"経営企画"を15年以上やっていたら、 コミュニケーション能力が爆上げになり女性と仲良くなるスキルが身に付いて、しかも副業を始めることが出来ました。

こんにちは遠藤直幸です。

2018年4月よりTwitterアカウントを本格運用を始め、10月現在では約600人の方にフォロー頂きました。誠にありがとうございます。調度良い機会かなと自己紹介がてら今後のツイートの方向性をnoteにまとめました。全文無料ですのでお気軽にお読みいただければ幸いです。

(目次があれば読み易いとは思いますがスキルが追いついていません。長文となり恐縮です。今後は改善いたします。)


これほど多くの方にツイートをご覧いただくようになって恐縮なのですが、実は開始以来ずっと悩んでいました。

自分の強みは何だろう。
自分にしか発信できないことは何だろう。

 
40代でガールフレンドさんがいることは珍しいだろうと意気揚々Twitterを始めたものの、ナンパ界隈を始め猛者揃い。自分の見えていた世界がいかに狭かったか、井の中のカエルであったか、を思い知る日々でした。

その間、コンセプトも揺れ動いてます。今までのキャッチコピーは
 ・おっさん無双
 ・安心/安全/安定
 ・Men's ファンダメンタルズ

どれも自分の一部分を示していることは間違いありません。ただ、本当に遠藤直幸の「軸」「コア」なのか、と考えるとしっくりこない。

様々な方のnoteを購入して研究したり、Twitterを通じて知り合った方に(まともな意味で)お会いしたり、有料でブランディングのコーチングを受けてみたり… などもがいてみました。そして気がついたこと:

自分はモテるために特別な努力をしていない!


「はぁ?」とお感じになる方もいらっしゃるでしょう。これまで散々「モテるためにはこうしたらいいよ〜」とツイートしていたのですから。ただ、既婚者ながら複数のガールフレンドさんとお付き合いしていることは間違いありませんし、SNSでお知り合いになった方と対面・ネット上で親しくさせていただいていることも事実。なので「モテる」要素はあるはず。

なぜ、女性と相対しても緊張しないのか
なぜ、女性に"安全"と感じてもらえるのか
なぜ、女性との会話のネタに困らないのか
なぜ、女性の気持と行動を推測できるのか
なぜ、頻繁に連絡しなくてもまた会えるのか

はっきり申し上げて、これらの行為はほぼ無意識で行っています。

「こう考えられるから、この言葉を使えば効果的!」とか考えていません。それはモテることにフォーカスして学んだ、身につけた能力ではないから。ならば日々の生活から体得したのだ、と仮説しますと、これらの能力は毎日の大半を占める会社での仕事において実践していることになる。

そして私の仕事はと言いますと"経営企画"です。日常的に社内の多くの方との関わり合いを通じて「社内調整」を行っています。従って必須とされるスキルはコミュニケーション能力となります。

つまり、私の"モテる"スキルは、会社における
"経営企画"の仕事を通じて身につけたものだった!


という結論に至りました。

外資系企業に就職して約20年。入社以来一貫して所属してきた部署は一般的には"経営企画"と呼ばれています。馴染みのない方も多いかと思います。

主に担当する仕事はこちら。

①経営会議の運営
②実績管理・報告
②短期目標の決定
③長期戦略の策定

【参考:外部サイト Career Garden 経営企画の仕事】
http://careergarden.jp/keieikikaku/work/

①の頻度は週単位。②は1か月単位、③は年単位、④は数年に1度という感じになります。お堅い仕事に見えるかもしれません。何か難しそうとか、ものすごく専門的とか。この種の仕事に携わっている方は少なく、とりわけこのSNSで発信している方は更に少ないかと。なので実情が伝わりにくい。

この仕事の本質は「意思決定のサポート」です。


・四半期目標のため訪問件数を設定する
・年間目標のため営業員を新たに増やす
・来年度の予算案と割り振りを決定する
・数年にわたって投資する分野を決める

実際に決めていることはこんな感じになります。モテることとは程遠そうなのですね。確かに決めていることはビジネスに直結したことばかりですし、これらの提案を作成するまでにはデータの分析や検証、理論の確認など専門的な知識を必要としてはいます。

ただ、どんなに簡単に見える施策でも100%の情報が揃った状態で、間違いないという確信のもとで決定に至ることはありません。意思決定とは、ある種の「賭け」です。そして、その前提として心理的な状態が大きく左右することになります。

ぶっちゃけますと、結構な規模の企業であっても、意思決定は「何となく」や「その時の心理状態」にかなり左右されるのが実情なんです。だって、どんなに偉い肩書でも、所詮は人なんですから。

経営企画の真のミッションは、そういった人間心理を踏まえた上で、会社にとって適切な結果を導く可能性が高い選択を、偉い人に気持ちよく決定してもらい、それを実行に移すことにあります。決めれば終わり、ではなく、遂行され、アウトプットがあり、それが成果につながることでようやく意味をもつのです。

