちんとしているとこのような状態を生み出すことが出来ます。

物理的な遠心力の話をすると

つまり向心力が求心力で、遠心力が外にむけて発信される組織の力になるのだということです。このようなイメージを持って採用と組織の関係を考えています。どちら一方に偏るのではなく遠心力と求心力が釣り合う状態をつくるイメージです。

⑤仲間たちが遊べる場を創り続ける事

上記の向心力を高める施策として、最も重要なことは会社の中で働くスタッフが仕事で遊べる場を創るということです。

初期参加したメンバーにはどんどん仕事を作り続けていかないといけない。
遠心力が高めれば、もっと大きな刺激が必要になります。
そうなった時に今までの円で満足できる仕事であれば、刺激が足らず他をみたくなってしまうものです。

ここを組織の発展モデルでいま自社がどの位置にいるのか、その段階よりも少し先の仕事にチャレンジできるようにしていくのです。

これらすべてを一貫性のあるストーリーで紡ぐことが出来たら素晴らしい会社になるのです。12年間お世話になった学び舎ノバレーゼ 。見ていただければわかると思います。

これからも社会に新しい価値を提供できるよう頑張りたいと思います。

明日はこれから絶対にみなさん知っておいたほうがよい会社、新素材LIMEXを提げて、世界に殴りこむ株式会社TBMの増田さん(@r_f_11 )です。

それでは素敵な週末をお過ごしください。

Stand out Fit in.

はみだして なじめ
めちゃくちゃいい言葉だなと。

こちらの曲を元に次回は記事を書きたいと思います。

それでは、皆さま良い週末を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?