少し落ち込んだからめっちゃ落ち込んだ文章を小説風に書いてみよう。
最近…ちょっと落ち込むことがありまして、そんなにクヨクヨしてないと思いつつも、時々ドロドロとした気持ちが込み上げてくるのでそれならもう悲劇のヒロインっぽい文章を書いてみよう!小説チックに書いてみよう!
そんな風に思いました。
これはちょっと変わった自己啓発。
文章を書くのが好きな女の1人遊び。
安心してください。
私は元気です。
精神的にも正常です。
それでは少し闇の世界へ行ってみたいと思います。
この物語はノンフィクションですが少し誇張しています。
【小説風】手のひらは空を掴む
風の音で目が覚めた。
カーテンの隙間から見えるのは漆黒の闇。
一体何時間眠ったのだろう。
心なしか肩がだるい。
そうだ、私は昨日決戦に負けたのだ。
昨日の朝は夢と希望に包まれていたのに、まるで空気の抜けた風船のように私の心は萎んでしまった。
あの時もっと落ち着いて行動していたら、もっと事前のリサーチをしていたら。
未来は違っていたのかもしれない。
そんな事をクヨクヨと考えていた。
少しずつ空が明るんできて私は重い体を起こしなんとか立ち上がった。
外に出て今日の風を浴びる。
昨日とも明日とも違う今日の自分。
ほんの少し海の香りが混じる空気に包まれて、まだ薄暗い街を見下ろす。
遠くにそびえるマンションの窓はまだ殆どが真っ暗だ。
今日という日がスタートしているのはほんの一握り、私はこの早朝の景色が好きだ。
スマートフォンのうっすらと曇った画面。
3時間止まる事なく押し続けたリロードボタンのあたりに丸い指紋の跡がくっきりとついていて必死だった自分を思い出して少し笑った。
何度もダメだと諦めながらも数十分事に現れるピンクの申し込み画面を見る度に胸が躍る。
ワクワクした気持ちで飛行機に乗っている自分を想像しているうちにまた長い長い迷宮に逆戻りするのだ。
幸運を手にした人たちに一喜するのも束の間、なぜ自分だけが…そんなドロドロとした気持ちが押し寄せる。
いつだってチャンスがあるわけじゃ無い。
たくさんの誘惑をずっと我慢してきたのに報われたっていいじゃないか。
人と比べて卑下する事は出来るだけしたく無い。
人は人自分は自分。
そう親から教えられてきた。
それなのにやっぱり比べてしまう自分が何度も現れてその度に徳を失っていったような気になった。
チャレンジできている事だって当たり前では無いと分かりながらもどうしたって沈んでしまう。
そして私は3時間の攻防に敗れ肩を落として家に帰った。
泣きたい程に悲しい気持ちもまだ宿題の終わっていない息子を怒ったり急かしているうちに忘れてしまった。
1人じゃ無くてよかった。
怒りの気持ちも時には役に立つじゃないか。
今でも時々落ち込んだり羨んだりする事もあるけれど、クヨクヨしても後ろ向きになっても俯く事が出来ないぐらいの供給で前を向かせてくれるあの人がワクワクや喜びをたくさん与えてくれるから明日が楽しみで仕方がない。
否が応でも前を向くような環境がそこにあって、ヘンゼルとグレーテルにそんな描写があったなと時々思う。
きっとこれからもたくさんの幸せを蒔いてくれるから、いつか笑顔でハイタッチが出来る未来がきっとあるという希望を持って歩いて行こう。
広い空と海は時に私の心に棘を刺すけれどやっぱり大好きで、プスプスと開いた穴を埋めてくれる存在で…そんな事を考えていたらこの歌を思い出した。
すげえな水戸黄門すげえじゃん!
くじけてなんていたらまた泣く事になるのね。
何かを求めて生きてやるぜ!
サインや思い出を心の印籠として掲げて歩ける日がきっと来る!
助さん格さん共に前を向いて歩こうじゃありませんか。
笑って暮らすも一生,泣いて暮らすも一生
これが私の座右の銘だから。
雨音
最後小説の定義がグダグダになりましたけれども書いてなんだかスッキリいたしました。
いや…ほんとあの歌すごい!
なんの話やねん?と思った方へ…
これよ、これ。
18時から21時29分の戦いに敗れた女の話でした。
ざ・い・こ・ぎ・れ…
ようやく買えたと思ったら在庫切れだった女のはなし。
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