気持ちよく意思決定してもらうため、
ものすごい地味なことをしています。


経営会議を開催する、となるとこんな感じ。
・案件の内容を事前に把握する
・簡単に決まる案件と、時間がかかる案件とを分ける
・上司に議題の順番の草案を作ってOKをもらう
・案件の担当者に連絡して順番と持ち時間を連絡する
・案件の説明者に連絡して状況と時間厳守を連絡する
・難しい案件の説明者には議論の流れの予測を教えてもらう。先送りしていいのか、最低限決めてもらわないといけないことを事前に聞いておく
・資料を準備する
・実際の会議に臨む

本当はもっと細かいタスクに分かれるのですが、これだけ書いてもお腹いっぱいになりますね。そして、たくさんの人が絡むことがご理解いただけるかと思います。

自分の直属の上司やチームメンバーだけでなく、その案件を担当するスタッフ、その上司、さらにその分野の役員だったり。その部署のトップや、社長決裁案件であれば社長はもちろんのこと、財務部長などなど本当にたくさんの人と確認しておかなければいけません。

「経営企画」という派手な名前をいただいていますが
その実情は多くの人の間の「社内調整」になります。


そして先述の通り、全ての人には感情があります。報告・連絡・相談するにしても、その人と話をする状況によって結果は異なります。いかにスムーズに自分の望むように相手に決めてもらったり行動してもらうか、を考えれば、当然、相手はいまどんな心理状態なのか、何を考えているのか、を想像することになります。

例えば、気難しい役員に仕事上のお願い事があるとします。まずもってしなければならないことはスケジュールの確認です。もちろん、依頼事項ですし相手とは格の違いもありますから、メール1本で済ますより、直接会ってお願いするほうが承諾してもらう可能性が高まりますから、会議の時間をお願いすることになりますので。じゃ、ただ単純に空き時間をもらえればいいのか、というとそうではありません。前後にどんな予定が詰まっているか、は非常に重要な要素です。自分の前に物凄いめんどくさい議論を必要とする会議があれば、相手は不機嫌のまま自分の会議に来るかもしれません。また、自分の後に外出する予定があれば、時間厳守がMUSTとなり、頂いた時間内に説得できなければ、また次回に先送りになってしまいます。自分のもらう時間を最大限効率的に使うには複数のシナリオを持たなければいけません。そのためにもその人のスケジュールを理解しておくことが重要になります。

で「スケジュールを知る」とさらっと書きましたが、役員にもなれば「予定表」は実は機密性の高い情報になります。誰と会っているか、が分かればいろいろと推測することもできますから。なので、意外に簡単に教えて貰えるものでもないんです。特に役員には秘書さんがいますし。そうすると秘書さんといかに普段から仲良くなり、いざとなったときに助けてもらえる関係を築かなければなりません。しかも、うちの会社の秘書さんはベテラン揃い。ある意味、「取り入る」必要があります。

正直なところ、私自身にはこの点については天性のものがあると考えています。つまり、生まれながらのマダムキラー。学生時代に塾講師をしていたおきも、生徒の親御さんからは絶大な信頼をいただいていました。ま、見た目の要素もありますが、「居酒屋の店員なみの礼儀正しさ、元気の良さ、そして言われたことに対する忠実さ」を愚直に続ける。相手は「よしよし、かわいがってあげよう」となる。

ここまで来ると、本当に困ったときに助けてくれます。ベテラン秘書さんなので前後の状況を理解しつつ、「遠藤さんの会議がスムーズに進むのはこの時間帯ね」と提案していただけたりもします。

うまく会議の設定が出来ても、本番はここから。相手は気難しい役員です。大抵はそういう方って短気も合わせて持ち合わせているもの。会議の冒頭数分、場合によっては数十秒~1分で会議の概要や、その役員へのお願い事がはっきりと分からないとへそを曲げてしまうかもしれません。発言の順番、見せる資料の順番、各ページの内容・数字・言葉遣い・装飾…こういったことを考えて資料を準備して、会議に赴くのです。

こんなことの繰り返し。

会議において直接話すときだけでなく、電話で説得したり、メールで依頼したり、数百人を相手にガイダンスを送付したり。

「相手が気持ちよく動くためにはどうすればいいか」だけを考えて行動することが私の仕事なのです。


相手が持っている情報を察知し、それに対してどうアプローチするのか、コンタクトする時の心理状態はどうなっているのか、相手の関心事は何で、どういう理由や数字・理論を使って説得すれば納得してもらえるのか、自分事としてとらえてもらうためのストーリーは…を本当に多岐にわたる情報を仕入れ、分析し、伝え、その経験に基づきまた別の問題に取り組む。

入社してすぐはさすがに新米なのでカウントしないとしても、15年以上は毎日こういったやりかたで仕事を進めてきました。

こんな毎日であれば、人間心理に詳しくならない訳がないですし、理論ではなく経験に基づいて身につけた知見なのでほとんど無意識なんです。


なので、自分では言語化がものすごく難しい。ナンパ師の方のnoteを購読しては「確かに俺やってる~」といういわば「答え合わせ」をしている感覚なになります。あと、私は自分の女性遍歴を事実そのままで話すことで(一部の)女性に「刺さる」内容になっているため、ルーティンを必要としない、という個別事情もあります。

ここまでの内容で、「社内調整」の仕事が人間関係の構築やコミュニケーション能力の向上に役に立つ、そして副産物として女性と仲良くなることが得意になった、ということがご理解いただけるのではないかと願っています。

では、なぜこのタイミングでビジネス寄りの情報発信に方針を変えるのか、についてご説明いたします。2つ理由があります。

【方針変更の第1の理由】

先述の通り、私は仕事を集中して取り組んでいた結果、女性と仲良くなる術を身につけることが出来ました。

この「仕事➡女性」という順番でスキルを身につけた方は稀でしょう。ただTwitterのツイートを信じれば、逆に、対女性のコミュニケーションスキルを既に高めている方は多く存在することになります。

「ナンパがビジネスに効く」という内容の発言を目にすることがあります。総論としては完全同意なのですが、ナンパ(対女性対応)のどんな部分がビジネスのどんなシーンに活かされるのか、を繫ぐ詳細な説明は少ないように感じています。

私の経験から得た「仕事➡女性」スキル変換の方法を発信することによって、逆に「女性➡仕事」に変換できる方が増えるのではないか、と期待しています。


【方針変更の第2の理由】

プロフィールに書きました通り、私は41歳です(2018年現在)。会社では「部下なし課長待遇」とそこそこの地位にいますし、額面とはいえ年収1,000万円を超えました。世間一般では「高所得」とみなされるこの待遇ですが、Twitterでも散見される通り、実のところ家族4人で生活していくには現在の収入で十分ということはありません。

となりますと、考えることは副業・複業になります。幸い、うちの会社は黙認されているので支障はありません。でも、どの分野で稼ぐのか、価値を提供できるのか。最初はモテる方法を考えていました。ただ、実際にTwitterの世界を見て、凄腕ナンパ師さんの実力を見てその方向では断念。

模索する日々において一条の光をもたらしていただいたのが落合陽一さんの著書「日本再興戦略」の次の一節でした。以下、引用いたします。

「ホワイトカラーおじさん」の生かし方
では、「ホワイトカラーおじさん」はこれからどう生きてもらえばいいのでしょうか。百姓として、複数の企業で、事務処理的な作業をやってもらえばいいのです。
(中略)
根回しがうまくて、事務処理能力が高くて、オレオレではなくて、年収レンジが高くないおじさんは、ベンチャーにとって極めて有用です。僕の会社もそういう人材が欲しいですし、周りのベンチャーでも同じ声をよく聞きます。大企業のホワイトカラーおじさんをベンチャーに斡旋するサービスがあれば、きっとニーズがあるはずです。
(中略)
企業でイノベーションを起こすには、次々と新事業を起こすシリアルアントレプランナーも必要ですが、そうした人をサポートするシリアルフォロワーも必要です。しかし、ベンチャーの経営陣や採用担当は攻めの人が多いため、つい同じタイプばかりを評価し攻めの人材ばかりを採用してしまいます。大事なのは攻守の人材バランスです。会社のフェーズに応じて、攻守のバランスをうまく調整可能にするのが理想なのです。
(引用終わり)

この文章を読み、強く感銘を受けました。自分の進むべき道はこれだ、と。

日々のツイート自体は対女性関係が多いのですが、これまでもチラホラとビジネスやコミュニケーションについての発言も重ねていました。アカウントブランディングとしては特化していないというのは弱みであることは承知の上でTwitterにおいてアントレプランナーの方とコンタクトをいただくことを考えていたからです。

実はもう既にベンチャー企業の社長さんと懇意にさせていただき、8月からは副業として、先方企業さまの業務管理、市場調査、戦略立案、若手育成に携わらせていただいています。

とても夢のある話ではないでしょうか。確かに私の「経営企画」の経歴は珍しく、同じような状況の方は限られるかもしれません。

ただ、私がやったことは誰でも出来ることです。
・毎日の会社での仕事をひたすらやり遂げる
・そこからの知見、経験を磨き、応用する
・SNSで情報発信してアンテナを広げる

つまり、落合さんがおっしゃる「ホワイトカラー人材の活用」は全く夢物語ではなく、少なくともここの1つの実例があることを示したいのです。


私の情報発信を見て、同世代の方が何かを感じに勇気をもって行動していただきたいですし、私も現状に甘んじず、更に活動範囲を広げるためにも自分の知見をツイートします。

生き方自体を変えるわけではないので、会社員のまま、家庭円満を維持しつつ、ガールフレンドさんと楽しいお付き合いもする、というスタイルは続けます。従いまして、対女性関係のツイートも継続して参ります。

私の発信の根源・背景には「社内調整」という一見するとネガティブなイメージのある仕事を突き詰めた経験がある点をご理解いただいた上で、ツイートをお楽しみいただければ幸いです。


長文にお付き合いいただき誠にありがとうございました。


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